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総合測定ツール「CANape」とカーロボティクス・プラットフォーム 「RoboCar®」XCPによる接続へ【ベクタージャパン/ゼットエムピー】

総合測定ツール「CANape」とカーロボティクス・プラットフォーム 「RoboCar®」XCPによる接続へ
— 自動車、次世代モビリティの開発を加速 −

ベクター・ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:古賀 逸平)と株式会社ゼットエムピー(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、ベクター・ジャパンの適合ツール「CANape」とZMPのカーロボティクス・プラットフォーム「RoboCar®」を、汎用的な測定適合プロトコルであるXCPで接続することで合意いたしました。これにより、自動車および次世代モビリティ開発を促進する強力な開発環境が誕生します。

CANape http://www.vector-japan.co.jp/vj_canape_jp.html
RoboCar http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/robocar.html

効果

1.RoboCarにおけるACCの開発を加速
RoboCarは、ACC(AdaptiveCrouseControl)をもつ1/10サイズのロボットカーとして使用することが可能であり、CANapeにはACCにおける測定および適合が可能です。よって、実車での測定適合として実績のあるCANapeをRoboCarに使用することにより、実車無しに開発が可能となり、開発を加速することが出来ます。また、実車無しに教育・研修が可能となります。

2.総合的な測定適合環境を実現-ECUを視覚化—
CANapeとRoboCarはXCPによって接続します。この接続によりRoboCarに接続されている各センサのみならず、制御しているソフトウェアの動作の視覚化までも可能になります。視覚化されたソフトウェアの動作結果に基づき、動作を決定する定数を変えることもCANapeから可能になります。

3.1/10サイズロボットカーから実車両へのシームレスな移行
RoboCarで開発に使用したCANapeはそのまま実車両で同じ開発環境として使用することが出来ます。また、RoboCarでの開発に使用した測定データとの比較や決定した制御の定数の移行などが可能です。

製品概要

■CANape   http://www.vector-japan.co.jp/vj_canape_jp.html
CANapeはECUの内部状態からCAN/LIN/FlexRayなどのネットワークやアナログとセンサー、GPSやビデオなどを統合的に測定し、ECUの適合(キャリブレーション)を行なうツールです。ECUの測定および適合を実現するための手段としてXCPと呼ばれるオープンな汎用プロトコルを使用することが可能です。



■1/10スケールロボットカー「RoboCar®
http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/robocar.html
RoboCarは、ステレオカメラによるリアルタイム画像処理(NECエクトロニクス製高速並列画像処理チップIMAPCAR搭載)を始めとする充実した環境認識機能を高精度・高剛性の4輪台車に搭載した、1/10サイズの電気自動車プラットフォームです。ロボットにはLinuxの開発環境が搭載されており、C言語で開発が可能です。RoboCarにより、自動運転、行動計画、衝突(障害物)回避、協調(交通)制御、といった分野で構築したアルゴリズムを、1/10サイズのロボットカーで検証することができます。

■ロボット×超小型電気自動車「RoboCar® G」
http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/robocar-g.html
実使用に近いサイズでの研究開発ニーズに応えるため、電気自動車プラットフォーム開発を行う群馬大学次世代EV研究会の成果物である超小型電気自動車に、1/10スケール RoboCarで培った技術、ノウハウを付加しました。

 

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