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Analog Devices, Inc. の車載オーディオ・バス®に村田製作所のコモンモードチョークコイルが認定【村田製作所】
2020年6月30日
株式会社村田製作所のコモンモードチョークコイル「DLW32MH101XK2」が、Analog Devices, Inc. (以下、ADI社)の車載向けインターフェースである「車載オーディオ・バスⓇ※1」に認定されました。これにより、お客様での評価を簡素化でき、部品を選定しやすくなりました。
※1 車載オーディオ・バスⓇ (Automotive Audio Bus): ADI社によって開発された、音声系および制御系データ、
クロック、電力を1本のシールドされていないツイストペア線で伝送する
高速デジタル相互接続テクノロジー。業界最小のレイテンシ※2で高速伝送が可能。
「車載オーディオ・バスⓇ」はAnalog Devices, Inc. の登録商標です。
※2 レイテンシ:転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる通信の遅延時間のこと。
近年、自動車業界では自動運転に向けた動きが加速しています。自動運転を実現するために、自動車に搭載する電子機器ユニットが増加しており、各ユニットを接続するワイヤーハーネス※3の軽量化がますます重要となっています。また、制御系データの伝送だけでなく、画像や音声系データの伝送にも高速差動伝送インターフェースの導入が進んでいます。
こうしたなか、配線集約型でデータ伝送の遅延影響を受けやすい用途で、制御系データや音声系データの伝送に車載オーディオ・バスⓇインターフェースが使われはじめています。
※3 ワイヤーハーネス:電極供給や信号通信用ケーブルを束ねたものこのたび、
当社の小型3225サイズ (3.2×2.5mm)コモンモードチョークコイル「DLW32MH101XK2」が、
ADI社の車載オーディオ・バスⓇ用のコモンモードチョークコイルに認定されました。
当社は今後も、ワイヤーハーネスなどの軽量化を進め、自動運転の実現に貢献していきます。
製品サイト
製品詳細はDLW32MH101XK2をご確認ください。
関連サイト
差動インターフェースのセレクションガイド
ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
詳細はこちらのページをご覧ください。www.murata.com/ja-jp
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