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ベトナムにおける電子機器製造受託サービス事業拠点設立について【住友商事】

2020年9月10日

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)は、電子機器製造受託サービス(Electronics Manufacturing Service、以下「EMS」)事業を展開している株式会社スミトロニクス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤 圭弥、以下「スミトロニクス」)を通じ、ベトナムへのEMS事業拡大を目的として、Sumitronics Vietnam Co., Ltd.(本社:ベトナム ハノイ市、以下「STX-V」)を設立します。

ベトナムは、安定した政情、豊富かつ質の高い労働力に加え、チャイナプラスワンの生産拠点として注目度が高まっています。2018年の海外からの直接投資額は日本が世界第1位であり、83.4億米ドルにも上ります。今後も日本企業のさらなる進出が期待されていることに加え、米中貿易摩擦の影響から北米に輸出する中国生産品をベトナムに生産移管する動きも加速しています。なお、2019年のGDP成長率は7パーセントと、2年連続高水準を維持しており、今後も高成長が期待されます。ベトナムでは自動車や家電製品を中心とした国内需要の増加や輸出の伸びに伴い、EMS事業のさらなる成長が見込まれます。

STX-Vは、ベトナムで製造を手掛けるOA機器、白物家電、車載機器、産業機器メーカー向けに高品質かつ安定したEMS事業を提供します。なお、住友商事がベトナムにて手掛ける工業団地事業や物流事業との連携も視野に入れ、EMS事業を展開する予定です。将来的にはベトナム国内のみならず、北米、欧州、東南アジアなどの顧客との関係強化も目指します。STX-Vは、2020年9月の操業開始を予定しており、5年後には売上高100億円を目指します。

住友商事は、1990年代にEMS事業に参画し、スミトロニクスグループを通じて、海外8カ国10拠点でEMS事業を展開しています。STX-Vの運営を通じ、成長するベトナムにおける各産業での需要を取り込み、収益拡大を図ります。また、医療分野、環境インフラ分野など今後の伸張が期待される新たな産業分野でのエレクトロニクス関連ビジネスのニーズを取り込みつつ、グローバルにEMSネットワークを強化し、さらなる事業成長を目指します。

<参考資料>
■STX-V社概要
会社名   :Sumitronics Vietnam Co., Ltd.
本社所在地 :ベトナム ハノイ市
出資比率  :スミトロニクス 100パーセント
資本金   :100万米ドル
設立時期  :2020年8月







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