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ジャガー・レーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン7 第1戦、第2戦ディルイーヤ・グランプリ 開幕戦はミッチ・エバンスが3位、第2戦はサム・バードが優勝し、2戦連続で表彰台に

2021年3月2日

ジャガー・レーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン7
第1戦、第2戦ディルイーヤ・グランプリ

開幕戦はミッチ・エバンスが3位、第2戦はサム・バードが優勝し、2戦連続で表彰台に

● ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン7が、サウジアラビアのディルイーヤで開幕。第1戦、第2戦の
  ダブルヘッダー開催
● 第1戦では、ミッチ・エバンスが3位に入り、15ポイント獲得。サム・バードはリタイア
● 第2戦では、今シーズンからジャガー・レーシングに加入したサム・バードが1位でフィニッシュ。ミッチ・
  エバンスはリタイア
● サム・バードは、フォーミュラE世界選手権の全シーズンで優勝している唯一のドライバーとして連勝記録を
  保持
● ジャガー・レーシングは2位に7ポイントの差をつけ、総合首位で第3戦に挑む
● 次戦は2021年4月10日(現地時間)に、サム・バード、ミッチ・エバンスの両ドライバーが優勝経験のある
  ローマ・グランプリ

2021年2月27~28日 英国ホイットリー発: ジャガー・レーシングは、ミッチ・エバンスがサウジアラビアのディルイーヤで行われたABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン7の開幕戦および第2戦に「I-TYPE 5」で出走し、初戦でミッチ・エバンスが3位となり、続く第2戦でもサム・バードが優勝し、ジャガー・レーシングは2戦連続で表彰台を獲得し、総合首位に立ちました。

2月26日に開催された開幕戦では、クオリファイ・セッションを6位で終えたミッチ・エバンスが、決勝では素晴らしいスタートダッシュを決めて6位から5位に順位を上げ、さらにパスカル・ウェルライン(ポルシェ・チーム)を追い抜いて4位に浮上しました。そして、フィニッシュまで残り2分のところでレネ・ラスト(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)を追い越し、最終的に3位でフィニッシュし15ポイントを獲得しました。新型レーシングマシン「I-TYPE 5」のスピードと効率性を実証するとともに、ジャガー・レーシングは開幕戦から表彰台に上り、幸先の良いシーズンのスタートを切りました。

クオリファイ・セッションを8位で終えたサム・バードもまた、素晴らしいレースのスタートを切り、力強い走りを見せましたが、レースの残り25分で、アレックス・リン(マヒンドラ・レーシング)とクラッシュし、リタイアを余儀なくされました。

翌日の第2戦のナイトレースでは、サム・バードは、2列目の3番グリッドからスタートし、直後の第1コーナーでセッテ・カマラ(ドラゴン/ペンスキー・オートスポーツ)を追い抜き、2位に躍り出ます。その後も終始、元チームメイトであるロビン・フラインス(ヴァージン・レーシング)と攻防戦を繰り広げ、「I-TYPE 5」の速さを見せつけました。レース終盤、複数のマシンによるクラッシュが発生し、ゴールまでの6分間、セーフティカー導入となり、そのすぐ後ろにつけたサム・バードが1位を維持してレッドフラッグの下フィニッシュし、ジャガー・レーシング加入後の初優勝を果たしました。

一方、ミッチ・エバンスは初戦の勝利から一転し不運に見舞われました。クオリファイ・セッション18位でのスタートで上位を目指しましたが、最終的にはクラッシュによりリタイアとなりました。

ジャガー・レーシングは、2021年4月10日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン7第3戦ローマ・グランプリに総合ランキング首位で挑みます。

ドライバー、サム・バードのコメント:
「信じられないほど幸せです。ジャガーは私を快くファミリーとして迎え入れてくれ、新しいことも教えてくれました。プレシーズンの間、いくつかの課題もありましたが、チームの仲間と協力し、勝利のために努力してきました。この結果は、リヤドの人々だけでなく、ファクトリーに戻ったチーム、そして疲れを見せずにプロジェクトに取り組んできてくれたジャガーの皆のためのものです。確固たるポジションでこの週末を終えることができました。次戦ローマでの市街レースを楽しみにしています。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「開幕戦からいいスタートを切ることができました。初めてライトの下でのレースでしたが、ハローに照らされたコックピットからの眺めは最高でした。第2戦は残念な結果となってしまいましたが、両ドライバーがポイントを獲得することができ、チームとしてはいい結果を残せた週末だったと思います。今回の経験から多くのことを学び、ローマに向けて挑みたいと思います。」

ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「この信じられないほど競争の激化する世界選手権において、2戦連続で表彰台を獲得し、3位入賞そして優勝という、素晴らしいスタートを切ることができたのは、ジャガーにとって本当に素晴らしい週末でした。これは、新型レーシングマシン『I-TYPE 5』をはじめ、パフォーマンスに対してあらゆる面でチーム一丸となって取り組んできたハードワークと、チームの専門的知識の賜です。チャンピオンシップ・ランキングを首位でサウジアラビアを去ることができることは誇らしいことで、ローマに向けてこのポジティブな勢いを維持していきたいです。」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2021年2月26日~27日(現地時間)に発表したプレスリリースの
 抄訳です。

エディターズ・ノート

ジャガー・レーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。2019年、パナソニック・ジャガー・レーシングはローマ・グランプリで初優勝を果たし、これは、ジャガーが国際的なモータースポーツイベントで勝利を飾った1991年以来初となります。

ジャガーにとってフォーミュラEは、電動化の未来を加速させるための現実世界のテストベッドです。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガー・レーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全12チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーの電気自動車のパフォーマンスの向上とラインアップ拡大につながります。

フォーミュラEの2020/21年シーズンは、国際自動車連盟(FIA)主催の世界選手権ステータスとなって迎える初めてのシーズンとなり、各チームにとって、「Generation 2」のレースマシンを使用する3度目のシーズンとなります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、全レースを戦います。

フォーミュラEは、電気自動車によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。選手権は世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、今シーズンは、サンティアゴ、ディルイーヤ、ローマ、パリ、モナコ、ニューヨークなどを転戦した後、ロンドンで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

昨シーズン、ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキング7位、ジャガー・レーシングとしてはメキシコシティで勝利、サンティアゴで表彰台、ポールポジションを1回獲得して、ジャガー・レーシングは総合7位でした。シーズン7では、これまでフォーミュラE世界選手権で毎シーズン勝利を獲得しているイギリス人ドライバー、サム・バードが新たなドライバーとして加入しています。

シーズン7から、主催者のFIAによって、正式に世界選手権のステータスが与えられ、「ABB FIA フォーミュラE世界選手権」として開催されています。

Race to Innovate
フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「Reimagine」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一の世界選手権であるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとって、技術検証を行う最高のプラットフォームであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ、そして市販車からレースへと相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

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ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689
(9:00~18:00、土日祝日を除く)








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