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新しい電動コンパクトSUV 「ID.4」 のプロトタイプを公開【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】
2020年3月3日
新しい電動コンパクト SUV 「ID.4」 のプロトタイプを公開
プレムアムサウンドシステム“beats sound system”を標準装備
モデル名は「ID.4（アイディ.4）」1に決定：今年中に発売
最大航続距離500km：優れたエアロダイナミクスと効率により長距離走行が可能
グローバルモデル：「ID.4」はヨーロッパ、中国、米国で生産および販売予定
ウォルフスブルグ（ドイツ） – コンセプトカーの「ID.CROZZ（アイディ. クロス）」2は 「ID.4」に進化を遂げました。フォルクスワーゲンは、ジュネーブモーターショーの 中止を受け、ウェブキャストで、ブランド初の電動 SUV に関する詳細な内容を 提供します。新型「ID.4」は今年導入予定です。「ID.3（アイディ.3）」3 に続くこの モデルは、新しいモジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス（MEB）に基づく 2 番目のモデルで、発売へのカウントダウンが既に始まっています。「“ID.3”と同様、 “ID.4”もカーボンニュートラルなクルマとして市場に導入されます」と、フォルクス ワーゲン COO のラルフ ブランドシュテッターは述べています。「私たちは、 ヨー ロッパ、中国、米国で“ID.4”を生産、販売します。」
このゼロエミッション SUV のデザインは、非常に優れたエアロダイナミクスを特徴 としています。ラルフ ブランドシュテッター：「卓越したエアロダイナミクスにより抗 力係数が低減され、 “ID.4”の航続距離は最大 500km にも達しています。」
「ID.4」は、まずは後輪駆動モデルとして発売されますが、後日、電動 4 輪駆動 バージョンも追加されます。高電圧バッテリーをアンダーボディの中心近くに搭載 することにより、低重心化と非常にバランスの取れた軸荷重配分を実現し、ドライ ビング ダイナミクスが最適化されています。他のすべての MEB モデルと同様、 「ID.4」は、コンパクトな電気駆動テクノロジーを採用することにより、広々とした 室内スペースを提供します。このゼロエミッション SUV のフルデジタル コック ピットは、非常に分かりやすい構成を特徴としています。その操作は、主にタッチ スクリーンとインテリジェントで直感的なボイスコントロールによって行います。
フォルクスワーゲンにとって「ID.4」と「ID.3」は、パリ協定に基づいて 2050 年まで に完全にカーボンニュートラルな企業になるという、ブランドの取り組みにおける 重要なマイルストーンです。現在、フォルクスワーゲン フリートの CO2排出量を、 2025 年までに約 3 分の 1 に削減する計画が実行されています。フォルクスワー ゲンは、モデルラインナップを電動化するために 10 億ユーロを投資し、ハイブ リッドモデルの数も増やしています。これは、電動パワートレインと同様、あらゆる 顧客層を対象とする「Golf（ゴルフ）」をはじめとする量販モデルに、新しいマイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドモデルを追加することで、将来のフリート排出量を大幅に削減できるという事実に基づいています。
このような理由から、今回のウェブキャストでは、「ID.（アイディ.）」モデルだけでなく、ハイブリッド駆動システムを備えた新しいフォルクスワーゲンモデルにも焦点を当てています。これには、新しい「TouaregR（トゥアレグR）」4も含まれます。この最もパワフルなフォルクスワーゲンモデルは、将来的に、効率的なプラグインハイブリッドシステムによって強化されます。このモデルは、100kW（136PS）を発生する電気モーターと、最高出力250kW（340PS）のV6ターボチャージャー付きガソリンエンジン（TSI）を組み合わせることで、340kW（462PS）のシステム出力を発生します。「TouaregR」の電動モード（E-Mode）での最高速度は140km/hで、平均的な通勤距離であれば、その殆どをゼロエミッションで走行することができます。
新型「GolfGTE（ゴルフGTE）」5にも同じことが当てはまります。このモデルに搭載されるプラグインハイブリッドシステムは、高性能モデルの要件に合わせて調整されており、85kW（115PS）の電気モーターと、110kW（150PS）を発生する4気筒ターボチャージャー付きガソリンエンジン（TSI）から構成されています。電気モーターとTSIエンジンを組み合わせたシステム出力は、180kW（245PS）です。新型「GolfGTE」の、電動モードにおける最高速度は130km/hです。今回のハイライトとして、革新的なツインドージングテクノロジーにより、先代モデルと比べて窒素酸化物の排出量を大幅に削減した新型「GolfGTD（ゴルフGTD）」6も発表されます。そして歴代モデル合計で230万台以上が生産され、第8世代へと進化を遂げた「GolfGTI（ゴルフGTI）」7の最新バージョンは、180kW（245PS）の最高出力と370Nmの最大トルクを発生する2.0リッターターボチャージャー付きガソリン直噴エンジンを搭載しています。この4気筒エンジンは、標準で6速マニュアルギアボックスと組み合わされ、オプションで7速デュアルクラッチギアボックス（DSG）を選択することができます。
1「ID.4」：量産車に近いコンセプトカー
2「ID.CROZZ」：コンセプトカー
3「ID.3」：本車両はヨーロッパではまだ販売されていません
4「TouaregR」：量産車に近いコンセプトカー
5「GolfGTE」：量産車に近いコンセプトカー
6「GolfGTD」：量産車に近いコンセプトカー
7「GolfGTI」：量産車に近いコンセプトカー
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