ニュース

新型ボルボV40、ユーロNCAPテストで安全性評価の最高記録を塗り替える【ボルボ・カーズ・ジャパン】

2012年8月30日

【スウェーデン本社、イェーテボリ発/2012年8月29日】
新型ボルボV40(日本では来春発売予定、以下ボルボV40)が、ユーロNCAPの衝突テストで5つ星の最高評価を獲得、同機関がこれまでに実施した総合的なテスト結果において、過去最高の評価を獲得しました。


ボルボ・カー・コーポレーション(以下、ボルボ社)のシニア・セーフティ・アドバイザーであるトーマス・ブロベルグは「素晴らしい結果を残すことができました。私たちは、世界で最も安全な車の1台を提供できることを心から誇りに思います。私たちは『2020年までに、新しいボルボ車に搭乗中の死亡者や重傷者を無くす』という目標に向かって、さらに大きな一歩を踏み出しました」と述べています。

欧州の自動車安全性評価機関であるユーロNCAPは、2009年以降、各車種の安全性についての総合評価を公表しています。成人乗員保護性能、子供保護性能、歩行者保護性能とセーフティ・アシスト(ドライバー支援機能およびアクティブ・セーフティ・テクノロジー)の4つのカテゴリーに分類されるテストが実施され、これらの結果から総合評価が下されます。

今回、ボルボV40 は総合点において、過去最高の評価を獲得しました。成人乗員保護性能のカテゴリーでは過去最高となる98%を上回る高得点を獲得。ボルボV40は、より大型の車と同等の安全性を構築することを目標に開発され、安全性への総合的なアプローチや頑丈な車体の構造、むち打ち症の保護を目的としたWHIPS(後部衝撃吸収リクライニング機構付フロントシート)などのシステムにより、素晴らしい成果を収めました。

セーフティ・アシストのカテゴリーでは、ボルボV40は満点となる100%を達成しました。トーマス・ブロベルグは「ボルボV40は、同車が属するセグメントの中で最もインテリジェントかつ安全な車として市場に投入されました。自動ブレーキシステム、歩行者保護のための歩行者検知機能、走行する車線からの逸脱を防ぐ『レーン・キープ・アシスト機能』、そしてドライバーの後方の死角に入った車両を検知する『BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)』など、実に多くのアクティブ・セーフティ・システムが搭載されています」と述べています。

さらにボルボV40は、歩行者保護性能のカテゴリーにおいても、これまでの記録を塗り替えました。大きな貢献をしたのが、革新的でユニークな『歩行者用エアバッグ』です。車のフロント部に取り付けられたセンサーが歩行者との接触を検出すると、内部装置が作動し、ボンネットのヒンジを解放。エアバッグが膨張するとともにボンネットを持ち上げます。膨らんだエアバッグそのものと、持ち上がったボンネットによって生まれた空間によるクッション効果が、歩行者の頭部を衝撃から保護に貢献します。この機能についてユーロNCAPは「システムが効果的に機能した。ボンネット上の歩行者の頭部が打ち付けられる可能性があるあらゆる場所に保護機能が働き、それによって、ボルボV40が歩行者保護性能のカテゴリーにおいて最高点を獲得する初めての車となる決定打となった」と説明しました。

ボルボ社は、既に「シティ・セーフティ」(低速用追突回避・軽減オートブレーキ・システム、ボルボV40の全ラインナップで標準装備)によって、ユーロNCAPアドバンスト賞を受賞しています。ボルボV40のシティ・セーフティは、時速50キロの速度まで動作し、他の自動車メーカーが提供する低速用オートブレーキシステムよりも、より高い速度域でも作動します。

「私たちは、実際に起こった交通事故の要因や衝突事故による損傷についての研究を続けており、これらの活動を通じて、高い評価をいただいている私たちの製品の安全性を更に向上させるべく、日々たゆまぬ取り組みを続けています」と、トーマス・ブロベルグは述べています。


ボルボ・カーズ・ジャパンホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ボルボ・カーズ・ジャパン