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アウディ、App Storeを複数のモデルに統合
2023年3月3日
アウディ、App Storeを複数のモデルに統合
> 人気のサードパーティアプリへ直接アクセスすることが可能
> インフォテインメントシステムのパーソナライズを強化。定期的なソフトウェア アップデートを提供し、アプリのラインナップを継続的に拡大
> 各マーケット専用のアプリを備えたストア、インフォテインメントシステムMIB3の機能を拡張
(ドイツ本国発表資料)
2023年3月1日、インゴルシュタット:2023年夏、アウディは、MIB3(第3世代モジュラーインフォテインメントツールキット)を使用して、一部のモデルにApp Store(アプリケーションストア)を提供します。フォルクスワーゲンの子会社CARIADとそのパートナー企業のHarman Igniteと共同開発したストアを組み込むことで、お客様は車内のデータリンクとMMI(マルチメディアインターフェース)を介して、人気の高いサードパーティ製アプリに直接かつ直感的にアクセスすることが可能になります。お客様が選択したアプリは、スマートフォンを経由することなく、MMIシステムに直接インストールできます。
車両のデジタル化をこれまで以上に推進するために、アウディはApp Storeを一部のモデルに統合しています。この革新的技術の基盤を提供しているのが、追加の電子コンポーネントによって拡張されたMIB 3です。USBメモリースティックとほぼ同じサイズのアウディ ハードウェアモジュールには、オープンソースのOSがインストールされているため、車両を介してサードパーティ製アプリにアクセスすることができます。
AUDI AG技術開発担当取締役 オリバー ホフマンは、次のように述べています。「アウディは、フォルクスワーゲン グループ内でサードパーティアプリ用の新しいストアを導入した最初のブランドです。CARIADによって開発されたこの拡張可能なソリューションは、非常に魅力的なエコシステムをすべてのお客様に提供するというアウディの戦略の一例です。このソリューションにより、アウディのドライバーは、定期的なソフトウェア アップデートを受けられるだけでなく、これまで以上にパーソナライズが可能なインフォテインメントシステムも利用できるようになります」。
革新的なデジタルエコシステム
新しいApp Storeにおいて、お客様は様々なアプリにアクセスして、直接MMIにダウンロードしたり、スマートフォン経由でMMIにダウンロードすることも可能です。App Storeの導入時には、音楽、ビデオ、ゲーム、ナビゲーション、パーキングおよび充電、生産性、天気、ニュースの各カテゴリーのアプリを利用できます。たとえば、音楽セクションには、Amazon MusicやSpotifyなどのアプリが含まれます。ストアには常に新しいアプリが追加され、拡張されます。お客様は、それらのアプリに、個別のMMIタイルからアクセスできます。追加したアプリは、MMIにシームレスに実装され、運転中でも安全かつ確実に使用することができます。アプリのポートフォリオは、それぞれのマーケットに合わせて調整されています。
Amazonの音声アシスタントAlexaは、2019年からアウディモデルに搭載されています。今年の夏から、お客様はいつでもAlexaアプリの最新バージョンにアクセスできるだけでなく、改良されたグラフィックインターフェイスやスマートホームデバイスを管理するための新しいビジュアルコントロールパネルなど、追加機能にもアクセスできます。
便利な課金システム
サードパーティのアプリを使用するにはデータリンクが必要です。これは、いわゆる「組み込みSIM」と呼ばれる、車両に搭載されたSIMカードを介して通信を行います。ヨーロッパのアウディオーナーの場合、携帯電話ネットワークを使用することで、発生するコストはCubic Telecomのデータ使用料に基づいて課金されます。最初の25ギガバイトは無料です。これまで通りアウディモデルは、オプションのスマートフォンインターフェイスでAndroid AutoとApple CarPlayをサポートします。
2023年夏以降、アウディのさまざまなモデルに搭載
App Storeは、最新のMIB 3ソフトウェアクラスターを搭載した一部のモデル、具体的にはAudi A4/A5、Q5、A6/A7、A8、Q8 e-tron、Audi e-tron GTで、7月から利用できるようになります。これらのアウディモデルには、ヨーロッパ全土に加えてカナダと米国でも、生産時にApp Storeが組み込まれます。この機能は、2023年に追加のモデルにも拡張されます。サードパーティのアプリは、初期生産の車両では利用できません。
アウディとCARIAD – 共通の目標
新しいApp Storeをはじめとする複雑なデジタル システムを開発し、確実に成功に導くために、アウディはフォルクスワーゲン グループ内に蓄積された知識と相乗効果を活用しています。グループのソフトウェア企業CARIADは、グループのすべてのブランド向けに、電子アーキテクチャー、ソフトウェアプラットフォーム、自動車用クラウドへの信頼性の高い接続技術など、自動化およびコネクテッド ドライブのための各種テクノロジーを開発しています。CARIADは、ドライバーアシスタンスシステム、標準化されたインフォテインメント プラットフォーム、および自動車を中心とした新しいデジタルエコシステムの開発にも取り組んでいます。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。なお、日本市場への導入は未定です。
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