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第72回自動車技術会賞受賞について【マツダ】

2022年5月26日

  

第72回自動車技術会賞受賞について

  

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、第72回自動車技術会賞において、「技術開発賞」および「浅原賞技術功労賞」を受賞したことを、本日発表しました。 このたび主催者が公表した、マツダに関わる受賞の概要は以下のとおりです。

自動車技術会賞は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展の奨励を目的に設けられ、公益社団法人自動車技術会より、自動車技術における多大な貢献・功績を認められた個人に贈られます。
 このたび主催者が公表した、マツダに関わる受賞の概要は以下のとおりです。

■技術開発賞
過去3年間に自動車技術発展に役立つ新製品・新技術を開発した個人・共同開発者に贈られる賞
受賞対象:防錆開発プロセスを変革する防錆機能迅速評価技術
受賞者 :浅田 照朗(あさだ てるあき)
     佐々木 將展(ささき かつのぶ)
     江﨑 達哉(えざき たつや)
     重永 勉(しげなが つとむ)
     高見 明秀(たかみ あきひで)
受賞理由:本技術は、塗装部の防錆機能を電気化学的な手法で迅速に定量評価することによって、
     防錆開発プロセスを変革する技術である。本技術の活用により、①市場での使用条件・環境を
     踏まえた要求性能を数値化、②高機能技術開発の効率化、③防錆性能をリアルタイムに
     定量管理して品質異常を予知、④得られたビッグデータから最適材料・工程の机上検討による
     試作レスの道が開け、防錆モデルベース開発による商品開発プロセスの革新を実現できる。
     また、開発した装置は可搬型(バッテリー、Wi-Fi搭載)で、工場や屋外で製品の防錆性能を
     誰もが迅速に評価できる。以上のことから、本技術は自動車の防錆技術の更なる発展に留まらず、
     自動車以外にも運輸、家電、プラント、土木、住宅等の全産業界で防錆による品質の発展に
     貢献する技術として高く評価される。

■浅原賞技術功労賞
永年、自動車技術の進歩向上に努力した功労が大きく、その業績があまり知られていない個人に贈られる賞
受賞対象:自動車用溶接技術の研究開発及び軽量化技術開発における永年の功績
受賞者 :深堀 貢(ふかほり みつぎ)
受賞理由:受賞者は、自動車の溶接技術を中心とした研究開発や軽量化技術の研究に携わり、その実用化に
     尽力してきた。車体軽量化については、車体の各部材の機能分析に基づいた軽量化を推進し、
     車体フランジ部へのレーザ溶接技術や接着剤とスポット溶接を併用したウエルドボンドの適用、
     フレーム内部への発泡樹脂充填材の適用等により操縦安定性や衝突性能などの車両性能の大幅な
     向上を合わせて実現した。シャシーなどの足回り部品の軽量化については、溶接として多用されている
     アーク溶接部の耐食性向上技術の開発に注力し、MBR(Model Based Research)視点での工法研究を
     推進し、信頼性向上による軽量化だけでなく、広く業界の技術の発展に寄与した。

 マツダは、いつの時代もクルマを通じて、お客さまに人生の輝きを感じていただくことを目指し、「走る歓び」にあふれたクルマをつくり続けてきました。今後も、クルマを愛し、「走る歓び」を楽しむお客さまに愛着を持って、いつまでも保有したいと思っていただけるような、独自性にあふれた商品・デザイン・技術・顧客体験の創造に挑戦し続けてまいります。

【ご参考】
■公益社団法人 自動車技術会
https://www.jsae.or.jp/

■マツダ技報(マツダオフィシャルウェブサイト)
https://www.mazda.com/ja/innovation/technology/gihou/

  

  

  

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