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バレンズセミコンダクターと日本ケミコン日本初のMIPI A-PHY準拠カメラモジュール開発で連携

2023年3月8日

  

バレンズセミコンダクターと日本ケミコン日本初の
MIPI A-PHY準拠カメラモジュール開発で連携

  

日本ケミコンがA-PHY準拠の長距離センサ・コネクティビティ製品/ソリューション開発に取り組む多くの企業の仲間入りしMIPI A-PHYエコシステムは急速に拡大

  

車載市場とオーディオ・ビデオ市場向け高速コネクティビティ・ソリューションのリーディング・プロバイダのバレンズセミコンダクターと日本ケミコンは日本初のMIPI A-PHY準拠カメラモジュール開発で連携していくことを発表しました。Valens VA7000チップセットを活用した今回の開発により、MIPI A-PHY規格は日本市場とグローバル市場の両方でさらに普及が進みます。

日本ケミコンは日本と世界の市場でコンデンサや電子部品の製造と販売を手がけるリーディング・プロバイダです。現在、展開している5つの戦略市場の中でも車載市場は最大の規模であり、年間純売上高1,400億円(10.6億米ドル)の28%を占めています(2021年度実績)。日本ケミコンは主要サプライヤとして、日本最大のOEM企業やTier-1サプライヤの多くに製品を供給しています。

MIPI A-PHY準拠のカメラモジュールは車載記録、先進運転支援システム(ADAS)、サラウンド・ビューなど、車載業界の中でさまざまなアプリケーションの可能性を持っています。日本ケミコンは2023年5月にカメラモジュールのプロトタイプの開発を完了し、その月に開催される「人とくるまのテクノロジー展」に製品を出展する予定です。

日本ケミコンの執行役員の仲秋健太郎氏は「MIPI A-PHYにより、自動車業界はこれまでにない性能向上を実現することになります。そのため、私たちはこの技術をベースとしたカメラモジュールを早期に提供できるよう開発に着手しました」と述べ、さらに「このモジュールには日本のお客様やパートナーからも期待が寄せられており、私たちはこの技術が車載イノベーションを加速することになると確信しています」と語りました。

バレンズセミコンダクターのSVP兼オートモーティブ責任者のGideon Kedemは「MIPI A-PHYエコシステムは強固であり、世界規模で拡大しています」と述べ、さらに「日本は、特に車載業界ではイノベーション主導型の文化で知られているため、日本企業がこれほど早くこの画期的な技術を取り入れたことは驚くに値しません。すでに市場に流通している多くのA-PHY準拠モジュールに加えて日本初のA-PHY準拠カメラモジュール開発に従事する日本ケミコンをA-PHY準拠のVA7000チップセットでサポートできることをバレンズは誇りに思います。また、この技術が世界の自動車に普及することを願っています」と語りました。

Valens Semiconductorについて
Valens Semiconductorはオーディオ・ビデオ業界と車載業界向けにビデオとデータの長距離高速伝送を開発することにより、接続性の新たな可能性を拓きます。ValensのHDBaseT®技術はオーディオ・ビデオ市場における主要規格であり、そのチップセットは広範なアプリケーションにおいて多数の製品に組み込まれています。Valensの車載チップセットは大手メーカーのシステムに導入され、世界の自動車に搭載されています。ValensはADASと自動車の進化を実現において重要な役割を果たし、その先進技術は高速車載接続における新しい業界標準の基礎になっています。詳細については、 https://www.valens.com/ をご覧ください。

日本ケミコンについて
日本ケミコン株式会社は日本で最も長い歴史を持つアルミ電解コンデンサメーカーであり、世界シェア1位のリーディングカンパニーです。2031年には創業100周年を迎えます。コンデンサやインダクタなどの受動部品のほか、CMOSセンサーを使ったカメラモジュール製品の開発にも20年の実績があり、特に自動車や計測機器等高い精度と信頼性が求められる分野で採用が広がっています。カメラモジュールの生産はすべて日本国内で行い、万全の品質管理体制を築いています。 https://www.chemi-con.co.jp/

  

  

  

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