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日産自動車、2012年ハノーバーモーターショーに小型商用車を多数出展【日産自動車】

2012年9月18日

―最も幅広いラインアップをもつ小型商用車メーカーのひとつとしてさらなる躍進を目指す―

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は18日、ドイツで開催される第64回ハノーバーモーターショー(一般公開日:9月20日 – 27日)に、100%電気商用車「e-NV200」をはじめとする10車種以上の小型商用車(LCV)を出展します。2016年度までに小型商用車の分野でグローバルリーダーになるという目標の達成にむけたあらゆる原動力の一角を、そこで披露する予定です。

目玉のひとつは、100%電気自動車「日産リーフ」に続く2車種目の量産EVとして、2014年度までの市場投入を計画している100%電気商用車「e-NV200」のコンセプトで、今回のハノーバーモーターショーでは、そのパネルバン仕様のモデルを、世界で初めて公開します。

スペインのバルセロナ工場にて2013年度中に量産を開始する「e-NV200」は、ベース車である多目的商用バン「NV200」がもつ革新性や、高い積載能力をはじめとする実用性と、「日産リーフ」のパワートレインが生み出す先進性を併せ持つモデルとなります。30分で約80%の充電が可能な急速充電機能も備えます。

同社の村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は、「『e-NV200』は、ゼロエミッション分野における日産のリーダーシップを確固たるものにする役割を担います。電気自動車ならではの卓越した加速性能と圧倒的な静かさ、優れたランニングコストが、必ずやお客さまのビジネスに新たな可能性をもたらすことでしょう。」と語りました。

「e-NV200」においては、昨年より、そのテストカーを活用した実証実験を、欧州や日本の大手企業と継続的に実施しており、そこで得られた検証結果を、今後のさらなる開発に生かしていきます。

ゼロエミッション技術の小型商用車分野への展開をテーマとする今回の日産ブースでは、「e-NV200」コンセプトに加え、さらに2車種のEV関連のモデルを出展します。そのひとつが、欧州向け小型トラック「キャブスター」をベースにしたEVトラック「e-NT400」のコンセプトです。2011年秋の東京トラックショーでは「アトラスF24」をベースにして出展をしたモデルの欧州仕様です。「日産リーフ」のコンポーネントを搭載し、CO2や排気ガスを一切出さない特徴を生かすことで、従来は乗り入れに制限があったような場所に直接入ることができます。

もうひとつは、「キャブスター・リチウムイオンバッテリー式冷凍冷蔵車」です。リチウムイオンバッテリー電源システムに高効率DC電動コンプレッサーを組み合わせることで、車両のエンジンから独立したパワーソースを活用し、”冷凍冷蔵におけるゼロエミッションの実現”及び “高品質かつ高性能の冷凍冷蔵性能の実現”を可能とします。

以上、3車種に加えて出展をするのが、日産の小型商用車ビジネスの根幹を支える数々のモデルです。

2009年の発売以来、世界40ヶ国以上ですでに12万台以上を販売し、インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤーを受賞するなどグローバルに高い評価を得ている小型商用バン「NV200」については、2013年秋からニューヨークでの運行が開始される 「NV200 ニューヨークタクシー」のコンセプトを展示するほか、そのワゴン仕様車やバン仕様車、保冷バン特装車を展示します。

そのほか、「NV400」、「キャブスター」、「アトレオン」、「プリマスター」など、欧州で販売されている数々の小型商用車を、さまざまな仕様を施して、一斉展示します。

「NV200」と「NV400」についてはさらに、今年度、日産がそのグローバル公式サプライヤーとなっているF1・レッドブルレーシングチームのロゴをまとった車両も、同チームのレースマシンとともに、ブースの一角を飾ります。日産では今年、30台以上の小型商用車を同チームに提供し、世界中のF1レースにおける同チームのレースオペレーションをサポートしています。



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