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産学官連携によるデータサイエンスを活用した 交通事故抑止策に関する共同研究を開始【トスコ】

2020年1月15日

産学官連携によるデータサイエンスを活用した 交通事故抑止策に関する共同研究を開始
岡山大学、岡山県警察と共同研究についての協定を締結

トッパン・フォームズ株式会社のグループ企業でソフトウエア開発を行う株式会社トスコ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長 橋本 明三、以下トスコ)は、岡山大学と岡山県警察と「データサイエンスを活用した交通事故抑止策に関する共同研究」に関する協定を2019年12月26日に締結し、本日から共同研究を開始します。
 本取り組みでは、岡山県警察が保有する10年間の交通事故データをデータサイエンスや統計的機械学習などの手法を用いて多角的に分析し、その結果を活用して交通事故抑止につなげることを目的としています。
 事故の日時や道路形態、運転手の年齢・性別などを含む事故データと国や自治体が公開する人口・施設・天気などのさまざまなデータを組み合わせて分析をすることで、交通事故発生の「原因の把握」、「傾向分析」、「規則性のモデル化」を行い、分析結果をもとに抑止策への反映・効果検証へとつなげていきます。

 近年、車両の安全性能は飛躍的に向上し、ABS、エアーバッグはほぼ標準装備となり、全方位センサー、自動ブレーキ、レーンキープなどを装備した安全運転サポートカーが続々と登場し、道路交通環境の整備、安全施設の充実に加え、医療の高度化など、交通事故件数の増減には、さまざまな要因が絡み合っており、自動運転の実用化についても法整備が行われるなど、交通環境は日々変化しています。  岡山県内の過去5年間の交通事故発生状況は、人身事故は減少傾向にありますが、物損事故を合わせた総事故件数は微減となっています。一方、交通事故死者数は高止まりの状況にあり、人口10万人あたりの死者数は、全国ワースト11位(2019年11月末)となっています。
 このような交通環境の変化、交通事故発生状況を踏まえ、産学官が連携の上、各々が持つノウハウを結集して、データサイエンスを活用し、交通事故の原因、傾向、規則性などを分析する手法と、それらの手法を活用した交通事故抑止策を共同で研究することとなりました。
 トスコは、本共同研究を通じて、これまで培ってきたIT技術が岡山県の交通事故の抑止につながるよう、岡山大学、岡山県警察と連携し、ICTを通して豊かで持続可能な社会を実現を目指していきます。

【各社の役割について】
岡山大学:データ分析・予測理論の研究とアルゴリズムの開発
岡山県警察:交通事故に関するデータ提供、分析結果に対する事故抑止の検証
トスコ:アルゴリズムの評価、データ分析・予測評価システムの開発








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