マレーシアのタイヤ工場新棟を竣工、稼働【TOYO TIRE】

2019年10月7日

生産キャパシティを2倍へ拡張
マレーシアのタイヤ工場新棟を竣工、稼働

TOYO TIRE株式会社（本社：兵庫県伊丹市、社長：清水隆史）は、マレーシアのタイヤ工場「TOYO TYRE MALAYSIA SDN BHD（マレーシア・ペラ州、以下、TTM）」において新しい生産工場棟を去る10月3日（木）に竣工し、生産を始めましたのでお知らせいたします。

（左：清水社長挨拶の様子　右：テープカットの様子）

TTMは、2013年5月に操業を開始し、以来、東南アジアのみならず北米、欧州や日本などの世界市場に供給するグローバルハブとしての機能を果たしています。当社は中期経営計画（中計’17）の中で「タイヤ事業の利益極大化に向けた事業基盤の強化の実現」を方針として掲げており、これに向けた施策の一つとして位置づけるもので、当社が競争優位性を有するピックアップトラック/SUV/CUV 用を中心とした大口径タイヤの供給体制をさらに強化するものです。

10月3日の式典には、マレーシア政府の国際貿易産業省Dr. Ong Kian Ming副大臣や駐マレーシア日本総領事などの来賓や地元関係者、取引先など約200名をお招きし、当社関係者とともに新棟竣工を祝いました。

当社代表取締役社長清水隆史は式典でこれまでのご支援に感謝の辞を述べるとともに、「TTM新生産棟では当社の最新技術を搭載し、IoTを駆使した次世代タイヤ生産オペレーションの構築にトライしていく」ことを宣言しています。

新工場棟のキャパシティは、既存工場棟（年産約500万本*）と同等規模（年産約480万本*）を有し、10月より生産を開始し、順次生産設備の増強を図りながら、第1ステップとして年産240万本*まで生産供給量を高めていく計画で、北米向けにSUV用大口径タイヤの生産供給を補完し、マレーシア工場全体として品種構成をより厚くしていく予定です。

*乗用車用タイヤ換算

（ご参考）
■マレーシアタイヤ工場（TTM）について

TTMは、北米のタイヤ生産工場「Toyo Tire North America Manufacturing Inc.」でフル活用している当社独自のタイヤ製造工法「A.T.O.M.」の要素技術を導入し、ユニフォーミティ*に優れた高品質かつ高性能な付加価値の高いタイヤを生産・供給しており、マーケットから高い評価を得ています。現工場棟は年産500万本（乗用車用タイヤ換算）の生産能力を有しており、これに隣接して同規模の工場棟を建設できる敷地を予め取得しています。

*ユニフォーミティ：寸法のほか、重量や剛性といったタイヤに求められる要素の均一性（バランス）

（TTM）