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フォルクスワーゲン、将来に向けて積極的に投資【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】
2019年11月21日
・2020年~2024年の間、ハイブリッド化、e-モビリティ、デジタル化などの将来の分野に対して
計画されている投資および開発費は合計約600億ユーロ
・ 同5か年計画「プランニングラウンド68」における未来の分野に対する投資割合は、
前回ラウンドの約30%から約40%へ増加
2019年11月15日、ウォルフスブルグ-フォルクスワーゲングループは、未来に向けて積極的に投資を続けています。「プランニングラウンド68」では、2020年~2024年の投資計画*が作成されました。今回の計画は、11月15日に開催された監査役会で討議され、承認されたものです。フォルクスワーゲングループは、今後5年間で、ハイブリッド化、e-モビリティ、デジタル化といった将来の分野に約600億ユーロの資金を投じる予定です。これは、計画期間中の設備投資および研究開発費の合計額の40%強に相当する金額となります。この割合は、前回の計画ラウンドと比較した場合、約10%増加しています。フォルクスワーゲングループは、これらの金額のうち約330億ユーロをeモビリティのみに投資する予定です。
「私たちは、固い決意をの下に、フォルクスワーゲングループの変革を推進し、将来のモビリティに投資を集中させ、グループ戦略を徹底して実行していきます」と、フォルクスワーゲングループ監査役会会長のハンスディーターペッチュは述べています。
「私たちは、今後数年間で投資のペースを更に加速させます。中でも、グループ各ブランドによるモデルラインナップのハイブリッド化、電動化、デジタル化は、ますます重要な分野になりつつあります。そのため、スケールメリットを活用しながら、最大限の相乗効果を目指しています。経済的環境が厳しさを増している中でも、目標を確実に達成できるように、私たちは生産性、効率性、コスト構造の向上に取り組んでいます」と、フォルクスワーゲングループCEOのヘルベルトディースは述べています。
今回、今後10年間の長期計画も見直されました。グループは、2029年までに、約75車種の電気自動車と、約60車種のハイブリッド車を市場に投入する計画です。予定されている電気自動車の生産台数は約2,600万台に増加していますが、これは、計画期間が1年先の2029年までの10年間へと更新されたことによるものです。2029年までに予定されているハイブリッド車の販売は約600万台に上ります。
2029年までに生産が計画されている電気自動車の内、約2,000万台はフォルクスワーゲングループのモジュラーエレクトリックドライブマトリックス(MEB)をベースにしています。残りの600万台の車両の大半は、ハイパフォーマンスプラットフォーム(PPE)に基づいています。電気自動車は、ツヴィッカウ、エムデン、ハノーバー、ツッフェンハウゼン、ドレスデンといったドイツ国内にある工場に加え、ムラダーボレスラフ(チェコ)、チャタヌーガ(米国)、仏山(フォーシャン)(中国)、そして安亭鎮(アンティン)(中国)で生産する予定です。ドイツ国内ではツヴィッカウ工場での「ID.3」に加え、エムデン工場における電気自動車の生産は既に発表済みで、2022年からAセグメント{日本でのCセグメント}のSUV(「ID.Next(アイディ.ネクスト)」)の生産を開始する予定です。カモフラージュが施された「ID.Next」は、今年のフランクフルトモーターショー(IAA)に登場しました。そしてドレスデンでも「ID.(アイディ.)」ファミリーの電気自動車を生産する予定です。現在計画中のマルチブランド工場(一つの工場で複数のブランドの車両を生産)に関する決定は、年内に行われる予定です。
*中国の合弁企業は、グループの連結対象に含まれていないため、上記の投資計画からは除外されています。これらの合弁企業は、自己資金で工場や製品に対する投資を行っています。
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