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制御のAZAPA、既存のSimulink®モデルから⾃然⾔語で記載された仕様書を⾃動⽣成するツールの提供を開始

2022年7月7日

  

制御のAZAPA、既存のSimulink®モデルから⾃然⾔語で記載された仕様書を
⾃動⽣成するツールの提供を開始

  

AZAPA株式会社(愛知県名古屋市中区錦2-4-15、代表取締役社⻑ & CEO 近藤康弘、以下AZAPA)は、既存のSimulink®モデルから⾃然⾔語で記載された仕様書を⾃動⽣成する機能を追加した「AI-Modeling」の最新版の提供を本⽇から開始いたします。

昨今、数多くの企業がモデルベース開発(以下MBD)を導⼊し、シミュレーションを活⽤したより効率的で⾼品質な製品開発に注⼒しております。加えて、MBDの活⽤は個社内に留まらず、技術提供のために企業間でモデルを流通させる活動も広がりつつあります。しかしながら、このMBD の普及はモデルを仕様書として扱うことが前提となっているため、過去に開発されたモデルや他社から提供されたモデルを解読するスキルを持ったエンジニアがまだまだ少ないこと、および、⽇常業務に圧迫されて教育に費やすための⼯数を捻出できないことが課題となっており、必ずしも効率的な製品開発とは⾔い難い状況が顕在化しております。
こうした課題に対しAZAPA は既存のモデルや他社から提供されたモデルを、従来より多くのエンジニアが慣れ親しんだ⾃然⾔語で記載された仕様書へ⾃動変換するための機能の提供を開始しました。これにより様々なモデルの理解に要する時間を短縮し、新たに追加する仕様の設計や影響先分析など、本来リソースをかけるべき⼯程へ集中できる環境を提供します。

モデル → 仕様書⾃動⽣成機能
本機能は、Simulink®モデルと定数などが定義されているMATLAB®スクリプトから各変数、定数、マップ情報およびモデル内処理を抽出し、⾃然⾔語で記載された仕様書を⾃動で作成します(図 1)。仕様書には「インターフェース(IF)⼀覧」「仕様」「定数表」などが記載されます。エンジニア1⼈が約1ヵ⽉かけてモデルを解読して仕様書を作成する業務が、この機能により約1⽇でツールからアウトプットされ、⼿修正などを加味しても3⽇程度で変換が可能となります。

【推奨動作環境】
・OS:Windows 10 64bit
・MATLABⓇ:Ver.2021a(64bit)
※その他推奨動作についてはお問い合わせください。


図 1. モデル → 仕様書⾃動⽣成機能概要

「AI-Modeling」とは
「AI-Modeling」は、⾃然⾔語で記載された制御仕様書から、Simulink®モデルの⾃動⽣成、モデル間の⾃動結線、制御モデルのカバレッジ検証およびSimulink®モデルから制御仕様書の⾃動⽣成の4 つの機能をMATLAB®スクリプトをベースに開発したツールです。(図 2)
本ツールにより制御詳細設計プロセスの⼯程に合わせた半⾃動化を実施することで、シミュレーション環境を構築するまでのリードタイムが⼤幅に削減され、制御設計者が機能検証を即時に実施することで、MBDのメリットを最⼤化したより⾼度なアジャイル開発が実現します。


図 2. 制御開発プロセスにおけるツール機能

※「AI」は「AZAPA Integration」の略称です。

  

  

  

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#2022年7月7日