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世界初の 燃料電池プラグインハイブリッド自動車 「GLC F-CELL」を発表【メルセデス・ベンツ日本】

2019年10月23日

世界初の 燃料電池プラグインハイブリッド自動車

「GLC F-CELL」を発表

 ・ 燃料電池自動車でありながら、充電も可能なプラグインハイブリッド
 ・ ヨーロッパと日本でのみ販売

 メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都品川区)は世界初の燃料電池プラグインハイブリッド自動車「GLCF-CELL」を発表します。なお、お客様への納車は2020年中頃を予定しております。

 GLCF-CELLは、水素を燃料にして発電し、その電気を動力とする燃料電池自動車でありながら、プラグを介して充電したり、回生ブレーキにより発電した電気をリチウムイオンバッテリーに蓄電し、その電気を動力とすることもできる、世界初の燃料電池プラグインハイブリッド乗用車です。本モデルは、先進的技術への関心が特に高く、かつ水素ステーション網が整備されている、ヨーロッパと日本でのみ販売される予定です。 パワートレイン
 GLCF-CELLは、リアシート下部と、センタートンネル部に合計約4.4kg*1の水素を充填することができる水素タンクが配置され、水素のみでの航続距離336kmを達成*1しています。世界標準となる700気圧タンクを採用し、水素補給時間はわずか3分と、ガソリン自動車の給油時間とほぼ同程度となります。また、プラグを介して6.0kW*2までの交流普通充電を利用したり、回生ブレーキにより発電した電気を車体後部に搭載される13.5kWhのリチウムイオンの高電圧バッテリーに充電することができます。これらの電源から供給される電力により、最高出力200PS(147kW)、最大トルク350N・mを発生するモーターを回転させ、動力を得ます。

  2つの電源を持つことにより、加速の最初期は高電圧バッテリーに充電された電気を使用し、その後、燃料電池で発電された電気を主に使用するなど、それぞれの特性を理想的に活用することが可能となります。

  また、日常の短距離走行は水素を使用せず、充電された高電圧バッテリーの電気で電気自動車として使用したり、水素が不足した場合でも水素ステーションまで充電された電気で走行したりするなど、まだ先進的である燃料電池自動車の実用性を向上することが可能となっています。

*1:欧州仕様車のWLTPでの試験結果のため、日本仕様とは異なる場合があります。
*2:日本における使用で想定される200V・30A充電の場合

ドライブモードとシステムモード
  GLCF-CELLは、特性の異なるさまざまなドライブモードを備えることで、電力消費率や、快適性、アジリティなどを変化させることができます。搭載されているドライブモードは以下のとおりです。

•コンフォート:デフォルトのモード。快適性を重視するとともに、
       理想的なクライメートコントロールを実現するモードです。
•エコ    :効率重視で電力消費率を抑えるモード。
•スポーツ  :スポーティな走りに最適化したモードです。

また、4つのシステムモードは、燃料電池と高電圧バッテリーの連携関係を調整するものです。

•ハイブリッド:燃料電池と高電圧バッテリーの両方を電源として使用します。加速の最初期は高電圧バッテリーに
      充電された電気を使用し、その後、燃料電池で発電された電気を主に使用するなど、それぞれの特性を
      理想的に活用することが可能となります。
•F-CELL : 燃料電池を電源として使用し、高電圧バッテリーの充電状態を一定に保ちます。
      特定の走行条件に備えてバッテリーを満充電しておくには、水素のみで走行するのが理想です。
•バッテリー :高電圧バッテリーを電源とする100%EV走行を行い、燃料電池は使用しません。
       短距離走行に最適なモードです。
•チャージ : 高電圧バッテリーの充電が優先されます。
      (水素補給の前にバッテリー充電を行って総航続距離を延ばす場合など。)

デザイン
 エクステリアには、EQブランドを象徴するブルーのアクセントがフロントグリル、サイドスカート、リアバンパーに採用されます。また、サイドには「F-CELL」のロゴが入ったブルーのデカールが装着され、燃料電池自動車であることが一目で分かるようになっています。アルミホイールはEQCにも採用されている、ブルーのアクセントが入り、空気抵抗の低減にも寄与する20インチ10スポークアルミホイール(ブルーアクセント)が装着されます。さらに、フロントバンパーはクリーンなイメージの専用デザインとなっており、GLCの中での差別化も図られています。

パッシブセーフティ
  安全基準は内燃機関を搭載する車両と同じく、法的要件よりさらに厳格なメルセデス・ベンツの社内基準に沿っています。特に衝突に関わる要件は、「現実に即した安全性」の基本思想に基づくものとなっています。通常のテストをはるかに超える、システムレベルにおける追加のコンポーネントテストを実施しています。

テレマティクスサービス「Mercedesmeconnect」を標準設定
  自動車が通信することによりお客様の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービスMercedesmeconnectは、GLCF-CELLには「24時間緊急通報サービス」などを車両の保有期間を通じて無償でご提供する「安心安全サービス」、Send2Carなどを3年間無償でご提供する「快適サービス」、メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービスを1年間無償でご提供する「おもてなしサービス」の3つのサービスカテゴリーから構成されます。

「安心安全サービス」
 -24時間緊急通報サービス:事故検知時(エアバッグ、シートベルトテンショナー展開時)
  または車内にあるSOSボタン押下時に、コールセンターが消防に連絡します。
 -24時間故障通報サービス:ツーリングサポートが必要な際に、meボタンを押下すると
  ツーリングサポートセンターにつながります。

「快適サービス」
 -リモートドアロック&アンロック:スマートフォンの操作で車両ドアのロック、アンロックができます。
 -リモート(車両)ステータス確認:車両の走行距離、平均燃費等の状態をアプリ等で確認できます。
 -駐車位置検索:駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示します。
 -Send2Car:スマートフォンから、ナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できます。
 -リモートセットアップ:プリエントリークライメートコントロールの遠隔設定や、
  充電状況がアプリ等で確認可能です。

「おもてなしサービス」
 -メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービス:車内から専用ボタンを押すだけで専門の
  オペレーターが24時間365日対応します。
  ✓ 車載された通信モジュールを利用し、ナビゲーションの目的地を設定
  ✓ レストランやホテル等の検索・予約サポート*3メルセデス・ベンツ正規販売店の検索・ご案内
  ✓ 緊急時の病院の案内など

*3:施設により本予約と仮予約のいずれかのご提供となります

 なお、Mercedesmeconnectサービスのライセンスの延長は、オンラインプラットフォーム「MercedesmeStore」にて購入可能です。

メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。

 なお、GLCF-CELLには、新車購入から4年間または150,000kmのいずれか早い方まで、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。

 また、メルセデス・ケア期間中には、ご希望のモデルを4回無料でご利用いただける週末貸出サービス「シェアカー・プラス」もご利用頂くことが可能です。

メルセデス・ベンツ GLC-F-CELL (欧州仕様)








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