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データロガーの最新モデル「imc ARGUSfit」を発売【東陽テクニカ】

2023年7月4日

  

データロガーの最新モデル「imc ARGUSfit」を発売
~小型・軽量化し光ファイバー通信が可能に、ドローンから船舶まで幅広いモニタリングに対応~

  

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、データロガーの最新モデル「imc(アイエムシー) ARGUSfit(オーガス フィット)」の販売を2023年7月5日(水)より開始いたします。
ドイツのimc Test & Measurement GmbH (以下 imc社)が新たに開発した製品で、従来のimc社製データロガーのおよそ3割まで小型・軽量化し、光ファイバー通信で遠距離での分散配置による測定も可能です。ドローンなどの小型モビリティから風力発電機や船舶などの大型構造物まで幅広いモニタリングに対応します。
東陽テクニカは、本製品を2023年7月5日(水)より3日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2023 NAGOYA(https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/nagoya/)」にて国内で初めて披露いたします。

  

背景/概要

近年、世界的にカーボンニュートラルの実現を目指す動きがモビリティ市場に大きな変化をもたらし、電動化やデジタル化が推進されています。モビリティの開発現場では、機能の増加とともに試験も増加傾向にある一方、競争激化により開発期間の短縮が重視され、信頼性の高い試験を効率的に実施していくことが課題となっています。このような課題において、計測システムについては、一度の試験で多くの項目を評価できることや、ドローンなどの小型モビリティの開発に伴い搭載できる計測器の小型化などが求められています。
今回imc社が新たに開発した「imc ARGUSfit」は、従来製品の3割程度の大きさ、軽さとなった超小型な筐体で、光ファイバー通信を使った分散配置に対応しており、工具を使わずにクリック式で簡単にモジュール間を結合できるデータロガーです。

スタンドアローンでの測定にも対応しており、機械の状態監視の用途から、搭載スペースが限定される小型モビリティでの音振動の計測まで幅広い計測に利用できます。光ファイバー通信モジュールを使うことで最大250m離れた距離での分散配置による計測も可能で、風力発電機や鉄道車両、船舶、航空機、橋梁などの大型構造物のモニタリングに適用します。光通信により電気的に絶縁されているため、電気的なノイズに強く、高電位な環境に曝される可能性のある環境でも利用可能です。ユニットの取り外しや取り付けがクリック式なため、モジュール数(チャンネル数)の増減設定が簡単かつ迅速にでき、開発途中で変化する試験内容にも柔軟に対応します。また、既存の「imc CANSASfit」シリーズともクリック接続またはケーブルによりシームレスにつなぎ、「imc CANSASfit」シリーズが提供している高電圧/高絶縁モジュールを接続することにより、バッテリーの評価用途にも適応します。
音振動、温度、変位などさまざまな信号について、最大で1,000チャンネル規模の測定環境の構築が可能で、専用のセンサー情報データベース「imc SIMPLEX」を利用することで、多チャンネルの試験においても手入力による設定時間を短縮し、効率的で信頼性の高い試験を実現できます。
東陽テクニカは、小型で柔軟性の高いデータロガーの提供により、自動車、鉄道、船舶、航空機業界の試験の効率化・高精度化を支援することで、モビリティ市場の発展に貢献してまいります。

  

「imc ARGUSfit」の主な特長

・超小型な筐体
-ベースユニット:153 x 62 x 53(mm)、0.5kg
-音/振動計測モジュール:153 x 40 x 53(mm)、0.33kg
・光ファイバー通信を使った遠距離・分散配置の実現
・最高サンプリング周波数500kHz/ch
・クリックするだけで簡単にモジュールを接続できる独自の機構
・既存の「imc CANSASfit」モジュールとのクリック接続
・最大1,000ch規模の計測環境の構築が可能
・新機能「imc SIMPLEX」の活用
・製品ページ:https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/imc_argusfit.html

<新機能「imc SIMPLEX」について>
・24時間365日稼動するクラウドベースでセンサー情報や測定点の情報を管理
・スケーリングや校正値、フィルタ、サンプリングレートなど各種パラメータの管理にも対応
・RFID/NFCタグ、またはQRコードやバーコードによるスマートフォンを用いた識別
・「imc STUDIO」ソフトウェアとの互換性

【 製品データ 】
・製品名:データロガー「imc ARGUSfit」
・販売開始日:2023年7月5日

【 「人とくるまのテクノロジー展 2023 NAGOYA」出展概要 】
開催展名:人とくるまのテクノロジー展 2023 NAGOYA
会期:7月5日(水)~7月7日(金) 10:00~18:00 ※最終日のみ17:00まで
会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)/ブース番号:113
出展お知らせページ:https://www.toyo.co.jp/mecha/seminar/detail/ate_expo_2023_nagoya.html

<imc Test & Measurement GmbHについて>
imc 社は、1988年にドイツ・ベルリンで設立され、生産性の高いテストおよび測定システムの製造とソリューションプロバイダーを務めています。世界的に有名な計測ブランドで構成されたテストソリューションプロバイダーであるAxiometrix Solutionsの一員です。
自動車工学、機械工学、鉄道、航空宇宙、エネルギーなどの分野のお客様とともに、研究、開発、サービス、生産性の向上に貢献しています。
imc社 Webサイト:https://www.imc-tm.com/

  

<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、1953 年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G 通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
 株式会社東陽テクニカ Web サイト:https://www.toyo.co.jp/

  

  

  

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