ニュース

ジャガーTCSレーシング、 ABB FIAフォーミュラE世界選手権の2024年シーズンに向けたドライバーラインアップを発表

2023年8月10日

  

ジャガーTCSレーシング、
ABB FIAフォーミュラE世界選手権の2024年シーズンに向けた
ドライバーラインアップを発表
ミッチ・エバンスと契約延長し、新たにニック・キャシディが加入

  

■ミッチ・エバンスと複数年契約を締結。ジャガーTCSレーシングとは8シーズン目を迎え、フォーミュラE史上最長のドライバー&チームのコンビとしてさらなる一貫性を保つ

■エンヴィジョン・レーシングで充実した2023年シーズンを過ごしたニック・キャシディが2024年シーズンからチームに新加入

■ニュージーランド出身コンビがタッグを組む2024年シーズンは、1月13日にメキシコ・シティで開幕

2023年8月3日、7日 英国ゲイドン発: ジャガーTCSレーシングは、Gen3の2年目を迎えるABB FIAフォーミュラE世界選手権の2024年シーズンに向けたドライバーラインアップを発表しました。ミッチ・エバンスと複数年の契約延長し、さらにニック・キャシディが新たに加わります。

ニュージーランド出身のミッチ・エバンスは、チームがフォーミュラE世界選手権への参戦を開始した2016年にジャガー・レーシングからデビューすると、すぐに頭角を表します。2023年シーズンは、4度の優勝、7回の表彰台、3回のポールポジションで過去最高のポイントを獲得し、年間ドライバーズ・ランキング3位となりました。過去7年間で10勝、表彰台25回、ファステストラップ8回、ポールポジション6回、チャンピオンシップポイント733点を獲得する強力なコンビを形成しています。さらに、ミッチは3シーズン連続でタイトル争いを最終戦まで繰り広げ、最高のドライバーのひとりであることを証明しています。

また、2024年シーズンから新たにチームに加入するニック・キャシディは、ミッチ・エバンスと同じくニュージーランド出身で、幼い頃からレースを始め、カート、フォーミュラ・トヨタなどのカテゴリーでミッチ・エバンスとチームメイトとして競い合った経験をもちます。2008年にフォーミュラ・ファースト・ニュージーランド・シリーズで優勝デビューを飾ると、その後はFIAフォーミュラ3ヨーロッパ選手権とルノー2.0選手権に参戦し、ニュージーランドとヨーロッパでレースの基礎を磨き、活躍の場を日本へと移しました。トヨタのドライバーとして、2015年には全日本F3選手権、2019年にはスーパーGT選手権とスーパーフォーミュラにおいて年間チャンピオンに輝きました。

その後、2020年よりエンヴィジョン・レーシングのドライバーとしてフォーミュラEに参戦し、2022年にはニューヨークE-Prixで初優勝を飾ります。2023年シーズンは、「I-TYPE 6」を駆るエンヴィジョン・レーシングが年間王者となり、ニック・キャシディは年間ドライバーズ・ランキング2位と、チームの優勝に大きく貢献しました。

ミッチ・エバンスとニック・キャシディの戦績を合わせると、通算15勝、37回の表彰台、11回のポールポジション、1076ポイントとなり、最強のドライバーラインアップとなります。

2024年のABB FIAフォーミュラE世界選手権は、2024年1月13日にメキシコ・シティで開幕します。世界各都市の中心部にあるストリート・サーキットで、全17戦におよぶ激戦が繰り広げられます。

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパル、ジェームズ・バークレーのコメント
「ミッチが2024年シーズンとそれ以降もジャガーTCSレーシングの重要な一員であり続けることはこの上ない喜びです。ミッチは、ジャガーが2016年にレースに復帰して以来、チームの創設メンバーであり、現在ではジャガーの歴史の中で最も長く活躍しているドライバーでもあります。彼が世界で最も才能あるドライバーのひとりであることを何度も証明してきました。私たちの新たな章をこれからもともに歩めるという現実に胸が高まっています。
そして、ニック・キャシディのチームへの加入を発表できたことを嬉しく思います。彼が日本でレースをしていた頃からずっと注目していました。 フォーミュラEに参戦して以来ますます力をつけており、2023年シーズンの活躍は非常に目覚ましいものでした。ニックはチームへの加入にとても意欲的であり、彼をジャガー・ファミリーに迎えられたことを誇りに思います。 私たちは、最も強力なドライバーラインアップを擁して新シーズンに臨み、『I-TYPE 6』と才能豊かなチームとともに、再びドライバーとチームの両タイトルに挑戦します。」

ジャガーTCSレーシングドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント
「2016年からジャガーTCSレーシングと一緒にやってきて、この良好なパートナーシップを継続するという選択は自然な流れでした。この7年間、信じられないような瞬間をいくつも経験してきたので、次の章をチームとともに紡いでいけることを楽しみにしています。ジャガーのためにレースをし、JLRの“REIMAGINE”戦略において、チームとともに重要な役割を果たせることを誇りに思います。」

ジャガーTCS レーシングドライバー、ニック・キャシディ(#37)のコメント
「2024年シーズンよりジャガーTCSレーシングチームに加わることになり、とても興奮しています。2023年はこれまでで最も成功したシーズンであり、再び『I-TYPE 6』のステアリングを握り、ポイント、表彰台、優勝を目指して戦うのが待ちきれません。ミッチとは子どもの頃からお互いを知っていて、何度もレースで対戦してきました。チームメイトとして一緒にレースができることを誇りに思います。そしてモータースポーツ界の勢力図においてニュージーランドの存在を示し続けたいと思っています。」

  

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年8月3日、7日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

  

以上

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。
2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権では、ジャガーTCSレーシングはフォーミュラEでチーム最大のポイント獲得となる292ポイントを獲得し、準優勝に輝きました。ドライバーズ・ランキングではミッチ・エバンスが197ポイントを獲得し、3位に入りました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

2023年は、世界初のネット・ゼロ・レースカーであるGen3マシンで各チームがレースに臨む最初の年になります。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。ジャガーは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、レース距離の全行程で使用します。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン9(2023年)ではメキシコ・シティ、ディルイーヤ、ローマなどの世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、ハイデラバード、ケープタウン、サンパウロなどの新たな開催地を転戦した後、ロンドンで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦が行われました。

フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバー(JLR)のグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを使命としています。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っています。
詳細については、https://media.jaguarracing.com/をご覧ください。

  

Jaguar PR social channels:
- Jaguarウェブサイト: http://www.jaguar.co.jp
- Facebook: https://www.facebook.com/JaguarJapan
- Twitter: https://twitter.com/JaguarJPN, @JaguarJPN
- Instagram: http://www.instagram.com/jaguarjapan
- YouTube: https://www.youtube.com/jaguarchanneljp

◆お問い合わせ先◆
ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689
(9:00~18:00、土日祝日を除く)

  

  

  

ジャガー・ランドローバー ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ジャガー・ランドローバー
#モータースポーツ
#2023年8月10日