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車の安全性で業界をリード ボルボ車での負傷リスクは2000年以降、50%減少【ボルボ・カー・コーポレーション】

2012年8月28日

ボルボ・カー・コーポレーション(以下、ボルボ社)が掲げる、世界で最も安全な車を作るという理念が、昨年実施された複数の独立した機関による衝突テストによって認められました。これらの結果は、ボルボ社の安全分野のエキスパートにとっては何ら驚くべきものではありません。

ボルボ社のシニア・セーフティ・アドバイザーであるトーマス・ブロベルグは、「当社独自の豊富な事故データベースの解析により、最新モデルのボルボ車においては、乗員の負傷リスクが2000年以降、約50%減ったことがわかりました。私たちは将来的にこの数字をさらに低減させるべく、日々新たなテクノロジー開発に取り組んでいます」と語っています。


これまでの知見をもとに車の安全性を追求するボルボ社の手法は、実際の日々の交通状況から得られるデータに基づいています。そこには、40年以上続く独自の事故調査隊による調査結果が活かされています。

トーマス・ブロベルグはさらに「総合的なアプローチ、そして現実の生活に即した交通条件こそが、常に、私たちが安全性を考える際の出発点です。実際の交通事故の情報を蓄積したボルボ社の膨大なデータベースを活用することで、新しい技術が実生活の交通に重要な効果をもたらす分野に対して集中的に取り組むことができます」と話します。

自動ブレーキが事故の減少に貢献

ボルボ社の取り組みの有効性が、近年注目を集めています。

今年初め、IIHS(米国高速道路安全保険協会)の報告書において、シティ・セーフティの技術が衝突事故の頻度を最大22%減少させる効果を有すると報告されました。
スウェーデンの保険会社ボルビアによる類似調査によると、自動ブレーキを搭載したボルボ車は、搭載していない車に比べ、後方衝突事故を起こす確率が22%低いと報告されました。
EuroFOT(European Field Operational Test)研究プロジェクトが発表した最終報告書では、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)と衝突警告機能が付いている車は、高速道路走行時に前方車両に追突する危険性を最大で42%軽減すると結論づけました。

複数のテストで最高評価を獲得

ボルボ社の衝突安全性への総合的なアプローチの有効性もまた、複数の独立した機関によるテストによって確認されています。

IIHS(米国高速道路安全保険協会)が発表した最新の報告書では、ボルボS60は、時速40マイル(時速64キロ)走行時のスモール・オフセット前面衝突テストにおいて最高評価を獲得しました。
昨年、C30、S60、S80、XC60、XC90の5車種ものボルボ車が、IIHSのトップ・セーフティ・ピック賞を獲得しました。

ドライバーアシストに重点

将来のテクノロジーには、既存の安全システムの延長線上にあるものだけでなく、新しいソリューションが必要とされます。ボルボ社は現在、主に次の3領域に重点をおいて研究に取り組んでいます。

自動運転サポートでは、低速走行で並ぶ車の列において、自動運転で確実に前方車両に追随するよう、カメラやレーダーセンサーから取得したデータを駆使します。
交差点横断時には、必要に応じてインターセクション・サポート・アラート、自動ブレーキが作動します。
野生動物検知システムは、ヘラジカ、アカシカなどの大型動物の存在を検知し、衝突の可能性がある場合には自動ブレーキが作動し、事故を回避するよう設計されています。


「ボルボ車で交通事故を起こす確率はこれまで低下を続けています。私たちは、『2020年までに新しいボルボ車が関わる死亡者や重傷者を無くす』というボルボ社のビジョンに向けて、歩みを止めることなく研究を続けていきます」とトーマス・ブロベルグは結論付けています。


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