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警察庁より最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を2機受注【川崎重工業】

2020年6月12日

川崎重工は、警察庁よりBK117ヘリコプターシリーズの最新型「H145//BK117 D-3」(以下、D-3)を2機受注しました。今回のD-3は警察向けとしての初受注となり、2022年3月に納入し、2022年度からの運用が予定されています。

D-3は、現行機BK117 D-2(以下、D-2)の改良型です。フルフラットフロアを備えた広いキャビンスペース、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、高高度におけるホバリング(空中停止)性能の向上、低騒音化、そして最新のアビオニクス(電子機器)搭載によるパイロットの負荷低減などの特長を継承しつつ、最新式のメインローター・システム(5枚ブレード・メインローター)の採用などにより、以下のとおり性能を向上させています。

1.有効搭載重量を約150kg増加:最大全備重量を約100kg増加したほか、
  機体重量を約50kg軽減したことにより、D-2に比べ有効搭載重量が約150kg増加。
2.整備期間を約50%短縮:点検項目の削減および整備が容易な構造の
  最新式メインローター・システムの採用により整備期間を短縮。

BK117ヘリコプターは、欧州のエアバス・ヘリコプターズ社と国際共同開発した中型双発機で、救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送などで活躍しています。1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ね優れた技術力と高い信頼性により当社納入分(2020年6月12日現在)で179機、エアバス・ヘリコプターズ社納入分を合わせると全世界で1,600機以上の納入を誇るベストセラー機です。
  当社は今後とも、BK117ヘリコプターの性能向上および各種用途に合せた装備品を開発するとともに、これまでの納入実績に裏付けられた高い信頼性や、開発・製造・販売・アフターサービスまで全て当社で行えるきめ細やかなサポート体制を活かし、国内外問わず積極的な営業活動を展開していきます。








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#2020年6月12日