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アクティブ・セーフティ・システムを新たなテスト施設で開発【ボルボ・カー・ジャパン】

2012年6月1日

【スウェーデン本社、ヨーテボリ発/2012年5月30日】
全く新しいアクティブ・セーフティの研究開発施設が、ボルボ・カー・コーポレーション(以下、ボルボ社)が自動車の安全分野でリーダーシップをとり続けていくために大変重要な役割を担います。当施設はActive Safety Test Area AB(ASTA)という会社によって設立、運営されます。


ASTAは“AstaZero”というブランド名のもとでテスト施設を運営します。当施設はスウェーデン西部・ヘラレッドに在るボルボ社の既存の走行試験場に隣接しています。この施設により、ボルボ社はユニークなテスト環境を利用することができる企業の一つになります。

「新たなテスト施設により、我々は未来のインテリジェント・セーフティやドライバー・サポート・システムを開発するための優れたツールを利用できるようになります」とボルボの研究開発を担当する上級副社長のピーター・メルテンスは述べています。また彼はこう続けます。

「ボルボ社は自動車産業における安全分野のリーダーです。我々の技術者たちは、“2020年までに新しいボルボ車が関わる死亡者や重傷者を無くす”というボルボ社のビジョンに向けての次のステップとして、次世代テクノロジーを進化させているところです」

アクティブ・セーフティとは、ドライバーが事故を避けたり、事故の結果を大きく軽減するのに役立つ技術面での問題解決を意味します。ボルボ社の最近の技術革新のいくつかには、例えば、歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システムやシティ・セーフティ(低速用追突回避・軽減オートブレーキ・システム)、ドライバー・アラート・コントロール、クロス・トラフィック・アラート、ロード・サイン・インフォメーション・システムなども含まれています。

AstaZeroの新たなテスト施設では、ドライバーと自動車の両方がさまざまな交通環境下でテストされます。混雑した市街地の道路や高速道路、複数車線の高速道路、交差点などです。一つのとても重要な要素は、他の自動車や歩行者、自転車、原付、オートバイ、トラック、バス等との相互のやり取りです。

また、様々な交通状況でテストが行われる予定です。例えば、単調な高速道路の運転中に突然障害物が現れたりする状況、ダミーの乗り物やダミー人形などを用意した市街地の交通状況、多くの車で混雑する複数車線の高速道路など。横転事故からより効果的に守るための開発をするために、長いトレーラーを蛇行運転させるといったことも可能です。

ASTAはSP(スウェーデン技術研究所)とヨーテボリにあるチャルマース工科大学によって所有されています。この設備は2014年に運用が開始される予定です。


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