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ジャガー・レーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン7 第11戦でサム・バードがポール・トゥ・ウィンでニューヨーク3度目の優勝を飾る

2021年7月13日

  

ジャガー・レーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン7
第10戦、第11戦ニューヨーク・グランプリ
第11戦でサム・バードがポール・トゥ・ウィンでニューヨーク3度目の優勝を飾る
ドライバーズ・ランキングでは首位に浮上

  

■ニューヨークで開催されたABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン7の第10戦、第11戦に出場
■第10戦、サム・バードはファステストラップを叩き出し、9位でフィニッシュしポイント獲得。ミッチ・エバンスは16番グリッドのスタートから順位を7つ追い上げるも電気系統のトラブルによりリタイア
■第11戦、サム・バードはニューヨーク・グランプリで自身3度目の優勝を果たす。ミッチ・エバンスは13位でフィニッシュ
■ドライバーズ・ランキングでサム・バードが首位に浮上し、ミッチ・エバンスは8位。チーム・ランキングでは、ジャガー・レーシングが3位
■ABB FIAフォーミュラE世界選手権の最終戦となるダブルヘッダーレース、第12戦、第13戦は、2021年7月24日、25日(現地時間)に、ジャガー・レーシングのホームグランドであるロンドンで開幕

2021年7月10-11日 アメリカ合衆国 ニューヨーク発: ジャガー・レーシングは、ニューヨークで行われたABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン7の第10戦、第11戦に「I-TYPE 5」で出走し、第11戦でサム・バードがニューヨークで3度目の優勝を飾るという歴史的快挙を成し遂げ、また、ドライバーズ・ランキングでも再び首位に浮上しました。

7月10日に開催された第10戦は、サム・バードにとって不運な出来事が襲いました。フリープラクティス1で壁に衝突してしまい、急遽シャシー変更を余儀なくされますが、ジャガー・レーシングのメカニックとエンジニアが驚異的なチームワークで、パルクフェルメまであと6秒というところで修理を終えました。クオリファイ・セッションになんとか間に合いましたが、今度はオリバー・ローランド(日産e.dams)とのクラッシュに見舞われ、決勝は20番グリッドからのスタートとなります。しかし、ファステストラップを叩き出すなど快調な走りをみせ、9位まで順位を上げ、ポイント圏内でフィニッシュしました。

16番グリッドからスタートしたミッチ・エバンスは、巧みなレース運びでオリバー・ターベイ(NIOフォーミュラEチーム)とセルジオ・セッテ・カマラ(ドラゴン/ペンスキー・オートスポーツ)を抜いて14位に順位を追い上げ、さらにそのあともノーマン・ナト(ロキット・ベンチュリ・レーシング)、ジェイク・デニス(BMW i アンドレッティ・モータースポーツ)、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSテチータ)をオーバーテイクしポイント圏内に浮上しましたが、電気系統のトラブルにより、レース残り27分でリタイアとなりました。

翌日の第11戦では、サム・バードとミッチ・エバンスの両ドライバーが、チーム史上はじめてスーパーポールに進出し、フロントローを独占するという快挙を成し遂げました。

ポールポジションを獲得したサム・バードは、そのまま首位を維持し、1位でフィニッシュ、優勝を飾りました。サム・バードにとってニューヨークのサーキットでの優勝は3度目で、ABB FIA フォーミュラE世界選手権史上、同一サーキットで3回優勝した初めての選手となりました。

一方のミッチ・エバンスは、2番グリッドから出走し、1-2フィニッシュの可能性がみえていましたが、ニック・キャシディ(エンヴィジョン・ヴァージン・レーシング)との攻防戦の末、レース終盤に壁と衝突してしまいペースを崩し、最終的に13位で終えました。

ドライバーズ・ランキングで、サム・バードは現在首位に浮上し、ミッチ・エバンスは8位、チーム・ランキングでは、ジャガー・レーシングは、現在首位のエンヴィジョン・ヴァージン・レーシングに5ポイント差の3位につけています。

ジャガー・レーシングは2021年7月24日と25日にロンドンで開催されるダブルヘッダーの最終戦、ABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン7 第12戦、第13戦 ロンドン・グランプリに挑みます。

ドライバー、サム・バードのコメント:
「残念ながら第10戦ではミスをしてしまいそのダメージはとても大きかったのですが、チームのみんなは信じられないような仕事をしてくれました。レースに出走できたことだけでも驚きなのに、ポイント獲得ができたのは、チームへのささやかなお返しになったと思います。 翌日の第11戦は素晴らしい一日となりました。これ以上嬉しいことはなく、チームを誇りに思います。昨日の状況から挽回し、このような結果を勝ち取ることは私たちが望んでいた展開であり、とても良い気分です。ジャガー・レーシングのみんな、ありがとう。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「第10戦では、かなり順調なスタートを切ることができ、10位以内に入ることができましたが、電気系統のトラブルでマシンが停止してしまい、再起動することができませんでした。第11戦は、まさに待ち望んでいた展開だったのに、台無しにしてしまいました。本当に悔しくて、とても辛いですが、サムには心からおめでとうと言いたいです。」

ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「初日の第10戦は厳しい結果となりましたが、第11戦では一転し、素晴らしい結果を残しました。サムとミッチがフロントローを独占したことは、小さくも新たな歴史を刻んだ瞬間です。2人は、グループ・クオリファイ・セッションを突破し、スーパーポールに進出しました。決勝では、サムとチームが素晴らしいパフォーマンスを発揮し、完璧な勝利を収めました。ミッチは後続のニック・キャシディ(エンヴィジョン・ヴァージン・レーシング)との差をコントロールしながらポジションを維持していましたが、壁にぶつかった際にリア・サスペンションが壊れてしまい、ゴールまであと一歩というところでポイント圏外にまで後退し、苦い思いをしました。サムがドライバーズ・ランキングのトップに返り咲き、この勢いを維持しながら、2週間後のジャガー・レーシングとして初めてホームグラウンドでのレースに挑むのが待ち遠しいです。」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2021年7月10~11日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

  

エディターズ・ノート

ジャガー・レーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。2019年、パナソニック・ジャガー・レーシングはローマ・グランプリで初優勝を果たし、これは、ジャガーが国際的なモータースポーツイベントで勝利を飾った1991年以来初となります。

ジャガーにとってフォーミュラEは、電動化の未来を加速させるための現実世界のテストベッドです。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガー・レーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全12チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーの電気自動車のパフォーマンスの向上とラインアップ拡大につながります。

フォーミュラEの2020/21年シーズンは、国際自動車連盟(FIA)主催の世界選手権ステータスとなって迎える初めてのシーズンとなり、各チームにとって、「Generation 2」のレースマシンを使用する3度目のシーズンとなります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、全レースを戦います。

フォーミュラEは、電気自動車によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。選手権は世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、今シーズンは、サンティアゴ、ディルイーヤ、ローマ、パリ、モナコ、ニューヨークなどを転戦した後、ロンドンで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

昨シーズン、ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキング7位、ジャガー・レーシングとしてはメキシコシティで勝利、サンティアゴで表彰台、ポールポジションを1回獲得して、ジャガー・レーシングは総合7位でした。シーズン7では、これまでフォーミュラE世界選手権で毎シーズン勝利を獲得しているイギリス人ドライバー、サム・バードが新たなドライバーとして加入しています。

シーズン7から、主催者のFIAによって、正式に世界選手権のステータスが与えられ、「ABB FIA フォーミュラE世界選手権」として開催されています。

Race to Innovate
フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「Reimagine」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一の世界選手権であるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとって、技術検証を行う最高のプラットフォームであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ、そして市販車からレースへと相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

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