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タイカンをアップデート:航続距離の拡大、コネクティビティーの向上、カラーの充実【ポルシェジャパン】

2021年8月30日

  

タイカンをアップデート:航続距離の拡大、コネクティビティーの向上、カラーの充実
新しいモデルイヤーで多くのテクノロジーと装備をアップデート

  

ポルシェAGのタイカンとタイカンクロスツーリスモの新しいモデルイヤーが、幅広い変更点を加えて導入されます。技術的進化により、このフル電動スポーツカーの実質的な航続距離は伸びています。その他の重要なアップグレードとしては、ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)とAndroid Autoのシームレスな接続や、タイカンでは初めてリモートパークアシストが利用可能になったことなどがあげられます。この新しいオプションのアシスタンスシステムでは、ドライバーが運転席にいなくても、スマートフォンを使って駐車プロセスを操作することができます。また、間もなくオプションとして発売開始となる「ペイントトゥサンプル」と「ペイントトゥサンプルプラス」により、珍しいカラーや個性的なカラーを選択できるようになります。たとえば1990年代のクラシックなルビースターや明るいアシッドグリーンでタイカンを塗装できるようになります。

今年の4月からタイカンモデルライン担当副社長になったケヴィン・ギークは言います。「車をたえず技術的に進化させることは、ポルシェのDNAに組み込まれています。最新世代のタイカンは、驚くほどシームレスなスマートフォンコネクティビティーが特徴で、Android Autoも組み込まれることになりました。タイカンの電気のみの航続距離は、ますます拡大しています。春にラインナップに追加された新しいタイカンクロスツーリスモは、顧客の皆様からの人気が非常に高く、すでに多数のご注文をいただいております。」

技術的改善:実質上の航続距離が拡大
新しいモデルイヤーのタイカンは、別途ホモロゲーションを取得するわけではありませんので、航続距離(WLTP)の数値が更新されるわけではありません。しかし、最新バージョンの実際の航続距離は、日常の使用では長くなります。この増加を実現するために、幅広い技術的進化が盛り込まれました。ノーマルおよびレンジモードでは、フロントの電気モーターはほぼ完全に切り離され、4WDモードでは部分負荷時には無通電状態になります。さらに、コースティング時や停車時には、前後いずれのアクスルにも駆動力が伝達されません。この電気フリーホイール機能により、ドラッグ損失が抑えられます。ただし、ドライバーがさらなる出力を要求した際や、ドライビングモードを変更すると、再びミリ秒以内にモーターがオンになります。

リモートパークアシスト:遠隔操作による駐車
新しいリモートパークアシストのオプションを使うと、駐車スペースに出入りするときに、ドライバーが運転席に座っていなくても、スマートフォンを使って遠隔操作で取り回すことができます。並列駐車でも縦列駐車でも、ガレージでも、自動制御が可能です。システムが自動的に駐車スペースを検知し、車両の超音波センサーとカメラシステムを使って駐車スペースの寸法を測定します。十分なスペースがある場合は、ドライバーはPorsche Connectアプリを使って駐車プロセスを開始し、車から降りることができます。スマートフォンのアプリインターフェースのボタンを押したままにすると、駐車プロセスを連続的にモニターすることができます。ステアリング操作や車両の前後への動きを、リモートパークアシスト機能が独力で引き受けます。ボタンを放すと、即座にタイカンの駐車操作は停止されます。リモートパークアシストはiPhone 7とiOS 13以降のApple iPhoneに対応しています。

Android Auto:インフォテイメントシステムにも統合
導入以来、タイカンには第6世代ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)が装備されてきました。この完全電動スポーツカーは、Apple MusicやApple Podcastsのシームレスな統合をはじめ、つねにコネクティビティーの先駆者であり続けてきました。そして今や、iPhone向けApple CarPlayのサポートと並んで、Android AutoがPCMに組み込まれることになりました。これにより、Google AndroidのOSを搭載したスマートフォンもサポートされることになりました。こうして、走行安全性に悪影響を及ぼすことのない特定の電話機能やスマートフォンアプリであれば、PCM 6.0経由またはGoogle Assistant音声コマンドで操作できるようになりました。

音声アシスタントのボイスパイロットも、日常の言葉での指示をさらによく理解できるようになりました。サテライトナビゲーションシステムの計算も迅速化し、おもに地点情報(POI)のオンライン検索を使用しながら、その情報もさらに明確に表示されるようになりました。

また、レイアウトとオペレーティングシステムも若干見直されました。その結果、中央ディスプレイの左側のメニューオプションが3つから5つに増え、アイコンも個別に配置可能になりました。

伝説のカラーが復活:塗装がさらに個性的に
1990年代、ポルシェは多くの非常にカラフルな塗装仕上げを導入しました。これらの塗装は、またたくまにポルシェファンの間で伝説的な地位を獲得し、現在、964世代のモデルのようなクラシックカーでとくに人気が高くなっています。こうした魅力的なカラーを、今や復活させることが可能になりました。ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーのたえず進化するパーソナリゼーション戦略の一環として、タイカンでは17種類の標準塗装カラーに加え、ペイントトゥサンプルとペイントトゥサンプルプラスも近々利用可能になります。ペイントトゥサンプルによりムーンライトブルーメタリック、アシッドグリーン、ルビースター、リビエラブルー、ビオラメタリックなどポルシェ特有のカラーを含む63種類色が塗装可能になります。またペイントトゥサンプルプラスでは、ほぼ完全に自由に顧客がカラーを選ぶことができ、タイカンをお気に入りのアクセサリーの色にあわせることすら可能です。

拡大するポルシェジャパンのチャージングサービス
ポルシェジャパンでは国内チャージングネットワークの構築にも積極的に取り組んでいます。国内でもっともパワフルな150kW (CHAdeMO規格)の最高出力を誇る「ポルシェターボチャージャージングステーション」はタイカンの車載バッテリーを30分で80%(走行距離約300㎞分)まで充電することが可能です。現在ポルシェターボチャージャーが設置されたポルシェターボチャージングステーションは、都市型充電インフラとしてLINKS UMEDA、あべのハルカス、ヒルトン名古屋、ナゴヤセントラルガーデン、虎ノ門ヒルズにてすでに稼働しており、設置施設は順次拡大していきます。また日本国内のポルシェセンターのうち、27拠点*でポルシェターボチャージングステーションと同規格のDCチャージャーが稼働しており、2023年末までにはすべてのポルシェセンターでの設置が完了する予定です。またホテルや温泉施設、レストラン、ゴルフ場などのレジャー施設を中心に展開する普通充電器設置プログラム「ポルシェデスティネーションチャージングステーション」には8kW出力充電器を設置。現在15箇所*で稼働しています。*いずれも2021年7月末時点

ポルシェチャージングネットワークの最新情報は下記URLよりご確認ください:
https://www.porsche.co.jp/sp/charging/#search

ベストセラーのタイカン
ここ数か月間、タイカンは特別に成功を収めています。2021年前半だけでも約2万台が納車され、年初来の販売台数が2020年全体の販売台数をわずかに下回るほどの勢いです。この結果、このモデルレンジに最後に加わったタイカンの販売台数は、スポーツカーのアイコンである911と並ぶほどになっています。

タイカンの管理体制の変更
2021年4月から、ケヴィン・ギークがタイカンモデルライン担当副社長となっています。前任者のシュテファン・ヴェックバッハは、現在はカイエンの製品ラインを担当しています。ケヴィン・ギークは18年以上前からポルシェAGに勤務しており、直近では新しい車両プロジェクトの調達責任者をしていました。42歳のギークは、190人からなる強力なチームの一員として、最初からタイカンのプロジェクトに加わっていました。彼の部署では、シュトゥットガルト・ツッフェンハウゼンの新工場向けの設備を調達することも役割に含まれていました。子供の頃、ギークは彼の父親が責任者を務めていたポルシェの航空エンジンの最終試験が行われる週末に同行することを許されました。その後、プフォルツハイム大学で産業エンジニアの学士号を取得し、父親に倣いポルシェのエンジニアとなる道を選びました。

<お客様からのお問い合わせ先>
ポルシェコンタクト 0120-846-911 / HP http://www.porsche.com/japan/

  

  

  

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