EV用の次世代『急速充電コネクタ』を発表人間工学に基づくデザインで直感的な操作が可能に【矢崎総業】

2012年5月22日

矢崎総業㈱（社長：矢崎信二、資本金31億9150万円、本社：東京都港区）は、CHAdeMO1．0仕様に対応する次世代の『急速充電コネクタ』を開発し、2013年3月を目途に、日本・北米・カナダ・欧州・ロシアの各地域に同時出荷を開始します。

新開発の『急速充電コネクタ』は、本日、東京ビッグサイトで開催される「チャデモ協議会第2回総会・レセプション」にて発表します。

当社は、EV・PHV用充電コネクタのパイオニアとして、JEVS G105（CHAdeMO仕様の参照規格）に準拠した急速充電コネクタを1993年に開発して以来、日本・米国・欧州向けに出荷しております。

今回発表する急速充電コネクタは、当社がこれまでフィールドで経験し、蓄積したノウハウを反映してフルモデルチェンジした新製品です。

特長

1．従来品は電気自動車側のコネクタに接続する際にレバー操作が必要でしたが、新製品は安全性を犠牲にせずワンタッチで接続することが出来ます。充電完了後は、解除ボタンを押すだけで取り外しが可能です。握り部分は人間工学に基づきデザインされ、利用者が直感的に操作出来ることを目標に開発しました。

2． CHAdeMO1．0仕様に準拠し、接続のロック部分（ラッチ）の位置を検出する安全機構を搭載しました。これにより高い安全性を確保しています。

3．新製品にあわせて開発した高柔軟PVCキャブタイヤケーブルを採用することで、リサイクル性と取り回し易さを両立しました。

4．従来品と比較して部品点数を減らすことで、コストダウンを実現します（販売価格未定）。