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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9 第7戦、8戦ベルリン・グランプリ 第7戦で歴史的なチーム初の1-2フィニッシュを達成

2023年4月24日

  

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9
第7戦、8戦ベルリン・グランプリ 第7戦で歴史的なチーム初の1-2フィニッシュを達成

  

■ドイツ・ベルリンで開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の第7戦で、チーム初となる1-2フィニッシュを達成

■ミッチ・エバンスが表彰台の頂点に立ち、今季2勝目を獲得。サム・バードが2位に続き、自己最高位となる今季3度目の表彰台に

■第8戦ではミッチ・エバンスが4位に入賞し、ポイントを獲得。サム・バードはクラッシュに巻き込まれ19位でフィニッシュ

■ミッチ・エバンスがドライバーズ・ランキング5位、サム・バードは7位に浮上

■ジャガーTCSレーシング、チーム・ランキング3位をキープ

■第9戦は2023年5月6日(現地時間)にモナコで開催

2023年4月22日、23日 ドイツ・ベルリン発: ダブルヘッダーとなったABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9のベルリン・グランプリにおいて、ジャガーTCSレーシングは、第7戦でチーム初となる1-2フィニッシュを達成し、新たな歴史を刻みました。翌日に行われた第8戦でもミッチ・エバンスが4位に入賞しポイントを獲得し、サム・バードはクラッシュに巻き込まれ19位でレースを終えました。

第7戦のクオリファイセッションで、ミッチ・エバンスは、ほんのわずかな差でデュエル進出を逃し、9番グリッドからのスタートとなりました。一方、サム・バードはデュエルを勝ち抜き、2番グリッドでフロントローに並びました。

43周で行われた決勝レースは、終始手に汗握る展開となりました。ミッチ・エバンスは、集団での大混乱を避けながら冷静に走行することでエネルギーを節約していきます。サム・バードは、4回にわたってレースをリードし、両ドライバーは互いに協力しながらエネルギー効率を最大化していきました。合計で8名のドライバーによってトップが入れ替わる激しいレースを制したのはミッチ・エバンスで、サム・バードがそのすぐ後に続きました。エネルギー効率が厳しく求められるレースにおいて、ジャガーTCSレーシングチームは、完璧な戦略と「I-TYPE 6」の優れたレースペースを実行し、結果につなげました。ミッチ・エバンスが今季2勝目となり、サム・バードも今季3度目の表彰台と最高位を獲得しました。

  

第8戦、5番グリッドからスタートしたミッチ・エバンスは、4位から8位の間を走行しながら印象的なオーバーテイクをいくつもみせ、最終的にポジションをひとつあげた4位でフィニッシュし、チームのためにポイントを獲得しました。一方チームメイトのサム・バードは11番グリッドからスタートし上位を狙っていましたが、不運にも後方から追突されてしまい、前走車と衝突しフロントウイングを損傷してしまいます。ピットインを余儀なくされ、19位という結果でレースを終えました。

なお、ジャガーのカスタマーチームであるエンヴィジョン・レーシングのニック・キャシディが初勝利し、これにより、ジャガーパワートレイン搭載車が、今シーズン3勝目を記録しました。

ジャガーTCSレーシングは、チーム・ランキングで3位を維持しています。次は2023年5月6日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9 第9戦モナコ・グランプリに挑みます。

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレーのコメント:
「ABB FIAフォーミュラE世界選手権で初の1-2フィニッシュを飾ることができました。勝因は巧みな戦略がすべてだと思います。オーバーテイクが多くて非常にチャレンジングなレースでしたが、適切なタイミングで適切な判断を下し、問題を回避し、この素晴らしい結果につながりました。初めて1-2フィニッシュを達成し、チャンピオンシップに向けて大きなポイントを獲得できたことはチーム全員の誇りです。誰にとっても忘れられない歴史に残る日となりました。
日曜日もまた、力強いレースを展開することができましたが、最終的には惜しくも表彰台を逃してしまいました。しかし、ここベルリンでは、チームにとって非常に良い週末になりました。モナコでもこのスピードと効率性を発揮できるよう、懸命に努力していきます。」

ジャガーTCSレーシングドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント:
「フォーミュラEのようなチャレンジングな環境で連勝できたことは、信じられません。今シーズンの道のりはまだ長いですが、一番大事なことは、我々は再びトップ争いができるようになったということです。サムとともに、これまでの成果をさらに積み上げていく必要があります。
第8戦は表彰台を逃してしまいましたが全体的にはとても素晴らしい週末を過ごすことができました。」

ジャガーTCSレーシングドライバー、サム・バード(#10)のコメント:
「私たちはまた歴史を作りました。ジャガーTCSレーシングがこれまでに達成したなかで最高の結果であり、このチームで働く素晴らしい人たちのおかげです。これまでずっと目指してきたことですが、第6戦に続いて2戦連続で表彰台を獲得できたことは本当にうれしいです。
日曜日は残念ながら僕の日ではありませんでした。僕やチームのミスではなく、避けられないものでした。モナコではもっと多くのポイントを獲得できるよう戦います。」

  

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年4月22日、23日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

  

以上

  

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン8では、ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキングで2位となり、ジャガーTCSレーシングのフォーミュラE史上において最も成功した成績を収めました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

2023年は、世界初のネット・ゼロ・レースカーであるGen3マシンで各チームがレースに臨む最初の年になります。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。ジャガーは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、レース距離の全工程で使用します。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン9ではメキシコシティ、ディルイーヤ、ローマなどの世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、ハイデラバード、ケープタウン、サンパウロなどの新たな開催地を転戦した後、ロンドンで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

昨シーズン、ジャガーTCSレーシングは7回の表彰台、4回の優勝、1回のポールポジション、1回のファステットラップ、231ポイントの獲得でチーム・ランキング4位となり、過去最高のポイント獲得数を記録しました。ドライバーズ・ランキングではミッチ・エバンスが2位で終え、サム・バードが13位となっています。

フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを使命としています。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っています。 詳細については、www.jaguar.com をご覧ください。

  

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