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次世代エアモビリティを開発・製造する「Volocopter GmbH」との資本業務提携について
2023年3月6日
次世代エアモビリティを開発・製造する「Volocopter GmbH」との資本業務提携について
積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤 敬太、以下「当社」)は、次世代エアモビリティ(Advanced Air Mobility、 以下「AAM」) 市場において、電動垂直離着陸(Electric Vertical Takeoff and Landing, 以下「eVTOL」)機体およびドローンの開発・製造を行うVolocopter GmbH(本社所在地:ドイツ・ブルッフザール、CEO:Dirk Hoke、以下「Volocopter」)と資本業務提携契約を締結しました。 今後、eVTOL機体や関連するインフラ整備において、当社の各種材料・技術の適用を目指します。
Volocopterが開発するeVTOL「VoloCity」 |
1.背景
AAMはeVTOLおよびドローンを用いた航空輸送システムです。その中でeVTOLは、既存の民間航空機やヘリコプターと比べて、電動駆動のため温暖効果ガス排出量が少なく、離着陸時の騒音も小さい持続可能な新しい輸送手段として期待されています。日本国内においても、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)「未来社会ショーケース事業」内で、初のeVTOLによる「空飛ぶクルマ」運航事業が計画されています。
当社グループでは、長期ビジョン「Vision 2030」に定めた戦略事業領域の一つに「イノベーティブモビリティ」を位置付け、航空・自動車・エレクトロニクス分野での事業拡大に注力しています。
一方、提携先のVolocopterは、独自のマルチコプター型eVTOL機体と、機体の運用に必要なインフラを開発することで、AAM事業の立ち上げを世界の競合企業に先立ち進めています。なお、同社は2024年に欧州航空安全機構(EASA)よりeVTOL機体の型式証明の取得と、パリ、ローマ、シンガポールとサウジアラビアのネオム地域などでの商用運航サービスの開始を計画しています。
2.業務提携の内容と今後の取り組みについて
当社は、Volocopterが開発しているeVTOL機体向けに、航空・自動車・エレクトロニクス分野で培った各種材料・技術の適用・共同開発に加え、日本におけるVolocopterの事業拡大の支援を目的に、今般、資本業務提携契約を締結しました。これにより、新しい輸送インフラの発展やサステナビリティの向上に貢献していきます。
当社では、戦略事業領域を拡大・強化するためにスタートアップ企業やアカデミアとの協業を加速させています。新技術・新事業の探索に向け、今後も同様の提携を推進していきます。
3.3月8日から開催の「VoloCity」エアタクシーのフルサイズ機体モデル展示・試乗会への協賛
当社は、2023年3月8日~12日にVolocopterが開催する「アーバンエアモビリティ・ショーケース」(会場:グランフロント大阪北館1Fナレッジプラザ)にも協賛しており、イベント内では本内容の発表も予定されています。本イベントではフルサイズの機体モデルの展示および試乗会が予定されており、政府・自治体、株主、パートナー企業はもちろん、10日~12日は一般の方もご参加いただけます。
※イベント概要については、https://www.volocopter.com/osaka-2023/にてご覧いただけます
【ご参考】Volocopterの概要
(1)名称 | Volocopter GmbH |
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(2)本社所在地 | Zeiloch 20, 76646 Bruchsal, Germany |
(3)代表者 | CEO Dirk Hoke(ダーク ホーケ) |
(4)事業内容 | eVTOL機体およびドローンの開発・製造・販売および輸送サービスの提供 |
(5)設立年 | 2011年 |
(6)ウェブサイト | https://www.volocopter.com/ |
<本件に関するお問い合わせ先>
広報部
E-mail:kouhou@sekisui.com
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