ニュース

2030年に対するポルシェの意欲:80%を超えるフル電動の新車

2022年3月18日

  

2030年に対するポルシェの意欲:80%を超えるフル電動の新車

  

2021会計年度を過去最高の業績で終える

ポルシェAGは、過去1年にわたって世界で最も収益性の高い自動車メーカーのひとつとしての地位を実証してきました。ポルシェは、売上高と営業利益の両方において史上最高を記録しました。2021年の売上高は331億ユーロで、前年より44億ユーロ増加し(前年度の売上高:287億ユーロ)、15%の成長を示しました。営業利益は53億ユーロで、前年を11億ユーロ上回り(27%増)、16.0%(前年度:14.6%)の営業利益率を生み出しました。

ポルシェAGの取締役会会長であるオリバー・ブルーメは、次のように述べています。「当社の良好な業績は、勇気ある革新的で前向きな決定に基づいています。私達の業界は、おそらくその歴史の中で最大の変革を経験しています。当社は早い段階で戦略コースを設定し、経営面で安定しています。このような成功はチームワークによるところが大きいと考えます。」財務およびIT担当の取締役会副会長であるルッツ・メシュケは、魅力的な製品ラインナップに加えて、良好な業績の基盤がポルシェAGの健全なコスト構造にあると考えています。「ポルシェの業績は当社の優れた収益力を反映しており、半導体の不足などの困難な状況下でも、当社の価値創造的な成長と成功のためのビジネスモデルの堅牢性を実証しています。」

2021年のネットキャッシュフローは15億ユーロ増加して37億ユーロ(前年度:22億ユーロ)になりました。「この数値は、ポルシェが優れたポジションにあることの実証にもなります」とルッツ・メシュケは話します。このようなポジティブな展開は、意欲的な2025年の収益性プログラムにも基づいています。これは、新しいイノベーションとビジネスモデルを通して収益を持続的にサポートすることが意図されています。「モチベーションの高い従業員のおかげで収益性プログラムは完全な成功を収めました。ポルシェは効率をさらに高めて損益分岐点を下げました。これにより、厳しい経済状況にもかかわらず当社の将来の存続に投資する余裕が生まれます。私達は、電動化、デジタル化、持続可能性への投資を決然として推進しています。私はポルシェが現在の世界的な危機をうまく切り抜けることを楽観視しています」とルッツ・メシュケは述べています。

緊張した世界情勢は謙虚さと注意を必要とします。「ポルシェはウクライナでの武力紛争を大きな懸念と落胆で見ています。私達は、敵対行為の停止と外交への復帰を継続して望んでいます。人々の安全と尊厳は最優先事項です」とオリバー・ブルーメは話します。ポルシェAGは、ウクライナで困っている人々を助けるために合計100万ユーロを寄付しました。タスクフォースにおけるポルシェの事業活動への影響の度合いを専門家が継続的に判断しています。ポルシェ工場のサプライチェーンに影響が出ており、計画通りの生産ができない可能性があります。

「経済的にも政治的にも課題の多い前途が続きますが、長期的に15%以上の営業利益を確保するという長年にわたって根付いてきた戦略目標を継続します」とCFOのルッツ・メシュケは強調しました。「私達のタスクフォースはすでに収益を保護するための初動措置を講じています。このようにして、高い収益目標を継続して達成したいと考えています。これが成功するかどうかは、我々がコントロールできない外部要因にも依存します。」しかしポルシェは、社内においてビジネスモデルを成功させるためのあらゆる条件を作り出しました。「戦略的、経営的、財政的に、ポルシェは優れた立場にあります。したがって、私達は自信を持って将来を見据えています。そして、ポルシェAGのIPOの検討を歓迎します。これにより、ポルシェはその知名度を上げて、起業家の自由度を高めることができます。同時に、フォルクスワーゲンとポルシェは、将来も共同の相乗効果の恩恵を受け続けることができます。」

ポルシェは2021年に世界中で301,915台を販売しました。ポルシェの販売台数が30万台を超えたのは初めてのことです(前年度:272,162台)。ベストセラーモデルはマカン(88,362台)とカイエン(83,071台)でした。ポルシェ初のフル電動スポーツカーであるタイカンの販売台数は前年の2倍を超え、41,296台が納車されました。これはアイコニックなスポーツカー、911を上回っています。911の販売も38,464台の新記録を樹立しました。「100%ポルシェのスポーツカーであるタイカンは、既存および新規のお客様、専門家、メディアなど、あらゆる種類の人々にインスピレーションを与えています。私達はさらなるモデルで電動化を強化します。2025年までにミッドシップエンジンの2ドアスポーツカー、718をフル電動モデルのみで提供します」とオリバー・ブルーメは述べています。

昨年、ヨーロッパで納車されたすべてのポルシェ新車の約40%が、プラグインハイブリッドまたはフル電動モデルなどの電動車でした。さらにポルシェは、2030年までにカーボンニュートラルに移行することを発表しています。「2025年には、すべてのポルシェ新車の半数が電動車、つまりフル電動またはプラグインハイブリッドになることが予定されています」とオリバー・ブルーメは述べました。「2030年には、すべての新車に対するフル電動モデルのシェアは80%を超えます。」このような意欲的な目標を達成するために、ポルシェはパートナーとともにプレミアム充電ステーションに投資しています。独自の充電インフラにも投資しており、バッテリーシステムやモジュール製造などのコアテクノロジーにはさらに大きな投資が行われています。新たに設立されたセルフォースグループでは、2024年までに量産準備が整う予定の高性能バッテリーセルを開発および製造しています。

ポルシェは2021年に、すべての販売地域で販売台数を増やしました。最大の単独市場は再び中国の約96,000台(前年比8%増)でした。北米でもポルシェが急速に成長し、米国では70,000台(22%増)を超えました。ヨーロッパでも非常に好調な売れ行きを示しており、ドイツにおける新車販売台数も約29,000台(9%増)に増加しました。

<お客様からのお問い合わせ先>
ポルシェ コンタクト 0120-846-911 / HP http://www.porsche.com/japan/

  

  

  

ポルシェジャパン株式会社 ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ポルシェジャパン
#2022年3月18日