亜鉛加工事業のタイ進出～加工工場を建設し、成長する東南アジアで事業を拡大～【DOWAホールディングス】

2012年7月17日

当社（東京都千代田区外神田四丁目14番1号、資本金：364億円、社長：山田政雄）子会社のDOWAメタルマイン㈱（同所、資本金：10億円、社長：山﨑信男）は 7月13日付でタイに亜鉛加工品の製造・販売を行う現地法人 DOWA Metals & Mining （Thailand） Co., Ltd. を設立しました。今後、2013年12月からの操業開始に向けて加工工場の建設を進め、タイを中心とした東南アジア市場へ本格進出します。

亜鉛を原料とする亜鉛合金・調合亜鉛などの亜鉛加工品は、自動車用のめっき鋼板や部品、建材等に使用され、今後東南アジア地域における需要の拡大が見込まれています。特に、タイは東南部を中心に自動車産業の集積が進んでおり、日系の自動車メーカーおよび自動車関連メーカーも多数進出しています。DOWAメタルマイン㈱は、日本に次ぐ亜鉛事業の第2の拠点としてタイ東南部のチョンブリ県アマタシティ工業団地に亜鉛加工工場を建設し、高品質な亜鉛加工品の現地生産を行い、日系顧客の海外進出や現地調達ニーズに対応していきます。さらに、タイの東南アジア経済のハブとしての機能を生かして、経済成長が著しいベトナムやインドネシアなどへ販路を拡大するなど、新会社を拠点として東南アジアにおける亜鉛事業を拡大していきます。

DOWAメタルマイン㈱の亜鉛事業は、国内最大の亜鉛製錬所である秋田製錬㈱を中心に、自動車用めっき鋼板や自動車部品向けの亜鉛加工品など国内トップクラスの事業を展開しています。今後は、さらに積極的にアジアを中心とした海外マーケットへの展開を進め、事業基盤の強化を図っていきます。