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Audi e-tron Sportback:e-tronファミリーのSUVクーペ【アウディ ジャパン】

2019年11月29日

●スポーティでエレガントなデザイン、さらに高まった効率、わずか0.25のCd値
●300kWのブーストパワー、最大446kmの航続距離(WLTP)
●革新的なデジタルマトリクスLEDヘッドライト

(ドイツ本国発表資料)

2019年11月20日、インゴルシュタット:「電気自動車の時代が到来」アウディは、e-tronプロダクトラインナップを拡大して、電動化を推進する戦略をさらに前進させます。Audi e-tron Sportbackは、最大300kWのパワーを発生し、1回の充電で最大446kmの航続距離を実現する、ダイナミックなSUVクーペです(複合サイクルにおける電力消費量:26.3~21.6kWh/100 km(WLTP)、23.9~20.6(NEFZ)、CO2排出量0g/km)。デジタルマトリクスLEDヘッドライトは、量産車で初めて採用される装備です。その光は小さなピクセルに分解され、極めて正確に制御されます。これにより、道幅の狭い道路でも正確に路面の中央を照らし出し、車線内を安全に走行することができます。Audi e-tron Sportbackのヨーロッパにおける市場導入は、2020年春を予定しています。

エレガントで豊かな表現力:エクステリアデザイン
Audi e-tron Sportbackは、広々としたスペースのSUVモデル、エレガントな4ドアクーペ、先進的な電気自動車のキャラクターを統合しています。全長は4,901mm、全幅は1,935mm、全高は1,616mmです。そのルーフは、筋肉質なボディ上にフラットに伸び、リヤに向かって優雅なラインを描き出しています。典型的なクーペのシルエットを備えたこのルーフは、後方へ向かって大きく傾斜したDピラーへとシームレスに流れ込んでいます。

八角形のシングルフレーム、ホイール上のパワフルな造形、彫刻的なリヤエンドを備えたAudi e-tron Sportbackは、ブランドのデザイン言語を完璧に体現しています。そのディテールは、このSUVクーペが電気自動車であることを明確に示しています。ライトプラチナグレーで彩られたグリルには、ほとんど開口部がありません。これは、e-tronモデルを識別するポイントにもなっています。マトリクスLEDヘッドライトの下端にある4本のデザインエレメントは、デイタイムランニングライトとして機能し、e-tron独自のライトシグネチャーを生み出します。この4本のラインは、エクステリア全体のテーマにもなっています。例えば、印象的なサイドシルには、立体的な造形が施されています。シルに装着されたブラックパネルは、Audi e-tron Sportbackのバッテリー、つまりエネルギーセンターのある場所を暗示しています。また、リヤエンドに目を向けると、幅広いディフューザーが装着され、エキゾーストテールパイプがないことを強調しています。リヤのライトストリップは、左右のLEDライトを接続しています。

Audi e-tron Sportbackには、専用の新色、プラズマブルーメタリックを含む、合計で13種類のボディカラーが用意されています。充電フラップには、高電圧システムを示すオレンジ色のロゴが設置されています。このカラーは、オプションでブレーキキャリパーに適用することも可能です。ホイールアーチトリムとシルには、アンスラサイトが採用され、オフロードモデルならではの力強い外観を強調しています。ブラックに塗装されたアンダーボディプロテクション、ディフューザー、ドアシルも同様の効果を演出しています。アドバンスト エクステリアラインでは、アタッチメントは対照的なグレー、またはオプションとしてボディ同色仕上げとなります。アンダーボディプロテクションとディフューザーには、マットシルバーが採用されます。

Sラインモデルは、Audi e-tron Sportbackのスポーティな側面に特に焦点を当てています。このモデルは、20インチホイールとスポーティセッティングのエアサスペンションを標準装備しています。より明確な輪郭を備えたバンパーには、印象的なエアインテークトリムが設置され、エアフローを改善します。それらはヘッドライトの下に伸び、遠くから見てもダイナミックな外観を強調しています。ラジエーターグリルにはSラインのエンブレムが装着され、照明付きのアルミニウム製ドアシルトリムにはSロゴが付いています。リヤエンドでは、標準装備されたスポイラーと、車幅全体に広がる印象的なディフューザーが、優れた空力性能に貢献しています。ベースモデルとは対照的に、Sラインエクステリアのアタッチメントは、ホイールアーチトリム、ドアシル、バンパー、ドアミラーを含めてボディ同色となっています。アウディは、シングルフレーム、サイドウィンドー、バンパーを強調するブラックスタイリングパッケージも提供しています。ドアミラーハウジングも、オプションでブラックにすることが可能です。

Cd値0.25:航続距離を延ばす最高のエアロダイナミクス
Sラインエクステリアおよびバーチャルエクステリアミラーを装備したAudi e-tron Sportbackは、わずか0.25の非常に優れたCd値を誇ります。この数値は、姉妹モデルのAudie-e-tronよりもさらに優れています。これは主に、クーペのようなボディ形状により、車両後方の空気抵抗が少ないためです。高い位置に設置されたテールゲートのエッジ部分が、このエリアにおけるエアフローの乱流を最小限に抑えます。この効果は、最終的には電力消費量の削減にも繋がっています。1回の充電で走行可能な距離は、最大446km(WLTP値)です。空力性能が向上したことにより、航続距離はAudi e-tronと比較して約10km延びています。ウィング形状のサポートに設置された小型のバーチャルエクステリアミラーは、さらなる効率化に貢献しています。カメラの映像は、インストルメントパネルとドアの間に設置された高解像度OLEDディスプレイに表示します。ドライバーがディスプレイ上で指を動かすと、映し出すアングルを調整することができます。このミラーは、3つの運転状況(高速道路、旋回時、駐車時)に合わせて自動的に調整され、それぞれのシナリオにおいて最適な視界を確保します。空力性能の改良は、隠れた領域にも及んでいます。これには、電動開閉式のエアインテークも含まれます。このインテークは、フロントブレーキ、エアロホイール、高電圧バッテリーを保護するアルミニウムプレートを含めて、完全にカバーされたアンダーボディを冷却するためのチャンネルを備えています。

量産車に初採用された革新的機能:デジタルマトリクスLEDヘッドライト
Audi e-tron Sportbackには、革新的なデジタルマトリクスLEDヘッドライトが、量産車として初めて採用されています。このヘッドライトは、光を微細なピクセルに分解することで、非常に明るく道路を照らすことができます。このヘッドライトは、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)と呼ばれるテクノロジーに基づいており、多くのビデオプロジェクターでも使用されています。その中心には、100万個のマイクロミラーを含む小さなチップが設置されています。各エッジの長さは、わずか数百分の1mmです。個々のマイクロミラーは、静電気によって毎秒5,000回も動かすこと可能です。設定に応じて、LEDライトはレンズを介して道路へと照射されるか、光ビームの領域がマスキングされて吸収されます。

Audi e-tron Sportbackでは、2020年半ばに、複数のタスクを実行することのできるデジタルライトが導入される予定です。このライトは、リービングホーム/カミングホーム機能として、壁や地面に独自のアニメーションを投影します。同時に、このプレゼンテーションは、車両前方の足元エリアを照らし出します。デジタルライトシステムは、高精度なロービームによって、コーナー、市街地、高速道路を照らすだけでなく、ハイビームと協働しつつ他の対向車などへの眩惑も最小限に留めます。しかし、もっとも革新的な機能は、レーンライトやオリエンテーションライトです。高速道路では、レーンライトが走行中の車線を明るく照らして光のカーペットを生み出します。このカーペットは、車線変更時には、クルマの動きに合わせて調整されます。これにより、走行車線に対するドライバーの認識が向上し、安全性が向上します。さらに、オリエンテーションライトは、光軸の一部をマスキングして暗い領域を生み出すことにより、車両が進むべき方向を矢印で示します。これによって、特に狭い道路や高速道路の道路工事区間では、安全に車線の中央を維持することが可能になります。これらのマーキングライト機能は、オプションのナイトビジョンアシストと組み合わせて使用することもできます。このライトは、歩行者を検出した場合に自動的に注意を促すため、車線のすぐ近くにいる歩行者を見落とす危険性が軽減されます。

スポーティで効率的:電気モーター、電動4輪駆動、サスペンション
Audi e-tron Sportback 55 quattroは、高い効率、パフォーマンス、そして静粛性を提供します。前後のアクスルには、パワーエレクトロニクスによって三相電流が供給される非同期電気モーターが搭載されています。265kWの最高出力と561Nmの最大トルクを発生する2台の電気モーターは、このSUVクーペを、非常に静かに、そしてゼロエミッションで、静止状態から力強いパワーで加速させます(複合サイクルにおける電力消費量:26.0~21.9kWh/100 km(WLTP)、22.7~20.6(NEFZ)、CO2排出量0g/km)。Audi e-tron Sportback 55 quattroの0~100km/h加速は、わずか6.6秒で、最高速度は電子的に200km/hに制限されています。シフトレバーをDモードからSモードに移動し、アクセルペダルを床まで踏み込むと、ブーストモードが起動します。ブーストモードでは、300kWのシステム出力と664Nmのトルクを発生し、このSUVクーペを5.7秒で100km/hまで加速させます。1速ギヤを備えた2ステージプラネタリーギヤボックスが、電気モーターの駆動力をアクスルに伝達します。ギヤの選択はセンタートンネル上の小さなスイッチで行います。センタートンネルにはエレガントなハンドレストがあり、手を置くと自然とその端にあるスイッチに親指と人差し指が当たります。それをスライドさせることでギヤシフトを行います。

電動4輪駆動により、あらゆる地形で卓越したトラクションとダイナミズムが実現しています。アウディは、quattroドライブの歴史に新たなチャプターを書き加えようとしています。このシステムは、前後アクスル間の理想的な駆動トルクの配分を、連続的かつ瞬時に調整します。ほとんどの走行状況で、Audi e-tron Sportbackは、リヤの電気モーターのみを使用するため、非常に効率的です。ドライバーがそれ以上のパワーを求めた場合、フロントのモーターも瞬時に作動します。フロント電気モーターの作動は、滑りやすい路面や高速コーティング中にスリップが発生する前、あるは車両がアンダーステアまたはオーバーステアの状態になる前にも予測的に行われます。

スポーティなキャラクターと卓越したコーナリング性能の重要な要素となっているのが、駆動コンポーネントの低い搭載位置です。これによって、従来のSUVに比べて重心がはるかに低くなっています。重いコンポーネントはすべて、車両の中央に集中しています。ほぼ50:50の前後重量配分により、バランスが取れた自然なステアリング特性を実現しています。5リンクサスペンション、プログレッシブステアリング、電気油圧式ブレーキシステムといったコンポーネントから成るサスペンションは、最新のテクノロジーと組み合わせることによって、機敏なハンドリングと優れた快適性を提供します。標準装備される255/55 R19タイヤは、非常に低い転がり抵抗を特徴としています。さらに2020年半ばからは、e-tronよりも1サイズ大きな、最大22インチのタイヤもオプションで利用可能になります。

Audi e-tron Sportbackに標準装備されるダイナミックハンドリングシステム アウディ ドライブセレクトにより、ドライバーは複数のドライブコンポーネントの特性を、7つのプロファイルの間で切り替えることができます。その結果、スムーズで快適な乗り心地から、スポーティで安定したハンドリングまで、幅広く車両の特性を変化させることが可能になりました。電子制御ダンパーを備えたアダプティブエアサスペンションは、このクルマの多用途性に大きく貢献しています。速度が上がるにつれてライドハイトが下がり、エアフローが大幅に改善され、その結果として航続距離が延びます。システムは、ライドハイトを最大76mm変化させることができます。

95kWhのエネルギー容量:高電圧バッテリーシステム
Audi e-tron Sportback 55 quattroのバッテリーシステムは、95kWhのエネルギー容量を備え、396Vの定格電圧で動作します。パッセンジャーセルの下に幅広い平らなブロックとして取り付けられたバッテリーは、35か所でボルト留めされています。バッテリーシステムは、頑丈な保護フレームと36個のセルモジュールを保持するアルミニウムケースにより、非常に高い剛性と耐衝撃性を実現しています。これらは、31のモジュールから構成される長い“ロワーフロア”と、5つのモジュールから構成される短い“アッパーフロア”の2層構造になっています。各モジュールには、12個の“ポーチセル”が統合されています。冷却システムは、セルチャンバーの下に設置されています。

日常走行の90%以上は最大0.3G以下の減速で事足りますが、この場合ホイールブレーキは使用せず、(主にリヤ電気モーターによって)運動エネルギーは電力に変換されます。この回生システムは、ドライバーがアクセルペダルから足を離したときに作動するコースティングモードと、制動時の2つの状況で、連続可変的に作動を調整します。コースティング時の回生レベルは、ステアリングホイールに設置されたパドルを操作して、3段階で調整可能です。

例えば、100km/hから制動する場合、Audi e-tron Sportbackは最大300Nm、220kWの電力を回生することができます。Audi e-tronと同様に、これは出力の70%以上に相当し、他のどの量産モデルよりも効率に優れています。全体として、Audi e-tronは、航続距離のうち最大30%に回生エネルギーを使用します。

革新的な電気油圧式の作動コンセプトにより、0.3G以上の減速が発生した場合は、ホイールブレーキが瞬時に応答します。運転状況に応じて、減速時に電気モーターのみ、ホイールブレーキのみ、または両方を組み合わせて使用して回生するかどうかを、アクスル毎に制御システムが個別に判断します。電気と油圧ブレーキ間の移行はスムーズかつ均一に行われるため、ドライバーが気づくことはありません。制動力も一定に保たれます。

Audi e-tron Sportbackのホイールブレーキでは、残留ブレーキトルクと呼ばれる、ブレーキパッドをディスクに短時間当てたときに発生するエネルギー損失を大幅に削減しました。これは、効率と航続距離の両面でメリットをもたらします。同じことが他のソリューションにも当てはまります。通常走行時、フロントの電気モーターは駆動システムからほぼ完全に切り離されています。高電圧バッテリーの容量を引き上げながら、冷却回路を循環するクーラント量を削減することによって、冷却回路のポンプは、より少ない電力で作動することができます。

4つの独立した回路から構成される柔軟性の高い熱管理により、高電圧コンポーネントの温度を最大の効率で調整することが可能になっています。これにより、急速直流(DC)充電に対応し、長いバッテリーライフサイクルが実現し、高負荷下でも繰り返し優れたパフォーマンスを発揮することが可能になります。標準装備されるヒートポンプは、車両の高電圧バッテリーが発生する廃熱から最大3kWの熱エネルギーを車内の暖房または冷房用に使用することができるため、非常に効率的です。外気温にもよりますが、これによってAudi e-tron Sportbackの航続距離を最大10%延ばすことができます。

出力230kWを発生:Audi e-tron Sportback 50 quattro
市場導入時に、アウディは出力レベルが異なる電気モーターを搭載した、もう1つのバリエーションも提供します。Audi e-tron Sportback 50 quattroは、230kWの最高出力と540Nmの最大トルクを発生します(複合サイクルにおける電力消費量:26.3~21.6kWh/100 km(WLTP)、23.9~21.4(NEFZ)、CO2排出量0g/km)。55 quattroにはあったバッテリーパッケージの“アッパーフロア”が省略され、27個のモジュールは、それぞれ12個のプリズムセルから構成されています。これによってバッテリー重量は、55 quattroよりも約120kg軽量化されます。エネルギー容量は71kWhです。フル充電した場合の航続距離は、最大347km(WLTPサイクル)です。Audi e-tron Sportback 50 quattroは、0~100km/hを6.8秒で加速し、最高速度は190km/hです。

わずか30分で出発:充電方法に様々な選択肢を用意
Audi e-tron Sportback 55 quattroは、最大150kWの直流(DC)急速充電に対応しています(国や地域によって充電器スペックは異なります)。これにより、約30分でバッテリー容量の約80%まで充電することが可能です。Audi e-tron Sportback 50 quattroは最大120kWで充電可能で、55 quattroと同様に、約30分でバッテリー容量の約80%まで充電できます。

公共交流(AC)充電ステーションでは、標準のモード3ケーブルを使用します。この場合、最大11kWの電力を利用できますが、2020年の夏に欧州でオプション設定予定のセカンド車載充電デバイスを使用すると、22kWでの充電に対応することができます。アウディ独自の充電サービスであるe-tron充電サービスを利用すると、ヨーロッパ21か国のほぼ12万の公共充電ステーションに簡単にアクセスすることが可能で、その数は増え続けています。アウディの充電サービスに対応したカードさえあれば、それがAC充電、DC充電、出力11kWあるいは150kWであれ、すぐに充電を開始することができます。また、2020年に予定されているプラグアンドチャージ機能により、充電がさらに便利になります。クルマは、充電ステーションで自動的に認証され、充電可能になります。

アウディは、家庭用電源の容量に応じて、自宅のガレージで充電するためのさまざまなソリューションも提供しています。標準のコンパクトな充電システムは、230Vのコンセントと、最大11kWの出力を備えた400Vの3相電源に対応しています。オプションの充電システムコネクトは、市場導入時に注文できるようになります。このシステムは、電気料金が安い時間帯に優先的に充電するなど、スマートな充電機能を提供します。太陽光発電システムが設置されている場合は、適切な家庭用エネルギー管理システムと組み合わせることにより、自宅で太陽光発電した電力で車両を充電することもできます。

完成された形体と機能:インテリア
Audi e-tron Sportbackは、2,928mmの長いホイールベースにより、乗員5人とその荷物を積載することのできる余裕のスペースを備えています。後席のヘッドルームはAudi e-tronと、わずか20mmしか違いがありません。後席の足元はほぼフラットです。従来のセンタートンネルの場所には、フラットな段差があるだけです。ボンネット下の60ℓの収納コンパートメント(工具キットと充電ケーブルを収納)を含め、このクルマは合計615ℓの積載容量を提供します。リヤシートの背もたれを倒すと、ラゲージコンパートメント容量は1,655ℓに増加します。電動式テールゲートは、オプションにて足の動き(キックアクション)による開閉も可能になります。

Audi e-tron Sportbackのインテリアは、デザインとテクノロジーがシームレスに融合した、エレガントなラウンジのような雰囲気を創出しています。インストルメントパネルは、左右いっぱいに弧を描いて伸び、運転席側にはアウディバーチャルコクピットのカバーが一体化されています。そのディスプレイは、空間に浮いているように見えます。ラップアラウンド形状のドアトリムには、オプションのバーチャルエクステリアミラーのスクリーンが統合されています。2つのタッチディスプレイを備えたインストルメントパネルは、人間工学に基づき、ドライバーに向かって角度が付けられています。アッパーディスプレイは、ディスプレイをオフにすると、周囲の大型ブラックパネルに溶け込んで、ほとんど見えなくなります。

Audi e-tron Sportbackは標準仕様に加えて、インテリアデザインセレクションとSラインインテリアが用意されています。すべての仕様では、マテリアル、カラー、インレイが注意深くコーディネイトされています。フロントシートでは、標準シート、スポーツシート、Sスポーツシート、オプションのベンチレーションおよびマッサージ機能を備えたコンツァーシートから選択できます。シートのステッチパターンは電気回路を連想させるもので、オプションで、明るいオレンジ色のコントラスト ステッチとパイピングを選択することも可能です。インテリアのハイライトとなっている、オプションのコンツァー/アンビエントライティングパッケージは、室内の造形を間接光で浮かび上がらせます。また、イグニッションをオンにすると、オーディオシステムから電子サウンドが鳴って乗員を歓迎します。

Audi e-tron Sportbackを市街地で運転した場合、洗練された防音機能と空力音響対策により、インテリアは完全な静粛に包まれます。この静かな室内環境により、乗員はオプションのBang & Olufsen プレミアム3Dサウンドシステムを心ゆくまで堪能することができます。このシステムは、人工的な効果を加えることなしに、まるでコンサートホールにいるような臨場感を生み出します。もう1つの魅力的なインフォテインメントモジュールは、接続機能、音質、ワイヤレス充電の点でベンチマークを設定する、アウディフォンボックスです。

触覚フィードバック:操作コンセプト
アウディのすべてのフルサイズモデルと同様に、Audi e-tron Sportbackは、2つのディスプレイを備えたMMIタッチレスポンス オペレーティングシステムを備えています。このディスプレイは触覚および音響によるフィードバックを発することができます。12.1インチのアッパー タッチスクリーンでは、インフォテインメント、電話、ナビゲーション、e-tron専用機能を設定します。8.6インチのロワー ディスプレイは、テキスト入力、コンビニエンス機能、空調コントロールの調整に使用します。メニュー構造は、スマートフォンと同様、明確で分かりやすいグラフィックを使用して、直感的に理解できるフラットな階層となっています。

Audi e-tron Sportbackには、12.3インチのアウディ バーチャルコクピットも標準装備されています。1,920×720ピクセルの高解像度ディスプレイは、ステアリングホイールの“View”ボタンを使用して、2つのディスプレイモード間で切り替えることができます。オプションの“プラス”バージョンでは、パワーメーターを中心とした追加のディスプレイを選択することもできます。さらに、走行に関する重要な情報をフロントガラスに投影するヘッドアップディスプレイも、オプションで用意します。

ドライバーは、2つのタッチディスプレイによる操作に加えて、日常会話にも対応したボイスコントロールを使用して、数多くの機能を起動することができます。システムは、日常的な会話によるボイスコマンドを理解することができます。必要な場合には、ダイアローグマネージャーから質問が発せられて、ユーザーがコマンドを修正したり、いくつかの選択肢が示されたりします。同時に、コマンドが途中で途切れた場合でも内容の確認を行います。ボイスコントロール機能は、車両に保存された情報だけでなく、クラウドの詳細な知識にもアクセスして応答します。

最高のコネクティビティ:ナビゲーションとAudi connect
ドイツでは、MMIナビゲーションプラスとDAB+デジタルラジオが標準装備されています。最上位に位置するこのインフォテインメントシステムは、高速データ通信方式であるLTE-Advanced(LTEアドバンスト)規格に対応し、乗員のモバイル機器を接続できるWi-Fiホットスポット機能を備えています。このナビゲーションシステムは、以前に走行したルートを参照してインテリジェントな目的地の提案を行います。ルート計算は、車載のシステムを介して行われるか、マップのサーバーおよびナビゲーションプロバイダーであるHEREを経由し、交通状況に関するリアルタイムデータを活用ながらオンラインで行われます。

幅広いAudi Connectナビゲーションおよびインフォテインメント機能は、ルートガイダンスを理想的に補完します。そのハイライトには、オンライン交通情報、Google EarthTMによるナビゲーション、e-tronルートプランナー、ハイブリッドラジオ、Car-to-Xサービスが含まれます。Car-to-Xの最新のサービスは、オンストリート サービスと呼ばれるもので、道路沿いの空き駐車スペースや信号機の情報が提供されます。一部の都市でサービスが開始されている信号機情報に関しては、クルマと交通管制システムの中央コンピューターを接続し、アウディのバーチャルコクピットに情報を表示することができます。それにより、予測的かつ効率的な走行が可能になり、スムーズな交通の流れを促進します。

  さらに、このパッケージを選択すると、Audi e-tron SportbackのMMIオペレーティングシステムで、クラウドベースのAmazon音声サービス、Alexa(アレクサ)を利用することができます。ドライバーはAlexaを使用して、商品の注文やイベントに関する情報の検索など、さまざまなタスクを実行することができます。このサービスは、80,000以上のAlexaスキルへのアクセスを提供します。

さらに、無料のmyAudiアプリを使用すると、クルマとスマートフォンを接続して、Audi e-tron Sportbackの充電プロセスを離れた場所から管理することができます。これには、バッテリーと充電状態の照会、充電プロセスの開始、充電タイマーの設定、運転統計の表示などが含まれます。長距離ドライブの場合、e-tronルートプランナーは、アプリとMMIの両方で、ルート沿いの必要な充電ステーションを表示します。この機能は、ドライバーの運転方法や、現在の交通状況に基づいて、継続的に情報を更新します。myAudiアプリのもう1つの機能は、出発前の空調設定です。充電ケーブルに接続されている状態で事前に室内の空調を調整することにより、バッテリーの消耗を抑えることが可能です。オプションのデラックス補助エアコンディショナーシステムでは、装備内容に応じて、インテリアの空調、ステアリングホイールヒーター、シートヒーターの設定を詳細に指定することが可能です。

このスマートネットワーキングには、myAudiアプリに加えて、デジタルAudi connectキーが含まれます。このオプションを利用すると、Androidスマートフォンを使用して、クルマを開錠・施錠することができるだけでなく、スタート/ストップボタンを介してエンジンを始動することも可能です。

購入後のカスタマイズ:オンデマンド機能
Audi e-tron Sportbackは、アウディ ブランドが新事業として開始した、新しいデジタルサービスを利用することができます。その1つが「オンデマンド機能」です。このサービスは、ライト、ドライバーアシストシステム、インフォテインメントの各分野をカバーしています。クルマのオーナーは、各種機能を、いつでもオンラインで予約することができます。それにより、たとえ納車後であっても、自分の希望に沿ったカスタマイズを続けることができます。それらの機能は、月または年単位で購入することも、永続的に使用することも可能です。利用の申し込みは、車両のMMIシステム、myAudiアプリ、myAudiサービスポータルなどを経由して行い、支払いは便利なAudiPayを介して安全に行われます。

例えば、ライティングパッケージにおいて、LEDヘッドライトをインテリジェントなハイビームコントロールを備えたマトリクスLEDヘッドライトにアップグレードすることができます。これにより、e-tronシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトや、フロント/リヤのダイナミックターンシグナルといった追加機能が提供されます。Audi e-tron Sportbackをロックまたはロック解除すると、ヘッドライトとリヤライトが表現力豊かな光のショーを演出します。アシストシステムでは、アドオンオプションとしてパークアシストを利用できます。インフォテインメントパッケージには、アウディスマートフォンインターフェースとAudi Connectナビゲーション&インフォテインメントパッケージが含まれています。

市街地および長距離ドライブで安全性を確保:ドライバーアシストシステム
Audi e-tron Sportbackのドライバーアシストシステムは、数多くの状況でドライバーをサポートし、運転の負担を軽減します。アウディプレセンス ベーシックと、アウディプレセンス フロント セーフティシステムは標準装備されています。アウディは、市街地走行に特化したCityアシストパッケージを提供しています。このパッケージには、交差点アシストとリヤ クロストラフィック アシストのほか、レーンチェンジワーニング、エグジットワーニングが含まれています。また、アウディプレセンス フロント/リヤ/サイドを統合した、アウディプレセンス360°も搭載しています。このシステムは、衝突の危険性を検知し、フルブレーキからシートベルトプリテンショナーの作動に至るまで、必要な乗員保護対策を発動します。

アシストパッケージ“Tour”のハイライトは、クルマの加速と減速をサポートするアダプティブクルーズアシストとエフィシェンシーアシスタントです。後者は、車載センサー、ナビゲーションシステム、Car-to-Xサービスからのデータを使用し、アクセルペダルから足を離した方が効率的に走行できる場合は、その情報をドライバーに通知します。エフィシェンシーアシストは、アダプティブクルーズアシストと道路標識認識機能を組み合わせることによって、クルマを予測的に減速および加速させることもできます。Tourパッケージには、ターンアシスト、衝突回避アシスト、エマージェンシーアシストも含まれています。アウディは、パークアシスト、ナイトビジョンアシスト、およびドライバーが複数のビューを選択できる360°カメラも提供しています。

Audi e-tron Sportbackのドライバーアシストシステムは、セントラル ドライバーアシスタンス コントローラーによって集中的に管理されています。このコントローラーは、車両周囲の環境モデルを連続的に計算します。選択したオプションに応じて、最大5台のレーダーセンサー、5台のカメラ、12台の超音波センサーからデータを受信します。

市場導入時:特別限定バージョン「エディション1」
Audi e-tron Sportbackは、ブリュッセルのCO2ニュートラルな工場で生産が開始されており、2020年の春には欧州のディーラーに到着する予定です。ドイツでは、2種類の出力バージョンが用意され、ベース価格は71,350ユーロです。アウディは、Audi e-tron Sportbackの発売を記念して、プラズマブルーのカラーを纏った限定モデル、「エディション1」を提供します。S lineエクステリアをベースにしたこのモデルの標準装備品は、バーチャルエクステリアミラー、アルミニウム調アタッチメント、21インチ専用ホイール、オレンジのブレーキキャリパー、パノラマガラスサンルーフが含まれています。照明付きフロントドアシルトリムは、モデル名の「エディション1」ロゴを地面に投影します。インテリアは、ヴァルコナレザー製の専用モナコグレーシートカバー付カスタマイズドコンツァーシート、同じくヴァルコナレザー製のスポーツシート付Sラインインテリアから選択できます。さらに、フロント3Dサウンドを備えたBang & Olufsen プレミアムサウンドシステム、Tourアシストパッケージ、フロントおよびリヤのダイナミックターンシグナルとダイナミックライトシナリオを備えたマトリクスLEDヘッドライトも含まれています。

*本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
本資料に記載されている装備、データ、価格はいずれも欧州で販売予定のものです。内容は予告なく変更されることがあり、日本仕様・価格は未定です。








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