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実・超高輝度に加え、超コントラスト率2,000万以上表示 株式会社オクテック、新シリーズ「HALDiS(TM)-C」発表

2023年5月12日

  

実・超高輝度に加え、超コントラスト率2,000万以上表示
株式会社オクテック、新シリーズ「HALDiS(TM)-C」発表

「人とくるまのテクノロジー展2023」車載カメラ夜間道路シーン検証システム出品

  

株式会社オクテック(所在地:東京都目黒区中根2-8-22、代表取締役 コプフ・ピエール)は、輝度(明るさ)再現の革新的ソリューションを開発、製造、販売する日本企業です。この度、当社が販売する、実・超高輝度表示システムの新シリーズ、「HALDiS(TM)-C」(車載カメラ夜間道路交通シーン検証向け)を、2023年5月24日(水)から26日(金)に開催される「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」にて出品いたします。



「HALDiS(TM)-C」夜間シーン表示映像のカメラ撮影

車載カメラは、新世代HDRセンサー組み込みにより、急激に進化し、ADAS(先進運転支援)システムにとって基本的かつ最重要である、運転環境の認識や分析に使用されます。車載カメラは、事故発生率が高い夜間走行中に、車両前方の道路や交通状況を分析し、ADB(配光可変ヘッドランプ)/AHS(アダプティブハイビームシステム)タイプのインテリジェント照明機能の管理にも組み込まれています。ADAS機能は、ドライバーの平均年齢の上昇という、世界的に直面し、避けることのできない社会課題がある中、今後もますます要求されていきます。

くるまのADASシステムの開発は、現状、実験室のテストベンチの性能が十分ではないため、実道路やテストコースでの走行試験が基本となっています。しかし、トンネルの出入り口、朝日や夕日の逆光、グレアや乱反射のある夜景など、重要なシーンを実走行で試験することは、その機会が希少であるため、非常にコストがかかります。そのため、実験室内でのテスト実施は、系統的な再現性確保、交通シナリオの管理、そして何よりも、テストを実施する技術者たちの安全や勤務時間の管理の点からも望まれています。

株式会社オクテック製「HALDiS(TM)-C」は、「車載カメラ性能の限界まで、実験室内でテストを可能に」との要望に応えた新シリーズです。今回の正式発表前に既に、「HALDiS-C」は、日本の大手自動車メーカーに納入しております。今までの「HALDiS(TM)」シリーズと同様、Cシリーズもカタログで形式化されたものではなく、それぞれのお客様の個別の要求に合わせたものであり、ハーフ・オーダーメードでのご提案となります。

  

■「HALDiS(TM)-C」シリーズ:今回展示会の出品仕様
画面サイズ       :19インチ
最大輝度        :65,000cd/m2
最低輝度、コントラスト値:テストベンチの環境、部屋の暗さに依存。
             0.002 cd/m2の値は、今回32,000,000のコントラスト比に相当
※ 製品は17~65インチ、最大98インチまで対応可能
※「HALDiS(TM)-C」の性能はシステム構成によって異なります

  

■「HALDiS(TM)-C」シリーズ向けコンテンツ:「oT-Sim(TM)」
株式会社オクテックは、車載カメラで撮影するのと同様な夜間走行道路シーンを、光学的に検証されたCGコンテンツ「oT-Sim(TM)」でご提供いたします。さらに、当社の光学的知見や検証を組み入れた3Dシミュレーション「oT-Sim(TM)」(Unreal Engineベース)では、カメラでは避けられないグレア効果を回避できます(暗いシーンや明暗差が激しいシーンは、カメラで撮影することが困難であり、撮影した場合、実際の走行テスト条件の再現を阻害するグレア効果が含まれてしまいます)。当社製品「oT-Record(TM)」で取得した映像も、「HALDiS(TM)- S」」同様、「HALDiS(TM)-C」シリーズのコンテンツとしても使用できます。

  

■「HALDiS(TM)」:用途別に3つに分類、シリーズ化
今回の「HALDiS(TM)-C」の発表により、今後「HALDiS(TM)」製品を、以下の用途別に3つに分類し、シリーズ化いたします。
(1) 「HALDiS(TM)-S」:標準バージョン 主に試作製作のバーチャル化向け
デザイン、ヘッドライトの設計データ表示、ドライブ・シミュレータのビジュアル等
(2) 「HALDiS(TM)-C」:高コントラスト比が要求される車載カメラベンチ向け
(3) 「HALDiS(TM)-T」:ホールや多目的講堂向け 
ビデオやフィルムの進行シーンに合わせ、画像の光学ダイナミクスが変化(詳細は後日発表)

  

■人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA 展示会
<リアル展示会>
(1) 会期    : 2023年 5月24日(水)~5月26日(金)
(2) 会場    : パシフィコ横浜
(3) 開催時間  : 10:00~18:00(最終日は17:00まで)
(4) 参加方法  : 参加無料(事前登録制)
(5) ブース番号 : 297
(6) 事前登録URL: https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/registinfo/



人とくるまのテクノロジー展_オクテック社ブース

■株式会社オクテック
株式会社オクテックは、屋外走行環境輝度・色を正確に「測定」、「再現」、「表示」、「検証」を実施する革新的ソリューション(「HALDiS(TM)」、「oT-Record(TM)」、「oT-Sim(TM)」、コンサルティング等)を自社開発・製造、販売する日本企業です。光学の基礎研究分野については、仏国立研究所(ENTPE、リヨン市)や米国Breaut社(アリゾナ州)と技術協定を結んでいます。2022年秋にはリヨン市中心部に高輝度表示ルームを設置し(仏国と直接のコンセッション契約)、当社技術の世界への展開も開始しました。

  

■画像の説明
画像1.メイン画像 「HALDiS(TM)-C」夜間シーン表示映像のカメラ撮影
実環境でのカメラ撮影と同様、レンズフレアが発生していることが確認できます(動画は展示会で体験できます)

画像2.人とくるまのテクノロジー展_オクテック社ブース
「HALDiS(TM)-S」と「HALDiS(TM)-C」の両方を体験することができます

  

  

  

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