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中日新聞社に最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を報道用として初納入【川崎重工業】

2022年11月1日

  

中日新聞社に最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を報道用として初納入

  

川崎重工は、株式会社中日新聞社(以下、中日新聞社)に最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」(以下、D-3)を納入しました。D-3としては国内5機目の納入で、報道用途への使用は今回が初めてです。同機は中日新聞社と東海テレビ放送株式会社の報道用ヘリコプターとして共同運航される予定です。

D-3は、現行機であるBK117 D-2(以下、D-2)の改良型です。フルフラットフロアを備えた余裕のあるキャビンスペース、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、高高度におけるホバリング(空中停止)性能の向上、低騒音化、そして最新のアビオニクス(電子機器)搭載によるパイロットの負荷低減などのD-2の特長を継承しつつ、最新式のメインローター・システム(5枚ブレード・メインローター)などにより、以下のとおり性能を向上させています。

1. 有効搭載重量を約150kg増加:最大全備重量※を約100kg増加したほか、機体重量を約50kg軽減したことにより、D-2に比べ有効搭載重量が約150kg増加。
2. 整備期間を約50%短縮:点検項目の削減および整備が容易な構造の最新式メインローター・システムの採用により整備期間を短縮。

BK117ヘリコプターは、欧州のエアバス・ヘリコプターズ社と国際共同開発した中型双発機で、救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送などで活躍しています。1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ね優れた技術力と高い信頼性により当社納入分で188機(発表日現在)、エアバス社納入分を合わせると全世界で1,700機以上の納入を誇るベストセラー機です。
当社は今後とも、BK117ヘリコプターの性能向上および各種用途に合わせた装備品を開発するとともに、 これまでの納入実績に裏付けられた高い信頼性や、開発・製造・販売・アフターサービスまで全て当社で行えるきめ細やかなサポート体制を活かし、国内外問わず積極的な営業活動を展開し、快適で安全な空の移動に貢献していきます。

【H145//BK117 D-3型ヘリコプター主要諸元】
全長 13.54m
全幅 1.73m(胴体)
全高 3.98m
定員 10名(標準座席)、12名(最大座席)
最大全備重量 3,800kg
最大速度 263km/h(最大全備重量、5000ft時)
航続距離 723km(標準タンク、最大全備重量、5,000ft時)
主な装備

自動操縦装置、GPS地図表示装置等、HTAWS (地形認識警報装置)等

※燃料・乗員・乗客など規定された搭載物を全部搭載したときの総重量。

【参考リンク】
中日新聞社より「H145//BK117 D-3」ヘリコプターを報道用として初受注
https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20201209_1.html (2020年12月9日発表)

高機能多用途双発ヘリコプター BK117 D-3型(川崎重工ウェブメディア「ANSWERS」)
https://answers.khi.co.jp/ja/mobility/20201031j-02/

  

  

  

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