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車両計測・車両試験・走行軌跡・車両挙動計測にハイエンドGPS速度計 – LC-8200 GPSベクトル速度計【小野測器】

2012年5月17日

横滑り角の計測や16chアナログ出力が可能なハイエンドモデルのGPSベクトル速度計 LC-8200を開発、2012年6月27日より受注・販売を開始します。


LC-8200は、GPS信号を利用した各種車両試験用の速度計です。通常のGPS速度計では、GPSアンテナ自体の移動速度・移動距離を計測しますが、今回開発した、GPSベクトル速度計 LC-8200は、車両の進行方向と横方向に対しての速度・距離の計測が可能です。そのため、本体のみで車両の横すべり角が計測可能となりました。

車両運転時に急なハンドル操作を行った時や、滑りやすい路面走行時には、車両が横滑りを起こして大きな事故になってしまう場合があります。そのため国土交通省より横滑り防止装置の車両への装着義務化が決定されました。本製品を使用すれば車両の横滑り角が簡単に求められるので、走行中の車両挙動計測の効率化に大いに貢献します。 横滑り角以外にも直進方向速度、3軸方向加速度など30項目以上の計測データが取得でき、その中から16ch選択でのアナログ出力機能もありますので、各種車両走行試験時に必要なデータは本装置1台で計測可能です。

なお、従来製品である「LC-8100 GPS車速計」の機能を踏襲しており、IMU(慣性計測ユニット)によるデータ補完を行うため、橋梁の下を通る時などのGPS衛星捕捉状態が悪化する場所でも高精度で、データ更新周期100 Hzの安定した測定結果が得られます。また、PCを接続することにより、速度や距離などの各種計測データのロギングが可能となります。

さらに、CAN出力機能、加減速試験ソフト、燃費試験ソフト、軌道表示ソフト などの オプションを用意しており、多様な測定・試験に対応いたします。

横すべり角、直進速度、横速度、移動距離など、 30 項目以上の計測が1台で可能

路面に左右されない安定した測定が可能

取得データ (3軸加速度、勾配角など) から16ch 選択し、アナログ出力が可能

アナログ 8ch、パルス 2ch 信号の入力が可能で、速度データと同期したロギングが可能

トレーサビリティ体系に準じた校正が可能

多彩な オプションソフトがあり、様々な車両試験に対応 (オプション対応)


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