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ダボスで開催された世界経済フォーラムで持続可能なモビリティと充電ソリューションを提供【アウディ ジャパン】
2020年1月22日
●提供した公式送迎シャトルの90%が電動化モデル
●電気自動車の使用済みバッテリーを利用した充電用の移動式輸送コンテナを導入
●グリーン充電ソリューションを継続的に開発
2020年1月21日、ダボス/インゴルシュタット:アウディは、ダボスで開催されている世界経済フォーラムにおいて、年次総会で採決された持続可能性目標に従い、今年も持続可能なプレミアムモビリティプロバイダーとしての存在感を示しています。アウディは、このフォーラムにおいて、すでに33回にわたって専属モビリティパートナーとしての役割を果たしており、今回は90%が電動化モデルから構成される送迎フリートを提供しています。送迎フリートの各モデルは、この目的のために特別に開発されたAudi e-tronの使用済みバッテリーで作られた移動式充電コンテナを使用して、グリーン電力のみで充電されます。アウディは、これらのグリーン充電ソリューションを継続的に開発しています。
これによりアウディは、冬のダボスにおいて、独自のモデルによる持続可能なモビリティエコシステムを構築しています。充電用の移動式コンテナと組み合わせて約100台の電動化されたアウディモデルを使用することにより、アウディはこの重要なイベントにおいて、実質的にCO2ニュートラルな送迎フリートを運用することが可能になっています。送迎フリートには、電気自動車のAudi e-tronに加えて、フラッグシップモデルAudi A8のプラグインハイブリッドモデルも採用されています。3台の充電コンテナには、それぞれ4台分の使用済みAudi e-tronバッテリーシステムが搭載されており、トータルで約700kWの充電容量を提供しています。各コンテナは、150kWの出力ターミナルを3つ備え、蓄電容量は約1.0MWhです。この目的のために、アウディはスイスのエネルギー会社ABBと協力しています。このソリューションは、特に需要のピーク時に、地域電力網の負荷を最小限に抑えることができます。ダボスで使用した3台の移動式コンテナの電力は、100%現地の水力発電所から供給されます。
ダボスで開催されている世界経済フォーラムは、アウディが持続可能な充電ソリューションを継続的に提供している数多くのイベントの1つです。この他にも、1月24日からオーストリアのキッツビュールで開催されるハーネンカム アルペンスキー ワールドカップでは、今回初めて、Audi e-tronのバッテリー全体ではなく、個々のバッテリーモジュールを搭載した新しい充電コンテナをテストする予定です。このコンテナは、省スペース設計により、充電ターミナルをコンテナに一体化することが可能になっています。各充電コンテナは、400個の再利用されたAudi e-tronのバッテリーモジュールから構成されています。これは、約11個分の完全なバッテリーシステムに相当します。合計充電容量は1.2MW、蓄電容量は1.0MWhで、電力網へ接続することなしに、最大8台のAudi e-tronを高出力充電器で同時に充電することができます。30フィート(約9.14m)のコンテナは、合計20の充電器を備えています。その内訳は、充電容量150kWの8台の高出力充電器と、充電容量11kWの12台の充電器です。必要に応じて、8台の高出力充電器の電力を、4台の300kW充電器に統合することによって、将来的には800Vの高出力充電に対応したAudi e-tron GTを20分で満充電することが可能です。これらの充電コンテナの最新世代は、オーストリアのMoon社と共同で開発および製造されました。
2020年だけで、移動式充電コンテナを20回以上使用することが計画されています。その中には、ローマで開催されるフォーミュラE選手権も含まれています。将来的には、商用車や社用車のお客様も、カスタマイズされた充電ソリューションの恩恵を受けることになるでしょう。これらにより、エネルギーコストを最適化しながら、電気自動車のフリートを持続可能な方法で運用することが可能になります。移動式充電コンテナは、地域の電力網の負荷を軽減するために、例えば夏休みや冬休みといった利用客が増加する時期に、既存の充電ステーションを補完するために利用することもできます。そのため、ヨーロッパに高速充電ネットワークを構築しているIONITY(イオニティ)は現在、移動式充電コンテナのテストを実施しています。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
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