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学生フォーミュラ2012 ボッシュが世界大会に向けて学生自作のレーシングカーの調整をサポート【ボッシュ】

2012年7月13日

・ ボッシュは、スポンサーとなっている学生フォーミュラチームのため2日間のイベントを開催
・ 21台のレーシングカーと200人以上の学生が参加
・ 学生フォーミュラの電気自動車部門と内燃機関自動車部門に出場する35以上のチームをボッシュが支援

ドイツ/ボクスベルク:ボッシュは7月5日と6日の2日間にわたり、ボッシュがスポンサーとなっている学生フォーミュラ・レーシングチームをボクスベルクのテストコースに招待し、車両を実際にコース上でテストする機会を学生たちに提供しました。この2日間のイベントでは、約200人の学生がボッシュの専門技術者とアイデアを交わしながら、世界的な大学対抗競技大会であるドイツ学生フォーミュラ(FSG)に出場するレーシングカー21台を調整しました。

このイベントは、ロバート・ボッシュGmbHの子会社で、エンジニアリングサービスに特化したBosch Engineering GmbHが主催したもので、ボクスベルクにあるボッシュのテストコース上で、各チームは加速性能や耐久性の試験や最適化を行いました。Bosch Engineering GmbH社長のベルンハルト・ビア(Bernhard Bihr)は「学生フォーミュラは、学生と私たち企業双方にとってメリットのある大会です。このエキサイティングな学際的プロジェクトで、ボッシュは意欲と能力にあふれる若き才能を支援しながら、同時にボッシュが魅力的で革新的な会社であることを学生たちにアピールできるからです」と、イベントについてこう述べました。

スポンサー活動の充実化を図るボッシュ

ボッシュは2007年から学生フォーミュラに参加する選抜チームをサポートし、今年はドイツ、イギリス、フランス、オーストリア、オーストラリアの35以上の大学チームを支援しています。ボッシュは、ワイヤハーネスの設計や高電圧作業時の安全性について専門家によるワークショップを催したり、車両テストのイベントを開催したりするなど、さまざまな活動を通じてこの若き才能のための世界競技大会をサポートしているほか、チームに対してモータースポーツ用コンポーネントや資金面での支援も提供しています。こうした活動は、ボッシュに成果をもたらしています。ここ数年間で、このイベントをきっかけに、数多くの有能な学生の獲得に成功しているのです。

重要性を増す電気自動車部門

e-モビリティ分野でも、高い資質を備えた若い人材の需要がかなり高まっています。こうしたe-モビリティ分野への関心の高まりは学生フォーミュラにも反映され、従来型の内燃機関自動車のカテゴリーに加え、2年前に電気自動車の部門が新設されました。ボッシュは今年、電気自動車に自分たちの望みを託す13のチームをサポートしています。なお、学生フォーミュラ・ドイツ大会では、計32チームが電気自動車部門に出場します。

社会人としてのキャリアに向けて準備

学生フォーミュラでは、車両のスピードではなく、コンセプトの優秀さを競います。学生は車両の設計、デザイン、製造を自ら手掛け、ビジネスプランとマーケティングコンセプトの開発も行います。審査委員会はモータースポーツ、自動車、自動車部品の各業界の専門家で構成され、デザイン、効率性、加速性能、燃費を含む8つの基準に沿ってレーシングカーを評価します。この競技大会は、社会人としてのキャリアに向けて踏み出すための絶好の機会となっています。ここでは、技術面・実務面の基本スキルと並び、チームで作業する能力、持久力、献身的な取り組みが求められるためです。

世界有数の競技大会

ドイツ技術者協会(VDI)の後援で開催されている学生フォーミュラ・ドイツ大会は、若きエンジニアのための国際デザインコンペティションとして、開始後7年で世界有数の大会として名が知られるようになりました。毎年、世界中の学生がホッケンハイムリンクに集い、臨場感あふれるサーキットで互いの車両を競いながら、自作のレーシングカーの発表を通じて自身の能力を業界関係者にアピールします。2012年の学生フォーミュラ・ドイツ大会は7月31日~8月5日に開催され、計110チーム、2,000人以上の学生が出場する予定です。


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