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新型「メルセデス AMG A 35 4MATIC」および 「メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+」を発売

2023年4月26日

  

メルセデス・ベンツのスポーツコンパクトとプレミアムコンパクトセダン
新型「メルセデス AMG A 35 4MATIC」および
「メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+」を発売

  

・ メルセデスAMG A 35 4MATICに48V電気システムとBSGを搭載

・ スポーティなエクステリアデザインを採用

・ 安全性や快適性を高めるMBUX ARナビゲーションなどを標準装備

 メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社: 東京都品川区)は、 メルセデスのスポーツコンパクトモデル「A クラス」にスポーツモデル「メルセデス AMG A 35 4MATIC」(以下、A 35 4MATIC)と「メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+」 (以下、A 45 S 4MATIC+)を、プレミアムコンパクトセダン、「A クラスセダン」にスポーツ モデル「メルセデス AMG A 35 4MATIC セダン」(以下、A 35 4MATIC)を追加し、本日 より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売します。

 Aクラスは、ワイド&ローのプロポーションとアグレッシブで若々しいスタイリングに メルセデス・ベンツの先進技術を注ぎ込むことで高い快適性を持つ、スポーツコンパクト モデルです。Aクラスセダンは、AクラスやBクラスなどに使用している最新の前輪駆動 シャシーをベースにしたプレミアムコンパクトセダンです。セダンのフォーマルさと、 Aクラスの持つ若々しいイメージを融合させたモデルで、狭い街中であっても持て余す ことがない、コンパクトなボディサイズが特長です。両モデルとも、対話型インフォテイン メントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や充実した 安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を取り入れています。

 新型「A 35 4MATIC」および「A 45 S 4MATIC+」は、内外装のデザインを刷新すると ともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートし、 MBUX ARナビゲーション、アドバンスドサウンドシステム等を標準装備、さらに、 A 35 4MATICには48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター) を搭載することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現しています。

パワートレイン

 A 35 4MATIC には、最高出力 306PS(225kW)、最大トルク 400N・m を発生する、 2.0 リッター直列 4 気筒ターボエンジン「M260」が搭載されます。低回転域での力強く、 自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツイン スクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用 しています。今回の改良にあたり、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、 スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と「48V 電気システム」を採用しました。 回生ブレーキ等により発電した電気を約 1kWh のリチウムイオン電池に蓄電し、 振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に 応じて、最大トルク 160N・m*1 の動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワー トレインの総合性能を引き上げます。また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力 を必要に応じて最適に調整することが可能となったため、さらに効率化されています。
*1: モーター単体ではなく、クランクシャフトに作用するトルクです。

 A 45 S 4MATIC+には、、M260エンジンと同様にツインスクロールターボチャージャー や可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」をを採用し、最高出力421PS (310kW)、 最大トルク500N・mを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンの「M139」を搭載 しています。また、最大トルクを5,000から5,250rpmの範囲で発生するなど、トルク カーブが自然吸気エンジンに近い特性を実現しエモーショナルな加速感を味わうこと ができます。また、レスポンスや吹け上がりの改善も行い、レブリミットも高く、 7,200rpmに設定するなど、ピュアスポーツカー並みのエンジン性能を備えています。

 このエンジンは、ターボチャージャーとエグゾーストマニホールドがエンジン後方に、 インテークマニホールドなどの吸気系がエンジンの前方に位置します。これにより、 エンジン搭載位置を下げることにより、操縦性能に貢献するだけでなく、空力的に も有利なものとすることができました。

 シリンダーブロックはクローズドデッキ構造を採用し、最大160barの燃焼圧を可能 にしています。シリンダーライナーにはピストンとシリンダーの間に発生する摩擦を 低減する目的で、特許技術のNANOSLIDE®のコーティングを施しています。

 なお、M139エンジンはメルセデスAMG本社があるドイツ、アファルターバッハで “One man – one engine”という哲学のもと、厳格な品質基準に従って、ひとりのマイスターが 一基のエンジンを最初から最後まで責任を持って手作業で組み上げるという生産 方式を採用しています。

 A 35 4MATICおよびA 45 S 4MATIC+に組み合わされるAMG スピードシフト DCT 8速 デュアルクラッチトランスミッションは、全速度域でのきわめて自然な加速性能に加え、 素早いシフトとシフトアップ時の最適なギアのつながりが得られるようにセッティング され、俊敏、かつダイナミックで気持ちの良い加減速を実現しています。エグゾースト システムには自動制御のフラップを装備しており、選択したドライブモードに応じて、 バランスの取れた音色から、ドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りの エグゾーストサウンドまで切り替えを行うことができます。

スポーティに刷新されたエクステリアデザイン

フロントデザイン
・縦ルーバーをあしらったAMG専用フロントグリルを採用(A 35 4MATIC)
・ 新デザインのボンネットエンブレムを採用
・ サメの尖った鼻先を想わせる前傾したフロントエンドによりシャープさを強調
・ シャープな印象を与える水平基調のヘッドライトデザイン

リアデザイン
・スポーティかつ安定感のあるリアビューを演出する新デザインのリアディフューザー
・ LEDリアコンビネーションランプのデザインを水平基調にすることで、よりシャープな
 印象を与えるリアデザイン

 新型A 35 4MATICおよびA 45 S 4 MATIC+共にホイールデザインを刷新し、さらに、 足元をスポーティに演出するアルミホイールを採用しています。A 35 4MATICには 18インチAMG 10スポークアルミホイール、A 45 S 4MATIC+には19インチAMG 5ツイン スポークアルミホイールが装着されます。また、外装色に新色「ローズゴールド」 を追加しました。

  

より直感的な操作が可能なステアリングホイールを採用したインテリア
 インテリアには、新世代のステアリングホイールを採用し、3本のツインスポークに より近未来的なスポーティさを演出しています。ナビゲーションやインストルメント クラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も 有しています。従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールに かかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ 検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用しました。 これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリング ホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い 勝手を向上しています。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、 すっきりとしたインテリアデザインになりました。さらに、A 35 4MATICではオプション のアドバンスドパッケージを選択すると、シックで高級感のあるインテリアを演出する 本革ブラックをお選び頂くことが可能となりました。

リサイクルから得られた原料を使用したシートを採用
 メルセデス・ベンツの「アンビション 2039」は、2039 年より新車の乗用車について、 バリューチェーンとライフサイクルの全体でカーボンニュートラルな商品を投入する 目標を設定しています。まずは、2020 年代末までに、新車における乗用車 1 台当たりの 全ライフサイクルにわたる CO2 排出量を 2020 年比で少なくとも半減させることを実現 すべく、そのための対策の 1 つが、リサイクルから得られる原材料を採用しています。 新型 A クラスと A クラスセダンの設計においても、使用するすべての材料について 見直し、より持続可能な代替品が使えないか検証が行われました。A 35 4MATIC の レザーARTICO/MICROCUT のシート中央部には、シート表面の 65%、内部材料の 85%がリサイクルから得られた原料を使用したファブリックを採用しています。

最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を標準装備
 新型「Aクラス」および「Aクラスセダン」に最新世代の対話型インフォテインメント システム「MBUX」を採用しました。ボイスコントロールは「Hi, Mercedes」をキーワード として起動します。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、 電話通話、音楽選択、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、 照明など多様な機能にも対応しています。また、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、 ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでも様々な操作をすることが でき、ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けることが可能です。また、 メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと、MBUX AR (Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを採用しました。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされますが、新型では、それに加えて、 車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その 進むべき道路に矢印が表示されます。

メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。

*2: 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない 車両本体価格です。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。メーカー 希望小売価格は参考価格です。価格は販売店が独自に定めておりますので、詳しくは各販売店にお問い 合わせ下さい。

 なお、新型「A 35 4MATIC」および「A 45 S 4MATIC+」各モデルには、新車購入から 3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間 ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証 プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。

 さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証 および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテ ナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品 の交換をパッケージでご提供する「メンテナンス プラス*3」をご用意しています。

*3: 新車登録日から 59 ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離 75,000km 到達時のいずれか早い時点で 終了となります。



 左:メルセデスAMG A 35 4MATIC セダン (BSG搭載モデル)
 右:メルセデスAMG A 35 4MATIC (BSG搭載モデル)


 メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+

  

  

新型「Aクラス」および「Aクラスセダン」に搭載される安全運転支援システムの詳細説明

「インテリジェントドライブ」

マルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況を的確に 把握します。

・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック
「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」は、マルチパーパスカメラと レーダーセンサーにより、高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に 応じて車間距離を調節します。減速が必要な場合、アクセルおよびブレーキ を調整してスムーズに減速し、先行車が停止した場合は自車も停止します。
*4: アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック作動速度範囲:0~約 200km/h
  設定可能速度範囲:約 30~200km/h

・アクティブブレーキアシスト
先行車や路上の物体などとの衝突の危険性を感知すると、ディスプレイ表示 や音でドライバーに警告します。必要な場合はシステムが衝突を回避するため に強力な制動力を発揮できるようブレーキ圧を高めます。
**5: 作動速度範囲:約 7~250km/h

・トラフィックサインアシスト
一般道や高速道路を走行中、カメラが制限速度などの標識を読み取り、ディス プレイに表示し、制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意を 促す機能も搭載します。

・アクティブレーンキーピングアシスト
フロントウインドウのマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが 走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバー に警告します。ドライバーが反応しない場合はステアリング補正によって車両を 車線内に戻そうとします。なお、破線の車線走行時には隣車線の車両もしくは 対向車と衝突の危険がある場合にのみ作動します。
*6: 作動速度範囲:約 60km/h~200km/h

・ブラインド・スポットアシスト(降車時警告機能付)
30km/h 以上で走行時にリアバンパーのレーダーセンサーにより、車両の斜め 後ろのミラーで見えない死角エリアに車両や自転車がいることを警告します。 また、エンジン停止から 3分間、障害物が後方から近づくと、サイドミラー外側の 警告灯が点灯し、さらにドアを開けようとすると、警告音を発することで、死角 から近づく障害物と、開けたドアが接触することを防止する「降車時警告機能」 も付いています。

  

ドライバーを支援するその他のシステム

・ドライブアウェイアシスト
車両前方もしくは後方 1m 以内に障害物があり、その方向に進むギアを 選択した場合、、アクセルを強く踏んでも時速 2km/h 以上の速度が出ず、警告 音によりドライバーに誤操作の可能性があることを警告します
*7: 停止した際に、一旦 P にシフトした後、D か R に入れる必要があります。通常走行中に停止し、 P にシフトせずに再発進をする場合は、本機能は作動しません。
*8: 時速 2km/hで走行し、警告にも関わらずドライバーがブレーキを踏まない場合は障害物に衝突します。
*9: 停止した際に障害物から 1m 以上離れている場合、本機能は作動しません。

・アクティブパーキングアシスト
約 35km/h 以下で走行中、超音波センサーが左右の最適な駐車スペースを 検出し、並列駐車スペースへの出入りの際にドライバーをサポートします。並列 駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバー に注意を促すとともに、必要に応じてブレーキを作動させる「リアクロストラフィッ クアラート」も装備しています。

  

※本プレスリリースに記載されている仕様およびメーカー希望小売価格は、発行日現在の内容です。

  

  

  

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