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半導体・電子部品関連企業向け開発ソリューションの販売において イノテック株式会社と協業を開始【東陽テクニカ】
2021年4月5日
半導体・電子部品関連企業向け開発ソリューションの販売において
イノテック株式会社と協業を開始
~ スケーラブルで安全なハードウェア・ソフトウェアの開発・管理ソリューションを提供 ~
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、IPライフサイクル管理(IPLM)ソリューション 「Methodics IPLM」を販売しているイノテック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:大塚 信行、以下 イノテック)と、半導体・電子部品関連企業向けの開発ソリューションの販売において、2021年4月より協業いたします。
今回の協業により、イノテックと東陽テクニカは、半導体・電子部品関連企業に対して、スケーラブルで安全なハードウェアおよびソフトウェアの開発・管理ソリューションを提供してまいります。
【 背景 】
~半導体IPの管理・再利用で収益拡大を~
近年、AI、自動車、クラウド、IoTと半導体および組込みソフトウェアの市場は急拡大を続けています。半導体の設計・開発はプロセスが長く、それに応じて膨大なコストがかかります。また、万が一設計上でエラーが発生した場合は、最初から作り直さなければならないことから、更なるコストがかかります。しかし、IP(半導体を構成する部分的な集積回路資産)と派生IPの共有と再利用が可能になれば、一度設計したIPや複数のバリエーションを容易に再利用することができるようになり、市場投入までの時間を短縮して収益拡大を図ることができます。イノテックが取り扱うIPライフサイクル管理(IPLM)ソリューション「Methodics IPLM」は、デザイン開発におけるすべてのデータをIP化して包括的に管理するプラットフォームで、重要なデザイン資産と関連するメタデータの完全なトレーサビリティと再利用を保証します。
~大容量化・複雑化しているIPデータ管理システムを、より拡張性の高い統合ソリューションへ~
また、半導体/IP業界では、ファイルのサイズだけでなく、プロジェクトの平均ファイル数も大幅に増加しています。さらに、設計および開発プロセス自体が毎日ギガバイト単位のデータを生成しています。これらすべての要因が、データ管理システムにさらなるストレスを与え、複雑化させています。
そこで、「Methodics IPLM」に、東陽テクニカが取り扱う、テラバイト単位の大容量のデジタル資産を高速かつ安定的に管理できる高速ソフトウェアバージョン管理ツール「Helix Core」を組み合わせることで、これらの課題に対応した拡張性の高い統合ソリューションの構築が可能になります。
尚、イノテックが取り扱う「Methodics IPLM」と東陽テクニカが取り扱う「Helix Core」はいずれも、米国Perforce Software社※1の製品であることから、親和性は高く、両製品の連携は容易に行えます。
【 IPライフサイクル管理(IPLM)ソリューション「Methodics IPLM」について 】
デザイン開発におけるすべてのデータをIP化して、包括的に管理するプラットフォーム。過去の資産流用や不具合が起こったIPがどのデザインで使用しているかの検索が容易に可能。また、Cadence社製Virtuoso®と完全にインテグレートされているため、ユーザーは既存と同じ環境で設計データの管理を行うことが可能。
<主な特長>
・WebベースのIPカタログ機能によるIPの検索
✓ Googleスタイルのフィルタリングで直感的に使用可能
✓ 特定のIPが使用されているデザインを探索
・Property機能によりIPに付随したユーザー独自の情報を付加
✓ 消費電力、マクロサイズ、回路のスペックなど
・参照できるIPに対してアクセス制限が可能
・派生IPを作成した場合に系譜図で流用されたIPをトラッキング
・日本語のコメントが入力可能
・データ管理として実績のあるSCM(Software Configuration Management)ツールを使用
✓ Perforce、Subversion
・Virtuoso®のメニューから履歴を管理
・レイアウト、回路データの差分チェック
✓ マージ機能により差分を追加することも可能
・マルチサイトDMソリューション
【 高速ソフトウェアバージョン管理ツール「Helix Core」について 】
企業の重要なデジタルアセットを管理するソフトウェアバージョン管理ツールをコアにした統合プラットフォーム。ソースコードなどのテキストデータからグラフィックなどの大容量バイナリまで、複数のデータやファイルを含むテラバイト級のアセット群を高速にかつ安定してバージョン管理できる環境を実現。
<主な特長>
・独自のストリーミングプロトコルによる高速なアクセス
・大規模開発に適した拡張性、信頼性の高いデータベース
✓ テラバイトデータ、10,000+ユーザーをサポート
・ストリーム機能により、複雑なプロジェクトも容易に管理
・プロジェクトを可視化するオリジナル GUI
・セキュアな環境を構築できる柔軟なアクセス制御
・インテグレーションを容易にする豊富でオープンな API と SDK
✓ Jenkins、Redmine、JIRA 連携
・Windows をはじめ、Linux、macOS など各種プラットフォームに対応
【 オンラインセミナー開催 】
東陽テクニカは、イノテックを講師に迎え、オンラインセミナーを開催します。
『Helix Coreを用いたIPライフサイクルマネージメントツールのご紹介』
・開催日時: 2021年4月9日(金) 14:00~15:00
・参加費: 無料・要事前申込み
・詳細・お申込み: https://www.toyo.co.jp/ss/seminar/detail/methodics202149
※1Perforce Software社:米国のソリューション・プロバイダー。1995 年に高速ソフトウェア構成管理ツール
「Perforce(現 Helix Core)」を開発・発売。さらに、開発者間のコラボレーションを円滑にするアジャイルプロジェクトの
管理ツール群(アジャイルプロジェクト管理、要件管理、課題管理、テスト管理ツール)を提供することで、
アジャイル開発やDevOps を支援。「Helix Core」は、世界で400,000ユーザー以上が利用。
東陽テクニカは日本国内の総代理店。
<イノテック株式会社について>
イノテックはEDAソフトウェアやOrCADソフトウェアをはじめ、半導体テストシステム、プローブカード、産業用ボード、組込みシステム、サーバー・ストレージ、ノイズ解析、モデルベース開発、デジタルメディア解析、ロボットオートメーションサービスなど、多岐にわたる製品を扱っている先端エレクトロニクス産業の成長および発展に貢献している会社です。開発から生産の各プロセスにおいて、ハードウェア・ソフトウェア・コンサルティングを含めたトータルなソリューションを提供しています。
イノテック株式会社 Webサイト:https://www.innotech.co.jp/
<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは1953年の創立以来、世界最先端の計測機器の輸入販売を行ってきました。現在の事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンスなど多岐にわたり、独自の計測技術を搭載した自社製品の開発にも力を入れ、国内外へ事業を拡大しています。「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンのもと、5G(第5世代移動通信システム)の普及や自動運転車開発なども支える最新ソリューションを提供することで、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/
★ 本件に関するお問い合わせ先 ★
株式会社東陽テクニカ 経営企画部マーケティング課 武田 恵生(たけだ えみ)
TEL:03-3279-0771(代表) / 070-7789-0536(携帯)
E-mail:marketing_pr@toyo.co.jp
高速ソフトウェアバージョン管理ツール「Helix Core」:
https://www.toyo.co.jp/ss/products/detail/perforce
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