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新製品「WHILL Model C2」を敬老の日に発売開始【WHILL】
2020年9月17日
新製品「WHILL Model C2」を敬老の日に発売開始
〜外出サポートによりシニア層のクオリティ・オブ・ライフ向上に貢献〜
WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役兼CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、新型の近距離モビリティ「WHILL Model C2(ウィル モデル シーツー)」を2020年9月21日(敬老の日)より予約販売を開始いたします。「WHILL Model C2」は、「WHILL Model C」へのお客様の声を反映し、走行性能やユーザビリティをさらに向上させた新製品です。併せて、シニア層の安全な外出をいっそう後押しするために、お客様がさらにお試し・購入しやすく、また安心してご使用いただけるような枠組みも新設致します。
WHILL Model C2
新製品の主な特長としては、リアサスペンションを採用することによる快適な乗り心地、コントローラー部分の操作性の改善、走行距離の増加、後方ライト位置の変更などがあげられます。2020年11月からは直販体制も整え、試乗サービスや運転アドバイス付きの購入サービスを、電話やWEBなどで全国から申し込めるようにする予定です。また、盗難や破損の際の本体補償を追加したほか、既存の保険サービスWHILL Smart Careの内容を拡充させました。
本製品は、シニア層の使用を主に想定して開発されました。通常、福祉用具は、介護保険の適用を受けた上で、介護系の流通事業者を通じて借りることが一般的ですが、歩行困難を抱える高齢者は日本だけでも1,000万人と言われており、介護保険利用者の数を大きく上回ります。(*1)(*2)WHILLは、さまざまな販路を拡大することで、介護保険を利用されない方にもWHILL製品を気軽にご利用いただきたいと考えています。さらに、高齢者の外出をサポートすることによって、買い物、通院など自立度の向上、地域、コニュニティなど社会との接点の増加など、健康面の維持だけではなく、シニア層のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献したいと考えています。
新型コロナウイルスの影響によって、シニア層の外出頻度の減少や、人との関わり合いが減少することにより、シニア層の認知症の進行や生活不活発病の発症が懸念されています。WHILL社による調査では、シニア層の約7割で緊急事態宣言後に「社会参加機会」が減少していることが判明しています。特に、歩きづらさを感じているシニアは、その傾向が顕著に現れました。 日頃の移動手段も、徒歩や自転車などには大きな変化が見られないものの、バスや電車の利用は大きく減少しました。新型コロナの感染拡大により、公共交通機関の利用を控え、行動範囲が縮小していることが読み取れます。(*3)
東京都立大学准教授の藺牟田洋美氏は、「コロナ禍でシニア層の外出頻度と社会参加の機会が減少し、心身もネガティブな影響を受けている可能性がある。高齢期で社会的つながりを失うことはフレイル(要介護状態の前段階)の入り口であり、要介護予防のため、できるだけ家に閉じこもらず、上手に機器の力を活用して外出し、人とのつながりを維持しよう」と呼びかけています。(*4)
「ウィズコロナ時代、移動には大きな変革の波が来ています。これまでは、公共交通機関による移動が主だった場所でも、コロナの影響で、自転車やバイク、キックボードなどのモビリティに置き換わられる場合が増えてきました。これからの人の移動は、いわば、大動脈的な移動から、毛細血管的な移動にシフトしていきます。そのような中、WHILLは、自家用車や他のマイクロモビリティが使えないシニア層のための「近距離モビリティ」として、多くの方々のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献したいと考えています」と、WHILL株式会社 代表取締役兼CEOの杉江 理は述べています。
近距離モビリティ「WHILL Model C2(ウィル モデル シーツー)」を2020年9月21日(敬老の日)より予約販売開始 するとともに、同月、中国でも発売開始し、順次、他の地域にも展開していきます。 WHILL社は、今後も、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」ことを目指していきます。
「WHILL Model C2」の主な改善ポイント
①新たなリアサスペンションで、段差や悪路でもさらに滑らかな走行が可能
乗り心地向上のために、衝撃を吸収しやすいリアサスペンションを新たに採用し、さらに滑らかな走行が可能となりました。段差の乗り降りやでこぼこした道でも、シートや体への衝撃を吸収し、快適に走行します。
②コントローラー/スイッチを改善、片手で操作でき、力の弱いシニアの方でもより操作しやすく
コントローラーとスイッチを片側に集約し、操作時に軽い力で操作が出来るようになりました。ご高齢で力の弱い方などでも、従来よりも容易に操作が出来ます。また、コントローラーは左右どちらにも付け替えが可能です。
③走行距離を16kmから18kmに改善
バッテリーがさらに長持ちになりました。連続走行距離はModel Cから2km増えて18kmです。
④リュックをかけた状態でもライトが見えやすく、夜道でも安心して走行
テールライトをアーム後端に設定したことで、リュックをかけた状態でもライトが見やすくなりました。夜道でもより安心して走行できます。
⑤アームの跳ね上げ性能改善で、乗り込みやすく
アームの回転中心を従来の「WHILL Model C」よりも後方にしたことで、乗り降り時のシートへのアクセスを向上しました。ベッドや椅子など、真横から移乗する際に、よりスムーズに移乗することが可能になりました。
「WHILL Model C2」は本体価格473,000円(非課税)で、2020年9月21日(敬老の日)よりWHILL株式会社のホームページにて予約販売を開始します。
「WHILL Model C2」 製品詳細ページ https://whill.inc/jp/model-c2
製品概要
名称:WHILL Model C2(ウィル モデル シーツー)
予約販売開始:2020年9月21日(敬老の日)(WEBで先行予約、電話予約は23日(水)から)
販売価格:473,000円(非課税)
介護保険レンタル:約2,700円/月
主な仕様:
*1 総務省統計局 人口推計(2018年(平成30年)10月1日現在)
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2018np/index.html#a05k30-b
*2 国土交通省 第1回 高齢者の移動手段の確保に関する検討会(平成29年3月10日開催)
配布資料 高齢者の生活・外出特性について
http://www.mlit.go.jp/common/001176318.pdf
*
*3 *4 : 2020年8月28日WHILL社調査:シニア世代におけるコロナ禍の
外出・社会参加影響調査結果を発表(https://whill.inc/jp/news/28585
)
<WHILL社について>
WHILL社は、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中で、近距離移動のプラットフォームを作っていきます。2012年5月に日本で創業し、2013年4月には米国、2018 年8月にはオランダに拠点を設立しました。パーソナルモビリティとMaaSの二つを事業の柱とし、パーソナルモビリティ事業では、デザインとテクノロジーの力を生かした、近距離用のモビリティとして、WHILL Model A、WHILL Model Cをはじめとする製品群を、12の国と地域で販売しています。またMaaS事業においては、障害の有無や年齢に関わらず、だれもが楽しく安全に乗れる一人乗りのモビリティによる移動サービス・システムの提供により、既存の交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行います。
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