ニュース
BEAN TECHが統合型車載インフォテインメントサービスの提供に向けて、「ACCESS Twine™ for Car」を採用
2021年11月9日
BEAN TECHが統合型車載インフォテインメントサービスの提供に向けて、
「ACCESS Twine™ for Car」を採用
ACCESS Europe GmbH(本社:ドイツ・オーバーハウゼン、最高経営責任者:植松 理昌、以下、ACCESS Europe)は、本日、同社の車載向けプラットフォーム「ACCESS Twine™ for Car(以下、Twine4Car)」がBEAN TECH(本社:中国・上海)に採用され、次世代自動車向け統合型車載インフォテインメント(In-Vehicle Infotainment、IVI)システムに搭載されることを発表いたします。
ACCESS Europeの子会社でスマートテレビやOTTエコシステム向けWhite Label(ホワイトレーベル)型ターンキーソリューションのグローバルプロバイダーであるNetRange MMH GmbH(本社:ドイツ・ハンブルク、マネージング・ディレクター:植松 理昌、以下、NetRange)がBEAN TECHのユーザーへコンテンツを提供します。「Twine4Car」とBEAN TECHによる本IVI向け共同ソリューションのデモが9月にドイツ・ミュンヘンにて開催された「IAA MOBILITY 2021」にて披露されました。
次世代IVIプラットフォームが車のコクピットから人気のWebサービスへのアクセスを実現 |
「Twine4Car」とNetRangeの組み合わせにより、自動車メーカー(OEM)は、国際的なプレミアムVOD(Video On Demand)、スポーツ、ゲーム、ニュース、リニアテレビチャンネルといった世界100カ国以上からの数百のアプリを取り揃えた幅広いコンテンツへのアクセスが可能になります。本ソリューションにより、モダンで幅広く国際的な車載向けエンターテインメントソリューションを立ち上げる上で不可欠な、各国の複雑な権利関係の交渉から解放され、BEAN TECHは注力分野であるインテリジェンなドライビングサービスのデザインに専念することができます。NetRangeの幅広いコンテンツとプレミアムサービスをバンドルした車載向けソリューション「Twine4Car」は、コスト効率に優れ、コンテツとサービスの統合、ソフトウェアのライセンスおよび統合における企業のコストを削減します。
ACCESS 最高技術責任者(CTO) 植松 理昌は、「BEAN TECHとの協業を大変嬉しく思います。本協業により、BEAN TECHのコクピットソリューションを採用する自動車メーカーは欧州市場でのコネクテッドコンテンツを利用することが可能になります。『Twine4Car』とNetRangeのコンテンツの組み合わせは、今日の自動車メーカーが抱える世界各地域に合わせたコンテンツラインナップを準備するための大きな課題を解消します。ACCESSは、自動車メーカーの車載エンターテインメントのグローバル化への移行を支援してきた実績と、3,000万台以上の自動車にソフトウェアソリューションを提供してきた経験のもと、真にグローバルな企業として、他社にはないOTTのノウハウとコンテンツをNetRangeを通じて提供しています」と述べています。
BEAN TECH 最高経営責任者(CEO) Pingsheng Xie氏は、
「車載コネクテッドサービスが自動車メーカーの主戦場になることは確実で、その中核を成すのがコンテンツです。『Twine4Car』はソフトウェア開発キットによりオーディオと動画サービスへのアクセスを提供しており、このソリューションにより、当社は自動車メーカーブランド向けにサービスを提供しやすくなります。このことは、当社とACCESSが、今後発売される次世代自動車において自動車メーカーが先進的なIVI体験を導入できるようにする上で、非常に重要な付加価値です。コネクテッドカーの時代が到来している中、NetRangeが提供する秀逸なコンテンツにより、お客様が顕著な競争優位性を得られるように支援できます」と述べています。
ACCESSの革新的な「Twine4Car」システムは、自動車メーカーのブランド化されたインターフェースにおいて最新のIVIテクノロジーとプレミアムコンテンツを提供する、初の自動車向けのコンテンツアグリゲーション・プラットフォームです。「Twine4Car」は、すべての車載メディアサービスのハブとして機能し、世界中の数々のパートナー企業が配信するコンテンツや、幅広いアプリ、テレビシリーズ、VODサービスを多数の市場に提供します。「Twine4Car」は、Android、Linux、QNXベースのシステム等あらゆるOSで動作する柔軟性の高いソリューションであり、主要なDRM(デジタル著作権管理)ソリューションに事前統合されています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の企業への採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/
■NetRange MMH GmbHについて
株式会社ACCESS(東証一部:4813)の連結子会社であるNetRangeは、スマートテレビ向けアプリストアにおけるパイオニアであり、スマートテレビにWhite Label型のOTTエコシステムやアプリストアを提供するターンキーソリューションのグローバルプロバイダーです。
NetRangeは、UI設計、支払い・請求・顧客管理、コンテンツアグリゲーション、グローバルCDN等のバックエンドサービス、セカンドレベルサポート、グローバルブランド(家電/テレビ/セットトップボックス/小売業者/通信事業者)向けアプリ開発等、統合型フルサービスのソリューションを運営しています。グローバルブランドの顧客企業には、Vodafone、Grundig、Arçelik、TCL、Skyworth、シャープ、LOEWE、長虹電器、IKEA、MSH、Thomson HD+等100社以上が含まれます。フル機能を備えたNetRangeのスマートテレビ向けアプリストアは、ローカルおよびグローバルなプレミアムVODストア、IP経由のリニアテレビチャンネル、クラウドゲーム、スポーツ生中継、音楽、ライフスタイルのアプリ等を取り揃えています。現在、全世界100カ国以上のテレビ視聴者がNetRangeを介してコンテンツを視聴しています。
また、NetRangeはコンテンツ業界とのネットワークや放送技術の専門知識を活用し、コネクテッドカー向けインフォテインメントプラットフォーム「OS.CAR」と、クライアントベースのスマートテレビOS「VISNOS」を提供しています。「VISNOS」は、低電力消費のCPUを搭載したデバイスでフル機能のスマートテレビを実現し、テレビメーカーの部品コストを大幅に削減します。
スマートテレビはACCESSのブラウザが搭載されているマーケットであり、NetRangeは、ACCESSグループの一員としてブラウザの上にコンテンツ・OTTサービスを付加価値として提供しています。
https://netrange.com/
■BEAN TECHについて
2019年3月に設立されたBEAN TECHは、IoT時代のトラベルに重点を置くテクノロジー企業です。自動車業界のデジタル化の推進に取り組んでおり、自動車メーカーが新時代のサービスプロバイダーへと変革を図れるよう支援しています。
BEAN TECHは、インテリジェントな車載ソリューション、スマートなマーケティング向けマルチターミナルソリューション、インテリジェントなデータサービスを提供しています。また、ユーザーに関するビッグデータを活用して環境に配慮した新たなマーケティングサービスを構築するため、モバイルインテリジェンス分野に特化したインテリジェントなクローズドループプラットフォームも提供しています。
BEAN TECHのインテリジェントなプラットフォームに接続されている車両は2020年に100万台を突破しており、2021年末までに250万台を上回るものと予測されています。
https://www.beantechs.com/home
※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
株式会社ACCESS ホームページはこちら