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河村電器産業とヘッドスプリング次世代電力のインフラ事業で資本・業務提携

2020年2月4日

受配電機器メーカーの河村電器産業株式会社(本社:愛知県瀬戸市 社長:水野一隆、以下『河村電器産業』)は、パワーエレクトロニクス製品メーカーのヘッドスプリング株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:星野 脩、以下『ヘッドスプリング』)が実施する第三者割当増資を引き受け、次世代電力インフラ事業開発に向けた資本業務提携に合意しました。

1.資本・業務提携の背景と目的
 昨今、温室効果ガス抑制のため化石燃料の依存を減らし、自然エネルギーを活用した社会環境に変化しつつあります。また、近年の異常気象による災害や大規模地震などから、電気エネルギーや電力インフラの大切さが改めて認識されています。このような背景から、自然エネルギーで得た電気を「賢く変換し」、「賢く貯めて」、「賢く使う」ことが求められていく時代となり、電気自動車や蓄電池の普及が加速していくと考えています。

 河村電器産業は、1919年の創業以来、一貫して電気を安全・確実に供給する受配電機器の開発・製造をおこなってきました。分電盤やキュービクルなどを中心に、現代社会に欠かせないインフラを支える企業として、省エネ社会に向けたエネルギー管理システムや電気火災を防ぐための防災機器といった分野へも進出しています。また、これまで日本で培ってきたノウハウや技術で、中国・東南アジアなどにおいても事業展開しています。

 ヘッドスプリングは、パワーエレクトロニクスの先端技術開発を通じて、蓄電システム用電力変換器及び電気自動車向け製品の開発をおこなっています。また、これまで、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)といった、次世代パワー半導体を活用し、工場・ICTインフラに用いる蓄電システムの電力変換器や電気自動車用電力変換器の小型・高効率化に注力しています。

 河村電器産業はヘッドスプリングと資本・業務提携することで、パワーエレクトロニクス技術を獲得し、電力インフラ事業領域でより社会に貢献できるソリューションを創出し、かつ事業拡大を推進していきます。

河村電器産業㈱ 取締役社長 水野一隆(左)、ヘッドスプリング㈱ 代表取締役社長CEO 星野 脩(右)

2.提携事業概要
 当面は、電気自動車や蓄電池に関連した、電力インフラソリューションの共同開発を推進していきます。

【検討事例】
・電気自動車への充電ソリューション
・夜間電力の有効活用や太陽光発電の余剰エネルギーを蓄積できる蓄電池システム
・電力系統の安定化などに向けたVPPソリューション
・地震や台風などの災害に伴う停電時に電気を利用できる非常用電源システム








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