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車載向け第四世代スマート・ディスプレイコントローラーの開発【ソシオネクスト】

2022年7月15日

  

車載向け第四世代スマート・ディスプレイコントローラーの開発
ISO26262 に対応し、統合コックピットに向けたパノラマ、マルチディスプレイを実現

  

[ドイツ・ランゲンおよび横浜発、2022 年 7 月 15 日] 株式会社ソシオネクスト(Socionext Inc.)は、車載向け スマート・ディスプレイコントローラーの第四世代となる「SC1721/ SC1722/ SC1723 シリーズ」を開発しました。 機能安全規格である ISO 26262 に準拠し、2022 年 7 月末よりサンプル提供を開始予定です。

現在、自動車産業は 100 年に一度の大きな変革期を迎えており、自動車のシステム構造である E/E アーキテクチャーは 分散型からドメイン/ゾーン型アーキテクチャーに変遷しています。
ディスプレイシステムにおいても、メーター、IVI(In-Vehicle Infotainment)、ヘッドアップディスプレイなどの 複数ディスプレイが連携した統合コックピットシステムを採用する自動車メーカが増加しています。ディスプレイに 対する要求事項としても、大型化/高解像度化に伴い画質改善要求も高まっています。
また、Infotainment 領域に限らず ADAS システムなどとの統合も見据えて機能安全規格への対応も要求されています。

ソシオネクストは、長年にわたり車載向けスマート・ディスプレイコントローラーの開発を続けています。
第四世代では、新たに複数のスマート・ディスプレイコントローラーをデイジーチェーン接続できる APIX®3 SerDes- repeater 機能を搭載し、最大 4 つのディスプレイの接続ができます。
本機能により、車両の配線効率を第三世代より大幅に向上させ、複数ディスプレイの連携を容易に実現します。
また、当社独自の SEERIS®2D グラフィックス IP に統合されている最先端機能の Local Dimming による LED 制御や ピクセル補正、Warp map の動的補間を含んだ Warping-on-the-fly などを搭載し、画質改善要求に加え、画像補正にも 対応しました。
一方で、外部 LED ドライバーのエラー検出や内部アルゴリズムを監視する機構を追加することで安全性を向上させてお り、ISO26262 開発プロセス準拠により機能安全(ASIL-B)にも対応しています。
これらの機能より、ダッシュボードのパノラマディスプレイのような新しいアーキテクチャーを実現し、より大規模な マルチディスプレイアプリケーションのトレンドに対応できます。



写真:SC1721AH5

ソシオネクストについて
株式会社ソシオネクスト(Socionext Inc.)は、SoC (System-on-Chip) のグローバルサプライヤーです。長年培った技術と経験 をもとに独自の「Solution SoC」ビジネスモデルを確立し、自動車、データセンター、ネットワーク、スマートデバイスを始め とする先進テクノロジー分野におけるシリコンパートナーとして、お客様の製品やサービスを差異化する機能、性能、そして品 質を提供することで世界のイノベーションに貢献しています。
ソシオネクストは横浜市に本社を置き、日本国内、アジア、米国およびヨーロッパの各拠点において製品開発および販売活動を グローバルに展開しています。詳しくは https://www.socionext.com/jp/ をご覧ください

記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。プレスリリースに記載された内容は 発表 日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

  

  

  

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