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SCオルタネーター累計生産1億台を達成【デンソー】

2012年6月14日

㈱デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、本日6月14日(木曜日)に主要製品の一つであるオルタネーターの主力モデル「SC(セグメントコンダクター)オルタネーター」の累計生産台数1億台を達成し、安城製作所で記念式典を実施しました。SCオルタネーターは、日本を含め、米国、タイ、中国、イタリア、インド、台湾で生産しており、1999年12月の生産開始以来、12年6ヶ月で累計生産台数1億台を達成しました。

オルタネーターは、エンジンの動力エネルギーの一部を、電気エネルギーに変換し、バッテリーや車両の各種電装品(ランプ、エアコンなど)に電力を供給する発電機です。近年、車両の安全性や快適性の向上およびIT化を始めとする高機能化により、必要な電力は増加しており、電力を供給しているオルタネーターの高出力化・高効率化が求められています。

このニーズに対応するため、それまでのオルタネーターがコイルに丸形の銅線を使用していたのに対し、SCオルタネーターは、角形の銅線を隙間なく整列させて、高密度化を実現し、発電効率の大幅な向上と小型軽量化を達成しました。

デンソーは、オルタネーター分野においては1988年以来、世界トップシェアを保持していますが、その中でもSCオルタネーターは、現在、当社のオルタネーターの生産台数の7割を占める主力モデルであり、今なお世界的に高い競争力を維持し続けています。

デンソーは、1962年からオルタネーターを生産しており、長い歴史の中で小型・軽量・高効率化を進めてきました。今後は、車両における電力需要の増加に対応すべく、更なる発電効率の向上に向けた研究開発を行っていくとともに、新興国向けにもこれまで培ってきた技術を応用しつつ、最適な仕様の製品を開発し、世界中のお客様に提供していきます。

なお、SCオルタネーター累計生産1億台達成に合わせて、6月18日(月曜日)から本社5号館内にある総合展示ホール「デンソーギャラリー」において、発電機やモーターの高効率化に欠かせない、当社のコイル製造技術を企画展示として紹介します。

記念式典

SCオルタネーター


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