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産業向けテレメトリシステム「T1-PCM-IND」販売開始【東陽テクニカ】
2020年10月1日
産業向けテレメトリシステム「T1-PCM-IND」販売開始
～ドイツ KMT-Kraus Messtechnik GmbH 製品の独占販売権を取得～
株式会社東陽テクニカ(本社︓東京都中央区、代表取締役社長︓五味勝)は、テレメトリシステム※1の開発と販売で40年以上の実績を持つKMT-KrausMesstechnikGmbH(本社︓ドイツ、バイエルン自由州オッターフィング、以下KMT社)の、国内における独占販売権を取得し、2020年10月1日より、産業向けの単一チャンネルテレメトリシステム「T1-PCM-IND」の販売を開始いたします。
※1 センサーで計測した温度やひずみ、電圧信号などのデータを遠隔で取得するためのシステム
「T1-PCM-IND」システム一式
【製品詳細】
産業機械のメンテナンスのために、センサーなどで状態を監視し故障の兆候を事前に検知して保全を行う、“予知保全”の導入が広がっています。産業機械の予知保全のためには、主な可動部であるギアやシャフトなどの回転体の回転数や、振動、温度を計測することが重要ですが、回転体から計測したデータを取り出すのが難しいという問題があります。しかし無線で回転体からデータを送受信できるテレメトリシステムは、有線で通信をする場合と比較して回転体に巻き込む線がなく、スリップリング※2のように大掛かりな機械の改造も不要で、既存の設備に取り付けることができます。「T1-PCM-IND」は産業機械で利用可能な耐久性、耐環境性に優れる小型のテレメトリシステムです。さまざまな直径の回転シャフトに対応し、これまでは直接計測のできなかった1m以上の大径シャフトを持つ工場機械やインフラ設備にも利用可能です。これにより産業機械、設備の状態監視を可能にし、効率の良い予知保全に貢献します。
※2 回転体に電力や電気信号(データ)を伝達するための機構。回転体に取り付けた部品と、外部の装置とを
ブラシなどの極狭い接点で接触し伝達を行う。ケーブルの巻き込みは起こらないが、既存の機械への
改造を伴う取り付け作業や、摩耗による劣化などが生じる。
【「T1-PCM-IND」の主な特長】
・幅5㎝の省スペースに設置可能な小型筐体
・工業機器制御装置向けの電流信号出力に対応
・高い耐環境性能①防塵防水性能︓IP65
・高い耐環境性能②動作温度︓-40～85℃
【製品データ】
・製品名︓T1-PCM-IND
・販売開始日︓2020年10月1日
＜KMT-KrausMesstechnikGmbHについて＞
KMT-KrausMesstechnikGmbHは、産業向けのワイヤー巻き上げ機、シャフトやギアなどの回転体や、自動車などの移動体に取り付けた各種センサーの計測データを、電波などを用いて無線で送信するテレメトリシステムを開発、販売する世界的メーカーです。1979年の創業以降、自動車、航空、建設機械、鉄道、そして工場やインフラ設備などの産業とさまざまな分野向けに多くのテレメトリシステムを提供してきました。近年では予知保全や、状態監視システムの普及に伴い、テレメトリ技術を担う重要な技術発信企業として存在感を高めています。
KMT-KrausMesstechnikGmbHWebサイト︓https://www.kmt-telemetry.com/
＜株式会社東陽テクニカについて＞
当社は 1953年の創立以来、世界最高水準の“はかる”技術の提供をコアコンピタンスとし、最先端の測定機 器の輸入販売と自社開発製品の提供によって、官公庁、大学ならびに企業の研究開発を支援してきました。技 術分野は、情報通信、自動車計測技術、環境エネルギー、EMC（電磁波障害）試験、海洋調査、ソフトウェ ア開発支援、メディカルなど幅広く、米国や中国の現地法人などを通じて世界にも提供しています。
また、2016～2017年にかけて新しい3組織「セキュリティ＆ラボカンパニー」「技術研究所」「ワン・テクノロジー ズ・カンパニー」を設立。サイバーセキュリティサービスの提供、自動運転車の開発支援、AI（人工知能）を使っ たデータ解析など、新しいソリューションの創造に取り組んでいます。
東陽テクニカは「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンのもと、これからも産業界の発展と安全で環境にやさ しい社会づくりに貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト：https://www.toyo.co.jp/
★ 本件に関するお問い合わせ先 ★
機械制御計測部
TEL︓03-3245-1242(直通) E-mail：imc-info@toyo.co.jp
T1-PCM-IND」製品ページ︓
https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/t1pcm.html
※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変 更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
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