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Bluetooth機能を強化した、車載/産業市場向けワイヤレスMCUファミリの新製品を発表【NXPセミコンダクターズ】

2020年5月26日

NXP SemiconductorsはKW3xマイクロコントローラ(MCU)ファミリの新製品を発表しました。新製品のKW39/38/37 MCU(https://www.nxp.com/products/wireless/bluetooth-low-energy/kw39-38-37-32-bit-bluetooth-5-0-long-range-mcus-with-can-fd-and-lin-bus-options-arm-cortex-m0-plus-core:KW39-38-37 )はBluetooth 5.0 Long Range機能と拡張Bluetoothアドバタイジング・チャネルが追加されています。KW39/38/37はこうした機能強化を実現しながら、前世代製品のKW34/35/36とハードウェア/ソフトウェア/ツール互換を維持しシームレスな移行を可能にします。コネクティビティMCUにより、Bluetooth LEデバイスは、Bluetoothアドバタイジング・チャネル数と、有力なIoTプロトコルであるBluetooth標準でのアドバタイジング・データの増加が可能になります。新ワイヤレスMCUソリューションは、デジタル化が進む車載/産業分野の新たなユースケースへの対応を可能にします。

KW39/38/37ワイヤレスMCUはCAN-FDペリフェラルとの堅牢なシリアル通信と、車載/産業グレード・ハードウェア/ソフトウェアに対応します。新製品はキーレス・エントリ、センサ、ワイヤレス・オンボード診断機能などの車載アプリケーションに最適です。さらに、ビル制御/監視、消防/安全、ヘルスケア、資産管理/監視や広範な産業用途のアプリケーションを実現します。

クラス最高のRF性能を提供するKW39/38/37ファミリは、優れた受信感度により長距離Bluetooth Low Energy通信を可能にします。新製品は-105dBMの受信感度とLE-coded 125kbits/sのデータレートを実現し、例えば、過酷な環境下での長距離接続が可能となります。さらに、新製品の無線機能は利便性が高く、マスタ/スレーブのいかなる組み合わせでも最大8個のセキュアな同時接続をサポートし、権限を持つ複数のユーザーとデバイスとの通信を可能にします。新製品の革新的なデータ・ストリーム・バッファはプロセッサやDMAの動作を停止させずに無線パラメータのキャプチャを可能にし、距離や角度の高精度測定を実現します。

NXPのMCUXpressoツールは認証済みBluetooth Low Energyソフトウェア・スタックとアプリケーション・プログラミング・インターフェース・コールを備えています。新製品のKW39/38/37 MCUはハードウェア/ソフトウェア互換性により前世代製品を拡張し、設計サイクルを短縮します。さらに、KW38 MCUに統合されたFlexCANは産業CAN通信ネットワークや自動車の車内ネットワークへのシームレスな統合を可能にします。FlexCANモジュールは広い帯域幅とより低いレイテンシ向けのCAN Flexible Data-Rate(CAN FD)のサポートが可能です。

新機能、市場での高い品質と性能の提供に向けたNXPのコミットメントを裏付け
* KW39/38/37ワイヤレスMCUはBluetooth Low Energyバージョン5.0とGeneric FSK無線による長距離対応機能を統合し、AEC-Q100 Grade 2と各種産業認証を取得済みで、セーフティ・クリティカルなアプリケーション向けに優れた耐久性と性能を提供
* RF送信出力と受信感度を強化:
(1)125kbit/sで-105dBm(Typ.)のBluetooth LE感度
(2)1Mbit/sで-98dBm(Typ.)のBluetooth LE感度
(3)-101dBm(Typ. at 250kbit/s)のGeneric FSK感度
(4)+5dBmの最大送信出力により、長距離通信と干渉に対する高耐性の確保を可能にする先進リンク・バジェットを提供
* AES-128アクセラレータ:ネットワーク・コミッショニングと対応プロトコル送信向けのハードウェア・セキュリティ・アルゴリズムを使用する、高速暗号化/復号化向けの乱数発生器
* 7mm x 7mmのウェッタブル・フランク48HVQFNパッケージを採用し、最大512kBのECC対応フラッシュ・メモリ、64kB SRAMも搭載。プロトコル・スタック、アプリケーション・プロファイル、カスタム・ユーザー・ファームウェア向けに十分なメモリ領域を提供

製品供給とサポート
KW39/38/37製品はNXPと正規販売代理店より提供中です。詳細については、https://www.nxp.com/products/wireless/bluetooth-low-energy/kw39-38-37-32-bit-bluetooth-5-0-long-range-mcus-with-can-fd-and-lin-bus-options-arm-cortex-m0-plus-core:KW39-38-37 をご覧ください。

NXPのコネクティビティ・ポートフォリオについて
NXPは業界で最も広範なワイヤレス技術ポートフォリオの1つを提供しており、予測と自動化を行うコネクテッド・ワールドに向けたビジョンの促進にコミットしています。EdgeVerseプラットフォームのプロセッシング能力とともに、NXPはスマートなコネクテッド・デバイスの実現において比類のない地位を確立し、人々の生活をより容易に、安全に、便利にしています。人々のインターネットへの接続、IoTデバイスのクラウドへの接続、今までにない新たな方法によるクルマとのコミュニケーション、そのいずれに関しても、お客様はNXPの製品ポートフォリオにより、最も革新的なアイデアを自信と信頼感を持って進化させることができます。NXPはパートナーと協力し、世界をつなぎ、社会をともに進化させるソリューションを提供しています。

NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で3万名を超える従業員を擁しています。2018年の売上高は94.1億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/jp/ (日本語)をご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp (日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。Arm、CortexはArm Limitedまたは米国/その他の地域における子会社の商標または登録商標です。関連技術は特許、著作権、設計、企業秘密の一部あるいは全部により保護されている場合があります。All rights reserved. (C) 2020 NXP B.V.

プレスリリースに関するお問い合わせ
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