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ホワイトアウトなど、様々な視程障害をリアルタイムに数値化!超小型視程計、国産化へ!【アイ・アール・システム】

2021年10月29日

  

ホワイトアウトなど、様々な視程障害をリアルタイムに数値化!超小型視程計、国産化へ!
わずか170g、手のひらサイズで各種システムへ簡単に接続

  

・安定供給、安心のアフターフォロー体制を可能にする国産化
・他の視程計に比べ圧倒的な小型軽量、省電力(図1.超小型視程計本体)を実現し、低価格で提供が可能

株式会社アイ・アール・システム(東京都多摩市、代表取締役:藤井葉子 以下アイ・アール・システム)は、気象観測項目の1つである”視程”を定量的に計測する視程計を取り扱っています。製造の第一ロットより他の機器の評価や研究向けに販売と、並行してデモや耐久試験を行っていましたが、この度、第二ロットの製造を開始し国産化を本格化させることと致しました。(製品紹介ページURL https://www.irsystem.com/product/bsv/)



図1.超小型視程計本体

【なぜ視程を計測する必要があるのか】
霧や吹雪による視程の悪化は時に大きな事故を巻き起こし、人々の命を脅かす。例えば冬季の北海道、東北地方では度々ホワイトアウトによる視程の悪化に見舞われ、死傷者を伴う事故が起きている。
特に船舶や自動車、航空機は視程に注意し、見通しの良い環境で運転、運航を行う必要がある。道路上に設置されているデジタル表示の道路情報板に取り付け、出力される視程値を基に視程の悪化具合をリアルタイムで計測し、道路情報板表示画面の輝度を調整することで、視界不良の環境下でも道路情報板の情報を見やすく出来る。 その他にも、道路照明の輝度調整や自動運転用LiDARの評価用などにも活用が広がっている。



図2.製品活用例

【視程について】
視程は気象庁でも常時観測が行われ、気温や降水量と共に公開が行われている。しかし、視程は他の気象項目とは異なり局所的に状況が変化することや、公開されている情報にリアルタイム性が無いこともあり、現地での計測が非常に重要になってくる。

【国産化背景】
視程を計測するために、主に光学機器である視程計や現在天気計が使用される。光学機器は非常に繊細であり、較正などの定期的なメンテナンスが欠かせない。現在、国内で使用されている多くの視程計や現在天気計は海外製品である。アイ・アール・システムでは安定した供給やフォロー体制を整えるため、国産の視程計を本格的に製造、販売していくことを決定した。これにより、安定的で長期間担保できる供給と充実したアフターフォロー体制を構築することが出来る。

【製品概要】
名称     :超小型視程計「Mini-BSV」
視程算出距離 :20~4,000m
寸法     :幅68×奥行34×高さ45mm
重量     :約170g
消費電力   :<50mA DC12V
使用温度   :-20~+50℃
使用波長&出力:850nm <3mW
データ出力間隔:30秒

【会社概要】
商号  :株式会社アイ・アール・システム
代表者 :代表取締役 藤井葉子
所在地 :〒206-0041 東京都多摩市愛宕4-6-20
設立  :1993年5月25日
事業内容:赤外線を主とする光学機器・測定器および部品の輸入販売
     光学機器の設計開発 光学機器を用いた測定サービスおよび機器レンタル
資本金 :1,000万円
URL :https://www.irsystem.com/

  

  

  

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