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ヒュンダイ・モーターとの提携を発表【アナログ・デバイセズ】

2020年1月22日

想像を超える可能性を実現するアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、ヒュンダイ・モーター(現代自動車、Hyundai Motor Company: HMC、以下: ヒュンダイ)との戦略的提携を発表しました。この提携に基づき、ヒュンダイはアナログ・デバイセズのA2B®(オートモーティブ・オーディオ・バス) 技術を採用した、自動車業界初のオールデジタル・ロードノイズ・キャンセレーション・システムを発表する予定です。またヒュンダイは、同社の自動車の基礎的なオーディオ接続およびインフォテインメント・アプリケーションに、アナログ・デバイセズのA2B技術を幅広く採用していく予定です。

ヒュンダイのリサーチ・フェローであるKang-Duck Ih博士は、次のように述べています。「A2Bをいち早く採用した私たちは、ロードノイズ・アクティブ・ノイズ・コントロール(RANC)システムだけでなく、同乗者や運転者の体感の基盤となるその他の車載アプリケーションにもこの技術を応用できる可能性があることを認識しました。A2Bで実現される低遅延により、この画期的なRANC技術の実装と大量生産化の加速が可能となりました」

ヒュンダイのRANCシステムは、自動車車内の騒音を劇的に軽減します。このシステムは各種の騒音をリアルタイムで分析し、逆位相の音波を生成します。この新しい技術で処理できるロードノイズには、例えばタイヤとホイールの間に生じる共鳴音や、路面から発生する騒音など、さまざまなタイプがあります。

アナログ・デバイセズの自動車電動化およびインフォテインメント担当副社長であるPatrick Morganは、次のように述べています。「ヒュンダイとの緊密な協力の下、A2B技術を利用して機器のコスト、重量、設計の複雑性の軽減と、これらによる全体的な燃料効率の向上を実現するオールデジタルRANCシステムの設計に取り組み、電子RANCシステムのさまざまな課題を解決することができました。アナログ・デバイセズとヒュンダイの共同作業は、A2Bの実用性の高さを実証すると共に、今日の自動車市場におけるHyundai製品の差別化をもたらすでしょう」

A2Bはケーブル重量を最大75%軽量化し、自動車の燃料効率と総システム・コストを改善します。アナログ・デバイセズのA2Bは、シールドのないシングル・ツイストペア線1本だけで、オーディオ・データと制御データをクロック、電源と共に供給できる、業界で最も低遅延の高速デジタル・インターコネクト技術です。現時点におけるオートモーティブ・ロードノイズ・キャンセレーション・システムの搭載は、必要とされる入力センサーを中央演算処理装置に効率的に接続する、費用対効果に優れた低遅延のネットワーキング技術の利用が難しいため、限定的でした。従来のアナログ・ベースのロードノイズ・キャンセレーション・システムの課題であった配線ハーネス搭載のコストと複雑性は、アナログ・デバイセズのA2B技術によって大幅に軽減されます。A2Bの詳細についてはhttps://www.analog.com/jp/search.html?q=a2b をご覧ください。

アナログ・デバイセズとヒュンダイの提携により、ロードノイズ・キャンセレーション、車内通信、パーソナライズされたオーディオ/サウンド・ゾーンなど、大量の配線が必要で低遅延が重視される新しいアプリケーションで、自動車メーカーにとってA2Bの重要性が増大することが強調されています。

ヒュンダイ・モーター社について
ヒュンダイ・モーター・グループ(Hyundai Motor Group)は、自動車、鉄鋼、および建設をベースとしたバリュー・チェーンを構築するグローバル企業で、物流、金融、IT、およびサービス部門が含まれます。世界に約250,000名の従業員を擁し、Hyundai Motor Co.、Kia Motors Corp、Genesisなどの自動車ブランドがあります。クリエイティブな思考、協調的なコミュニケーション、あらゆる挑戦をためらわない姿勢をモットーとするHyundai Motor Groupは、あらゆる人にとってより良い未来の創造に取り組んでいます。Hyundai Motor Groupの詳細については、www.hyundaimotorgroup.com をご覧ください。 www.hyundaimotorgroup.com.

アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズは1965年の創業以来、高性能アナログで世界をリードし、さまざまな技術的課題を解決してきました。
世界にインパクトを与えるイノベーションを実現するために、私たちは最先端のセンシング、計測、パワーマネジメント、通信、信号処理技術でアナログとデジタルとの懸け橋となり、世界の動きをありのままに描き出します。
想像を超える可能性を―アナログ・デバイセズ analog.com/jp

将来予測に関する記述
本リリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー条項に該当することを意図した、将来予測に関するアナログ・デバイセズの記述が含まれます。これらの将来予測に関する記述には、アナログ・デバイセズとHyundaiが業務を行う業界と市場に関する期待、確信、前提、推定、予想、および予測に基づく、アナログ・デバイセズのA2B®技術をHyundaiが採用したことに関連して予想される技術、ソリューション、および製品開発作業と提供物の進歩を含む、アナログ・デバイセズ社とHyundai Motor Companyの提携に関連して予想される機会、利益、および発展に関するアナログ・デバイセズの記述が含まれます。本リリースに含まれる記述は将来的な業績を保証するものではなく、本質的に不確かであり、予測することが困難な一定のリスク、不確実性や前提を伴います。したがって、実際の帰結と結果はこのような将来予測に関する記述に示されるものとは大きく異なる可能性があり、またこのような記述は、本プレス・リリースの日付以降のアナログ・デバイセズまたはHyundaiの予測または確信を示すものではありません。将来予測に関する記述中に記載、暗示、または予測された結果と、実際の結果との間に大きな乖離を生じさせる可能性がある重要な要因には、この提携に関連するものを含む、製品、技術、およびソリューションの設計、開発、製造、およびマーケティングの困難または遅れと、アナログ・デバイセズが米国証券取引委員会に提出した直近の報告書に記載されているその他のリスク要因が含まれます。アナログ・デバイセズは当社の将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。 A2BはAnalog Devices, Inc.の登録商標です。

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