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業界最小クラスのドライバ内蔵VCSELを開発、3タイプのラインアップ展開でレーザー市場に新規参入【シチズン電子】
2021年1月15日
業界最小クラスのドライバ内蔵VCSELを開発、
3タイプのラインアップ展開でレーザー市場に新規参入
-最新3Dセンシング用センサの測定距離向上と高精度化に貢献-
シチズン電子株式会社(本社:山梨県富士吉田市、社長:関口 金孝)は、3Dセンシング用の光源として幅広く使用されているVCSEL※1(ビクセル)において、業界最小クラスのドライバ内蔵VCSELを開発し、レーザー市場に参入します。
※1 VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER(垂直共振器面発光レーザー)
微細なレーザー光を基板の垂直方向に射出することで、さまざまな用途の光源に活用されています
業界最小クラス ドライバ内蔵VCSEL
◆製品名 : 左 2in1/3in1 VCSELパッケージ
中 VCSELモジュール
右 スタック構造VCSELパッケージ
◆用途 : 産業機械市場の物体計測や障害物検知、スマートフォンのARやカメラの測距、車載市場の車室内監視
などの光源として
◆発売日 : 2021年1月下旬よりサンプル出荷順次開始
本製品は当社が培ってきた基板設計技術を応用し、ドライバやVCSELなど各素子間の配線のインピーダンスを極小化し高速応答、高出力化を実現しました。さらに当社のパッケージ技術により高放熱を維持しながら小型化にも成功し、幅広い需要への対応が可能になりました。
2021年1月下旬からサンプル出荷を順次開始します。
なお、本製品は2021年1月20日より開催される「ネプコン ジャパン」(2021年1月20日~1月22日/ 東京ビックサイト)に出展を予定しています。
開発背景
VCSELは3Dセンシング用の光源として、産業機械市場の物体計測や障害物検知、スマートフォンの顔認証やカメラの測距、車載市場の車室内監視など幅広く使用され、急激な市場拡大が予想されます。これらのアプリケーションでは、より高精度、長距離のセンシングを実現するためにVCSEL光源の高速応答や高出力化が求められます。シチズン電子ではこのニーズを受け独自のパッケージ技術を生かし、さらなる高速応答と高出力化を実現しました。このVCSELラインアップを通して3Dセンシングの測定距離および精度の向上に貢献します。
主な特長
2in1/3in1 VCSELパッケージ
2in1:スイッチングFET※2とVCSELを小型ワンパッケージに集積し、高速応答を実現
高速応答と線形性が要求される位相差方式TOF※3に最適
3in1:2in1にさらにコンデンサを内蔵し従来比1.6倍の高出力化を実現
短パルスでの高出力が要求されるダイレクトTOFなどに最適
VCSELモジュール
VCSELを4灯搭載し業界トップクラスの20W出力と高速応答を実現広い検出範囲で長距離の測定を必要とする産業機器用途などに
最適
スタック構造VCSELパッケージ
新開発ドライバとVCSELをスタック構造により小型化し、さらなる高速応答と高出力化を実現。
保護回路(電流、電圧、温度)内蔵ですべてのTOF方式に最適
製品仕様
●リリースの内容は発表日時点の情報です。商品のデザイン及び価格、発売日、スペックなどは、一部変更になる場合があります。
お問い合わせ
製品に関するお問い合わせ先
シチズン電子株式会社
事業企画部 事業企画課
TEL 0555-24-8671(直)
cej-vcsel@ml.citizen.co.jp
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