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いつでも、誰でも、その日から熟練者 マイクロビッカース硬度計「HMV-Gシリーズ」を発売【島津製作所】

2012年8月29日


島津製作所は、コストパフォーマンスに優れたくぼみ自動読取機能搭載モデルを主力として位置づけ、デザインを一新し操作性を大幅に向上させたマイクロビッカース硬度計「HMV-Gシリーズ」を8月 30日に発売すると共に、「JASIS 2012」(9月5日~7日、幕張メッセ国際展示場)、「インターメジャー 2012」(10月10日~12日、東京ビッグサイト)に出展します。

マイクロビッカース硬度計は、試料表面にダイヤモンド製正四角すいの圧子を押し込み、加えた試験力とできたくぼみの表面積から試料の硬度を評価する装置です。金属材料を中心として、ファインセラミックス、エンジニアリングプラスチックなどの分野で品質管理や新素材の研究開発などに活用されています。

HMV-Gシリーズは、人による測定誤差を防ぎ、初心者でも初日から簡単かつ正確に測定できるCCDカメラ内蔵のくぼみ自動読取機能搭載モデルを主力機種として標準化し、低価格で提供します。さらに独自の新機能を搭載した高機能モデルなどラインナップも多彩です。

また、当社が今回採用した新デザイン「Gフレーム」では装置中央部の背面が吹き抜けになっており、作業空間が広く手元が見やすくなり操作性が向上すると共に、長尺や面積の大きな試料も容易にセットし測定できるようになりました。

本製品の特長

(1) CCDカメラ内蔵のくぼみ自動読取機能を標準化
人による測定誤差を防ぎ、簡単かつ正確な測定を実現するくぼみ自動読取機能搭載モデル(CCDカメラ内臓)を主力機種とし、低価格で提供します。 また、本体とPCとの接続は、2本のUSBで接続するだけなのでノートPCでも可能です(電動ステージ付タイプは除く)。

(2) 斬新かつスタイリッシュなデザイン「Gフレーム」で操作性が大幅に向上
作業空間の奥行き方向に十分な余裕があり、操作性が向上すると共に、背面の吹き抜け構造によって手元が見やすくなり、長尺や面積の大きな試料も容易に測定できます。

(3) 当社独自の測定を便利にする機能を多数搭載
くぼみの大きさに合わせてレンズが切り替わる自動レンズ切替機能を搭載しました。サンプル硬さが事前に分からずレンズ倍率設定に迷うような場合にでも、適切なレンズが自動的に選択されるため、測定者が初心者の場合でも、簡単かつ正確に測定できます。対物レンズ4個を取り付けられる多連レボルバ機能をもつシステムも選択できます。さらにJIS Z 2244附属書C(参考)に記載されているように、標準サンプルのデータを日常的に測定し、間接検証を行う際には日常点検推移グラフにより時系列でのデータ推移を時間をかけずに簡単に確認できます。
また、電動ステージ付タイプの場合では、自動車の歯車など複雑な形状をしたサンプルなどにおいて、サンプルエッジに沿った試験位置を簡単に設定することなどができるサンプル形状認識機能を搭載しました。端は硬く中央部になるほど軟らかくなるなど、部位によって硬さが異なる場合にも、試験パターンの中で個々の試験位置毎に試験力を変えることができます。さらに、サンプルの全体像を観察して任意の位置を指定できるステージビューワ機能や、表面の高さが違うサンプルを測定する際に高さを補正できる機能など、測定を便利にする多数の機能を搭載しています。
また、PCを用いずにタッチパネルにより本体を操作する手動測定機も用意しています。


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