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プレミアムミドルサイズ SUV 新型「GLC」、「GLCクーペ」を発表【メルセデス・ベンツ日本】

2019年10月3日

メルセデス ・ベンツのプレミアムミドルサイズ SUV

新型「GLC」、「GLCクーペ」を発表

 ・  エクステリア、インテリアデザインを刷新
 ・ 最新の安全運転支援システムを標準装備
 ・ 対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載

 メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都品川区)は、新型「GLC」および「GLCクーペ」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、本日より注文受付を開始します。なお、お客様への納車は、メルセデスAMG各モデルは本年12月頃、その他のモデルは本年11月頃を予定しております。

  GLCは、メルセデス・ベンツのベストセラーモデル「Cクラス」と同等の安全・快適装備を備えるとともに、SUVならではの高いアイポイント、同セグメントでは低い重心による乗用車のような乗り心地と、取り回しの良さを合わせ持つプレミアムミドルサイズSUVです。また、昨年度メルセデス・ベンツブランドのSUVの中で最多の販売台数を記録しました。GLCクーペは、GLCと同等の走行性能、利便性を実現しながら、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムとSUVらしい存在感を両立させたSUVクーペです。

  新型GLC、およびGLCクーペは、プレミアムSUVとしての特性はそのままに、内外装デザインを一新しています。また、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)」と最新の安全運転支援システムを採用しています。

エクステリアデザイン
  新型GLCのエクステリアは、メルセデス・ベンツのデザイン思想「SensualPurity(官能的純粋)」を具現化し、現代的ラグジュアリーを表現しています。感性と知性が調和した力強い存在感がその特徴で、細かなエッジやラインを減らして面を強調する等、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインとなっています。

  フロントは、クローム仕上げのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットがSUVとしての存在感とパワーを表現しています。ラジエターグリル内に特徴的なツインルーバーデザインが装備されSUVらしさを強調します。AMGライン*1を選択すると、標準仕様と異なる台形型のグリルデザインとなり、ダイヤモンドグリルとシングルルーバー、バンパー下部左右に配置された2本のフィンやシルバークロームのフロントエプロンが装着されるなど、スポーティさを強調するデザインとなっています。
 リアはバンパーとエグゾーストエンドが一新されました。デザインを変更したフルLEDリアコンビネーションランプもまた、メルセデス・ベンツSUVならではのブロックデザインにより、特別なライトシグネチャーを生み出します。リアエンドのデザインは全体として新型GLCのパワフルな性格を強調するものとなっています。
*1:GLC220d4MATICおよびGLC3004MATIC(クーペ含む)にオプション設定

インテリアデザイン
  インテリアは、スポーティかつ上質なデザインコンセプトを継承しながら、ダッシュボード中央にはナビゲーションやエンターテインメントシステムの表示画面となる、高精細10.25インチの「ワイドディスプレイ」を装備しています。

  ステアリングホイールはSクラスと同じデザインの、メルセデス・ベンツ最新世代のステアリングホイールが採用されています。上質かつスポーティなデザインとなっているほか、手を放さずに、ナビゲーションの操作や車両の設定などが行える、「タッチコントロールボタン」や、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」を設定するスイッチも備えており、操作性の向上にも寄与します。また、カラーがゆっくりと変化し続ける「マルチカラーアニメーション」を搭載した「アンビエントライト(64色)」を装備するなど、最新のメルセデス・ベンツモデル共通のデザインや装備を採用しています。

エナジャイジングコンフォート
  「エナジャイジングコンフォート」*2は各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽等のシステムを統合的にコントロールし、快適性を高めます。「リフレッシュ」や「バイタリティー」「トレーニング」の3プログラムから選択することが可能です。さらに、「エナジャイジングコーチ」機能を使用すると、高度なアルゴリズムに基づき走行時間等を加味したうえで、さらにGarmin®*3製スマートウォッチ(別売)を装着した場合は、ドライバーのストレスレベルや睡眠の質などの個人データも活用し、運転手をサポートするモードを提案します。

  また、シートクッションとバックレストのわずかな動きにより、着座姿勢の変更をサポートする「エナジャイジングシートキネティクス」が装備されます。
*2:全モデルにオプション設定。
*3:Garminは、Garmin社の登録商標です。

MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)
新型GLCのインフォテインメントシステムは、ダッシュボード中央に10.25インチのワイドスクリーンを標準装備しています。また、インストゥルメントクラスターの機能を持つ、高精細12.3インチの「コックピットディスプレイ」*4は速度計や回転計、ナビゲーションや安全運転支援システムなどの情報を表示することができるほか、表示モードは、クラシック/スポーツ/プログレッシブの3種類から好みに応じて選ぶことが可能です。
 メルセデス・ベンツAクラスに続き、新型の自然対話式音声認識機能を備えた、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しています。ボイスコントロールは「Hi(ハイ),Mercedes(メルセデス)」をキーワードとして起動します。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応しています。
*4:GLC220d4MATICにオプション設定。その他モデルに標準装備。

テレマティクスサービス「Mercedesmeconnect」を標準設定 自動車が通信することによりお客様の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービス「Mercedesmeconnect」は、「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償でご提供する「安心安全サービス」、「Send2Car」などを3年間無償でご提供する「快適サービス」の2つのサービスカテゴリーから構成されます。

「安心安全サービス」
-24時間緊急通報サービス:事故検知時(エアバッグ、シートベルトテンショナー展開時)
 または車内にあるSOSボタン押下時に、コールセンターが消防に連絡します。
-24時間故障通報サービス:ツーリングサポートが必要な際に、
 meボタンを押すとツーリングサポートセンターにつながります。

「快適サービス」
-リモートドアロック&アンロック:スマートフォンの操作で車両ドアのロック、アンロックができます。
-リモート(車両)ステータス確認:車両の走行距離、燃料計、平均燃費等の状態をアプリ等で確認できます。
-駐車位置検索:駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示します。
-Send2Car:スマートフォンから、ナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できます。
-ナビゲーションサービス:ナビゲーションの地図上に天気やガソリン価格情報を表示できます。
-USBオンデマンド地図更新:Mercedesmeから地図をUSBにダウンロードし、お客様ご自身で車にインストールできます。

  なお、Mercedesmeconnectサービスのライセンスの延長や、メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービスといった追加サービスはオンラインプラットフォーム「MercedesmeStore」にて購入可能です。

インテリジェントドライブ:最新世代の安全運転支援システムを搭載
新型GLCには「Cクラス」や「Sクラス」と同等の、最新世代の運転支援システムシステムが全てのモデルで標準装備されています。さらなる機能強化として採用された「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」は、対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、車速10km/h以内であれば自動ブレーキが作動します*5。対向車の検知は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って行われます。
*5:センターライン(実線、破線、白色、黄色いずれでも可)のある道路で、
  ドライバーによる進路変更の意思表示があり(ウインカー操作)、
  かつ車線境界を越えずに車両を停止させることが可能な場合。

パワートレイン
GLC220d4MATICにはEクラスにも搭載されている、最高出力194PS(143kW)、最大トルク400N・mを発生する、2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンが搭載されます。従来型のクリーンディーゼルエンジンより高出力化された一方、振動、騒音も低減されており、快適なドライブを実現します。また、シリンダーブロックと、ピストンに熱膨張率の異なる素材を採用することや、メルセデス・ベンツが開発した表面コーティングNANOSLIDE®を導入することで、摩擦を低減し効率性を向上しています。さらに、排出ガス浄化経路の短縮やsDPF(DPFwithSCRCoating:選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)を採用するなど、排気の浄化にも注力して開発され、欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制に適合したエンジンです。

  GLC3004MATICには排気量が2.0リッターとなる直列4気筒ターボエンジンを搭載しています。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を可能にします。従来のGLC2504MATICスポーツと比較して、最高出力が47PS(35kW)向上し、258PS(190kW)を発揮、最大トルクが20N・m向上し370N・mとなります。

  新型GLCは全モデルで、9速オートマチックトランスミッションを採用しています。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現しました。また、GLC220d4MATICとGLC3004MATICには、前後31:69の固定トルク配分となる4MATICを採用しています。

メルセデスAMG
  新型GLCには、メルセデスAMGが専用開発した高出力V6エンジンと、パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG4MATIC」を備えた「メルセデスAMG43シリーズ」とトップパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG63シリーズ」がラインアップされます。

  「メルセデスAMG43シリーズ」はターボの大型化と制御の改良により従来モデルより23PS(17kW)高出力化し最高出力390PS(287kW)となり、さらに伸びやかな加速を実現します。また、高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するMercedes-AMGが開発した四輪駆動システム「AMG4MATIC」を搭載しており、31:69とリア寄りのトルク配分により、スポーツ走行時などで強力なトラクションと安定感あるハンドリングを提供します。エクステリアは、「メルセデスAMG43シリーズ」として初めて、縦にルーバーが入ったAMG専用ラジエターグリルを採用しました。このグリルはモータースポーツに由来し、クロームメッキを施した垂直フィンの基本デザインは、1952年メキシコで開催された伝説の公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝したレーシングカー「メルセデス・ベンツ300SL」で初めて採用された由緒あるものです。リアには新しく、左右それぞれに「ツインラウンドテールパイプ」を装備することで、スポーティさを強調しています。また、新設計のフロント/リアエプロンは、空力性能の向上に寄与しています。インテリアには、新たに非常にスポーティなデザインの「AMGパフォーマンスステアリング」を採用し、ドライバーのパフォーマンスへの期待感を高めます。

  「メルセデスAMG63シリーズ」には、以前から採用されている、縦にルーバーが入った、AMG専用ラジエターグリルを装備し、インテリアには最新のAMGデザインのステアリングホイールが採用されており、スポーティな印象を与えるとともに、正確な操舵のためのグリップを実現するデザインとなっています。さらに、63シリーズの中でもハイパフォーマンスとなるSモデルには、ステアリングホイールから手を離さずに走行モードを変更することができる「AMGドライブコントロールスイッチ」が装備されます。右側のスポークの根元に位置するボタンは「Comfort、Sport、Sport+、Race、Individual、Slippery」など、ダイナミックセレクトの走行モードを選択することができ、左側はエグゾースト、サスペンション、マニュアルモード、ESPなどの調整を行うことができます。さらにSモデルに設定される「AMGパフォーマンスパッケージ」には、耐熱性能の強化と軽量化による性能強化を目的とした「AMGカーボンセラミックブレーキ(フロント)」と横方向のサポートを強化した「AMGパフォーマンスシート」が採用され、更なるハイパフォーマンスを追求しています。

  また、高性能エンジンのパワーを四輪に最適配分するメルセデスAMGが開発した新しい四輪駆動システム「AMG4MATIC+」を搭載しています。前後トルク配分が50(前):50(後)から0(前):100(後)の範囲で可変トルク配分を行うことで、ハイパワーを四輪へ最適に配分します。発進時はもちろん高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナーの立ち上がり加速などにおいて絶対的な安定性を誇り、思いのままのドライビングを楽しむことができます。また、「電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフ」を装備し、走行状況に応じてロッキング機構を電子制御することでトラクションを高め、コーナー出口での加速タイミングを早める、ブレーキング時の安定性を高める、発進加速時のトラクションを高めるなどの効果を発揮します。

 なお、新型GLCおよびGLCクーペには、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。

  また、メルセデス・ケア期間中には、ご希望のモデルを3回無料でご利用いただける週末貸出サービス「シェアカー・プラス」もご利用頂くことが可能です。

  さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンスプラス*7」をご用意しています。
*7:新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時の
  いずれか早い時点で終了となります。63モデルは対象外。

MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)

  対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)の最大の特長の1つが、人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えています。そのため、クルマ、ドライバー、乗員の間に心の結びつきが育まれます。その他のメリットとしては、高精細ワイドスクリーンコックピット(タッチスクリーン操作対応)や、自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールなどがあります。ボイスコントロールは「Hiハイ,Mercedesメルセデス」をキーワードとして起動します。

  標準装備される新型自然対話式音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明などの設定にも対応しています。

  従来の音声認識機能は命令語が決まっていて、ユーザーがそのとおりに発話する必要がありました。これに対してMBUXの音声認識機能は、自然言語認識機能の搭載により、事実上ほとんどの命令に従い、インフォテインメントおよび車両操作関連の文章を認識・理解できます。人間が機械に合わせるのではなく、機械が人間に合わせます。遠まわしな表現にも対応します。例えば、クライメートコントロールで温度を下げる場合、「温度24度」という明確な命令ではなくても、「暑い」と言えば理解します。

  また、学習能力も備えています。クラウド上のソフトウェアモデルによって新しい流行語を覚えたり、時代による言葉の用法の変化を学習したりします。

  言語支援機能の基本的動作原理は、音声入力からバックグラウンドノイズを除去し、圧縮して転送します。ボイスコントロールは、車載コンピューターとクラウドを両方使って音声をできるだけ正確に理解し、ユーザーの要求に応えるハイブリッドシステムとなっています。

  車載コンピューターとクラウドの両方でデータを評価し、それぞれ応答を送ります。システムはどちらの応答がより確からしいかを判断し、数秒以内に応答/反応します。このようなハイブリッド方式とした結果、MBUXは他の多くの支援機能とは異なり、インターネットに接続しない状態でも応答できるシステムとなっています。

  MBUXは高度な個別対応能力を備え、さまざまな設定を行うことが可能です。また、学習能力も持っており、ユーザーに合わせて適応します。

  MBUXに備わる予測機能は、人工知能を利用しており、ユーザーが次に何をしたいかを予測します。例えば、定期的に決まった電話番号へ電話をするユーザーに対しては、その時刻になるとディスプレイに相手の電話番号を「おすすめ」として表示します。また、決まった時刻にラジオを放送局に切り替える方には、この切り替えを提案します。

新型GLCに搭載される安全運転支援システムの詳細説明
「インテリジェントドライブ」 飛躍的に進化した「レーダーセーフティパッケージ」

高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況をより的確に把握することができるようになり、機能が大きく強化されました。

・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)*8
・アクティブステアリングアシスト
「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)*8」は、ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節します。減速が必要な場合、アクセルおよびブレーキを自動調整してスムーズに減速し、先行車が停止した場合は自車も停止します。また、新たに停止している先行車の検知も可能となりました。先行車および停止中の車両との距離が突然縮まった場合には、警告灯と警告音でドライバーに知らせます。

自動再発進機能も備わり、高速道路での渋滞時に自動停止した際、30秒以内に先行車が発進した場合は、ドライバーがアクセルを踏まなくても自動で再発進します(一般道では3秒以内)。30秒以上停止していた場合は、アクセルを軽く踏む、またはステアリング上のスイッチを使用して再発進が可能です。

「アクティブステアリングアシスト」は、車線のカーブと先行車を、車線が不明瞭な道ではガードレールなどを認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシスト*9します。

*8:アクティブディスタンス・ディストロニック(自動再発進機能付)
  作動速度範囲:0~約210km/h設定可能速度範囲:約20~210km/h
*9:車線が不明瞭な場合のアクティブステアリングアシスト作動範囲:0~約130km/h

・渋滞時緊急ブレーキ機能
  ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーで、先行車およびその左右の車線を監視します。突然渋滞の最後尾が現れた場合などに、前走車との衝突の危険を検知します。その左右などに回避スペースが無いと判断すると、即座に自動ブレーキが作動し、衝突回避または被害軽減を図ります。回避スペースがある場合は、ドライバーの回避操作を優先します。ただし、ドライバーが反応しない、または回避操作が遅れて衝突が回避できないと判断した場合には、即座に自動ブレーキが作動します。さらに、渋滞末尾で回避操作を行う空間的余裕がない危険な状況を検知して、通常よりはるかに早い段階でブレーキを自動で作動させる機能も搭載しました。

・アクティブレーンチェンジングアシスト
 高速道路を走行時にアクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーがウインカーを点滅させると3秒後に車両周囲を監視しているセンサーが他の車両などとの衝突の危険が無いことを確認し、安全が確認された場合に自動で車線を変更します。また、ドライバーがウインカーを作動させたときに周囲の状況により車線変更ができない場合でも、10秒以内であれば、システムが車線変更できるかどうか確認し続け、自動で車線変更を行います。その際、作動状況をマルチファンクションディスプレイに表示します。
*10:作動速度範囲:約80km/h~180km/h(一般道での利用不可)

・アクティブエマージェンシーストップアシスト
 アクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーが一定時間ステアリング操作を行わない場合、警告灯と警告音によってステアリングを握るよう促し、それでもドライバーがステアリング、アクセル/ブレーキ、タッチコントロールボタンの操作の反応が無い場合は、さらに警告音を鳴らしながら、緩やかに減速して停止します。また、車両停止後は自動的にパーキングブレーキがかかることで、後方からの衝突による二次災害を防止します。

・アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)<機能強化>
 対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、通常の車速範囲内であれば自動ブレーキが作動します*11。対向車の検知は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って行われます。
*11:センターライン(実線、破線、白色、黄色いずれでも可)のある道路で、
  ドライバーによる進路変更の意思表示があり(ウインカー操作)、
  かつ車線境界を越えずに車両を停止させることが可能な場合。
*12:作動速度範囲:約7~250km/h
*13:歩行者検知機能作動減速範囲:約7~70km/h
*14:作動速度範囲は、気象条件や道路状況等により変動することがあります。

・緊急回避補助システム
車両前方にいる車道横断中の歩行者などとの衝突の危険を検知すると、システムが正確なステアリングトルクを計算して、ドライバーのステアリング操作をアシストします。また、回避後の車線復帰も同様にサポートします。
*15:作動速度範囲:約20~70km/h

・トラフィックサインアシスト
一般道や高速道路を走行中、カメラが制限速度などの標識を読み取り、ディスプレイに表示し、制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意を促す機能も搭載します。

・アクティブレーンキーピングアシスト
フロントウインドウのステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告します。ドライバーが反応しない場合は自動補正ブレーキによって車両を車線内に戻そうとします。なお、破線の車線走行時には隣車線の車両もしくは対向車と衝突の危険がある場合にのみ作動します。
*16:作動速度範囲:約60km/h~200km/h

・アクティブブラインドスポットアシスト
リアバンパー左右のレーダーセンサーにより、車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアに車両や自転車がいることを警告します。さらに、30km/h以上で走行の際に側面衝突の危険がある時にはブレーキを自動制御して、危険回避をサポートします。追い越し車線に移ろうとして斜め後ろにいる車両に気づかなかった時など、ドライバーの不注意によるミスを予防し、安全な走行を支援します。
*17:作動速度範囲:約8~200km/h
*18:自動コース修正作動減速範囲:約30~200km/h

・PRE-SAFE®プラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
 リアバンパーに設置されたレーダーセンサーが後方のクルマを監視して車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、インジケーターによりドライバーに警告します。自車が停止中で後続車が十分に減速しない場合は、後方からの衝突に備えてブレーキ圧を高めます。これにより玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートします。さらにシートベルトテンショナーも作動させ、衝撃の影響の低減を図ります。

・PRE-SAFE®サウンド
 システムが不可避の衝突を検知すると、車両のスピーカーから鼓膜の振動を抑制する音を発生させ、鼓膜の振動を内耳に伝えるあぶみ骨筋の反射収縮反応を引き起こします。この収縮によって衝撃音の内耳への伝達を軽減します。

ドライバーを支援するその他のシステム
・ドライブアウェイアシスト
 車両前方もしくは後方1m以内に障害物があり、その方向に進むギアを選択した場合、アクセルを強く踏んでも時速2km/h以上の速度が出ず、警告音により障害物が近くにあることをドライバーに知らせることで、誤操作の可能性があることを警告します。
*19:停止した際に、一旦Pにシフトした後、DかRに入れる必要があります。
  通常走行中に停止し、Pにシフトせずに再発進をする場合は、本機能は作動しません。
*20:時速2km/hで走行し、警告にも関わらずドライバーがブレーキを踏まない場合は障害物に衝突します。
*21:停止した際に障害物から1m以上離れている場合、本機能は作動しません。

・アクティブパーキングアシスト
 約35km/h以下で走行中、超音波センサーが左右の最適な駐車スペースを自動で検出し、縦列駐車、並列駐車スペースへの出入りの際にドライバーをサポートします。自動操舵・ブレーキ・シフトチェンジ・速度コントロール機能により、自動で駐車します。複数の駐車スペースを選択することもできます。ブラインドスポットアシストとの組み合わせで働く「リアトラフィックアラート」は、並列駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意を促すとともに、必要に応じて自動でブレーキを作動させます。

・マルチビームLEDヘッドライト(ウルトラハイビーム付)*22
 ステレオマルチパーパスカメラと4つのコントロールユニットにより、理想的な配光パターンを毎秒100回の頻度で解析することで、片側84個のLEDを高精度に正確に配光します。道路標識の反射が起こらないように前方を照射することや雨天時に路面からの反射を抑えドライバーに見やすい視界を提供することも可能です。さらに、対向車の眩惑防止はもちろんのこと、カーブを検知すると前もって配光パターンを制御し、カーブの先を早めに照らすことで安全性を高めます。
*22:GLC220d4MATICとGLC3004MATICにオプション設定。その他モデルに標準装備。








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