ニュース
いつでもどこでもベンチ試験の状況を把握 試験のリモートワーク推進に貢献 遠隔監視システム【小野測器】
2020年11月25日
自動車開発の現場では、CASE※ に代表される自動車産業の変革に対応するために、開発の効率化が求められています。しかし、ベンチ試験が予定通りに進捗しているかは試験現場でしか確認できず、試験の効率化や管理の面で大きな課題となっています。
今回小野測器が開発した「遠隔監視システム」は、現場でしか確認できなかった試験の状態を、リモートでも確認できるサービスです。コロナ禍の中、試験現場でも在宅勤務が推奨されており、自動車試験の新しい働き方に貢献します。
これまで小野測器は、お客様のご要望に応じた管理システムを構築してきましたが、「遠隔監視システム」の開発により、リモートワークを含めた新たなサービスの提供が可能になりました。今後はベンチの稼働状況から故障やメンテナンスの必要性を予測する機能や、試験データを管理する機能など、新機能を順次追加していくことを計画しています。
これからも小野測器は「遠隔監視システム」を通じて、いつでもどこでも、試験に関わるお客様に「安心」を提供し、スムーズな試験運用とリモートワークの推進に貢献します。
CASE※:Connected、Autonomous、Shared、Electric
遠隔監視システムのイメージ
遠隔監視システム 特長
・Webブラウザを活用したアプリケーション
Webブラウザを活用することで、スマートフォン、タブレット、PCなど端末を選ばずに、管理下にある
ベンチシステムの状態をどこでもモニタリングできます。
・リアルタイムで複数ベンチの状態を「見える化」
遠隔地で複数のベンチシステムの稼働状態や計測値をモニタリングできることで、進行中の試験の動向や良否を
把握でき、ベンチ操作者へのサポート、自動運転の拡大に貢献します。また、異常発生時はWebプッシュ通知で
いち早く異常を知ることができます。
・設備稼働率、稼働履歴の一括管理
複数ベンチの1日の稼働履歴や稼働率をバーグラフ、数値でモニタリングすることができます。また、稼働結果毎に
作業内容やコメントを追加することができるため、より詳細な状態を共有、管理することができます。
・稼働履歴のデータ出力機能
稼働履歴に関するデータを出力して内容を分析することで、設備稼働率の向上や試験効率の改善が図れます。
株式会社小野測器ホームページはこちら