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ナイロン素材に特化した工業用接着剤が誕生【スリーエム ジャパン】
2023年6月22日
ナイロン素材に特化した工業用接着剤が誕生
~3M独自の接着剤技術で、製造現場のコスト削減、生産性向上を加速~
3M™ Scotch-Weld™ 二液混合アクリル接着剤 ナイロンボンダ― DP8910NS 6月22日から販売開始
スリーエム ジャパン株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役:宮崎 裕子)は 6月22日から、自動車、複合部品、EVバッテリー、一般工業など、ナイロン素材の接着を必要とする製造現場に向け、ナイロン素材専用の接着剤を販売開始します。
ナイロンは、強靭さ、耐熱性、耐薬品性など、高い性能を備えていることから、様々な分野で使われてきた素材です。反面、接着するのが難しい素材でもあります。高い強度で接合するには、プラズマ処理やフレーム処理などの表面処理をしてから接着が必要など、手間のかかる工程がありました。更に、異なる素材との接着も難易度が高いことから、今までは利用できる用途に限界がありました。
「3M™ Scotch-Weld™ 二液混合アクリル接着剤 ナイロンボンダ― DP8910N」は、業界では難しいとされてきたナイロン素材の接着を下地処理なしでも構造用強度で接合が可能で、ナイロンと異なる素材との接着も容易にすることができます。自動塗布機による塗布も可能で、製造現場のコストと生産時間の削減を実現することが可能となります。
また、ナイロン素材の接着が容易になることで、自動車部品の軽量化、家具やスポーツ用品などのデザイン性向上といった、工業製品へのイノベーションをもたらすことにも期待できます。
ナイロン専用の接着剤は現場からのニーズも高く、新製品の導入により、2026年までに当該接着剤カテゴリーの売り上げを3倍以上にすることを目指します。
〈担当者の声〉
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田口 慎二(たぐち しんじ) スリーエム ジャパン株式会社 テープ・接着剤製品事業部 マーケティング部 マネージャー |
3Dプリンターの材料としても使われるナイロンは、試作時、量産時における接合方法の確立が課題でニーズの高い接合用途でした。3Mのコア技術である接着のテクノロジーを活用した60年以上の高強度接着剤の研究開発により、ナイロンの構造用強度での接着を実現しました。これまで無かった特徴を持つ今製品を加え、我々は、お客様のものづくりにおけるチャレンジをサポート致します。
〈製品の特長〉〈対象の業界〉
・自動車 ・複合部材 ・EVバッテリー ・一般工業
〈対象の用途〉
・パーツ固定 ・3次元形状の接着
【接着剤】
〈3M™ Scotch-Weld™ 構造用接着剤について〉
3M™ Scotch-Weld™ 構造用接着剤は、過酷な環境下で使用される自動車・エレクトロニクス・建設・一般工業などの構造物の接合に使用するために開発された接着剤です。 60年以上の開発の歴史を持ち、接着強度、硬化条件、硬化速度、粘度、塗布方法など、さまざまな特性を持った幅広い製品群から、信頼性の高い接合力を提供します。 |
製品紹介サイト http://go.3M.com/NylonBonderDP8910NS-JP
製品のお問い合わせ: TEL: 0570-011-511(ナビダイヤル) |
【 3Mについて】
3M(本社:米国ミネソタ州)は、サイエンス(科学)が明るい未来を創造すると信じています。人びと、アイデア、サイエンスの力を解き放つことによりさらなる可能性を模索し、世界中の社員がお客様、地域社会、そして地球の課題を解決するために取り組んでいます。人びとの暮らしを豊かにし、「これから」を創り出すための3Mの活動は www.3M.com またはTwitterの @3M 、@3MNews をご覧ください。3Mジャパングループについては www.3mcompany.jp をご覧ください。
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