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オフロード四輪車の新たな楽しみ方を提案するトレイルアドベンチャービークル「TERYX KRX 1000」を北米向けに新発売【川崎重工業】

2019年10月8日

川崎重工は、成長を続けるスポーツ用オフロード四輪車市場に、新たな楽しみ方としてトレイルアドベンチャーをコンセプトとする「TERYX KRX 1000」を投入し、2020年モデルとして新発売します。2019年10月上旬よりアメリカとカナダで順次発売を開始します。

近年、スポーツ用オフロード四輪は北米を中心に需要が増加し、今後も成長が期待できる市場となっています。川崎重工のスポーツ用四輪車ラインナップに新しく加わった「TERYX KRX 1000」は、レクリエーションで楽しまれているTERYXシリーズの中でも、新たに林道や岩場をはじめとするオフロード環境でのスポーツ走行に主眼を置いた、トレイルアドベンチャーのためのモデルです。TERYXシリーズで確立された強靭性、耐久性、信頼性を継承しながら、新開発のエンジンとフレームにより、優れた走行性能と高い快適性を実現しています。

999cm3水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブエンジンは、強力なパワーとトルクを生み出すとともに、CVT(無段変速機)と自動遠心クラッチの組み合わせにより、扱いやすいエンジン特性を実現。
車体は、フレームをROPS(ロールオーバープロテクションシステム:転倒時保護構造)と一体化した構造にすることで高剛性を実現。サスペンションは、高性能のショックアブソーバーユニットとロングタイプのサスペンションアームを組み合わせ、優れた路面追従性、悪路走破性を確保しています。
また、高さのあるドアとバケットシートを備えたキャビンは、快適な乗車空間を提供します。

1.主な特長
(1)エンジン

①リヤマウントされたコンパクトな新型エンジン
エンジンは、バランサーシャフト及びウォーターポンプのレイアウトの工夫などによりコンパクト化しました。また、リヤマウントの配置は広い乗車空間の確保を可能にし、キャビン内の熱やノイズの低減にも貢献しています。

②CVTと自動遠心クラッチ
新型エンジンが生み出す強力なパワーとトルクは、CVTと自動遠心クラッチにより滑らかに駆動輪に伝達され、過酷な悪路を走行する時でも、極低速時における繊細なスロットルコントロールを容易にします。また、安定したエンジンブレーキは、急傾斜を下る際などに効果を発揮します。

③パワーモードセレクション
ドライバーの好みや走行状況に応じて、フルパワーモードとローパワーモードの切り替えが可能です。

④2WD/4WD切り替えシステム&フロントデフロック
電子制御の2WD/4WD切り替えシステムとフロントデフロックを採用し、路面状況や走行状況に応じて、走行中でも駆動方式やディファレンシャルギヤ固定/解放の選択が行えます。

(2)車体

①ROPSと一体化した高剛性フレーム
フレームは、当社の先進的な構造解析技術により、ROPSを強度部材としても使用。これにより、応力が分散され、最適な剛性バランスと高い耐久性を実現しています。

②オフロード走行に適した車体構造
ロングホイールベースとワイドトレッド、大きめのキャスター角の組み合わせにより、走破性、走行安定性、快適性を向上させています。また、逆台形の車体下部形状、余裕を持たせた最低地上高などにより、車体底部と路面の接触や、障害物への乗り上げのリスクを低減しています。

③ロングストロークサスペンションと大径タイヤ
サスペンションには、高性能のショックアブゾーバーユニットとロングタイプのサスペンションアームを採用。優れた減衰性能と大きなホイールトラベルを発揮し、障害物を容易に乗り越えることが可能です。また、15インチのアルミホイールに装着された高強度の大径31インチタイヤは、高い耐パンク性能を実現、走破性のさらなる向上に貢献しています。

④信頼性を高める各部の堅牢な作り
エンジンと車体は、当社独自の厳格な強度・耐久性基準をクリアしています。また、車体下面を耐久性の高いスキッドプレートで覆い、加えて車体下部の重要部位にはスチール製のプロテクションを配置することで、保護性能を高めています。

(3)デザイン・装備

①圧倒的存在感を放つスタイリング
タフでアグレッシブなフロントビュー、ワイドでスリークなボディワーク、フロントからリヤへ流れるようなフォルムと、全身がスタイリッシュなデザインを採用しています。高い位置にレイアウトされたフェンダーがロングストロークのサスペンションを強調し、高いオフロード走破性を期待させるなど足回りでは機能美を追及しています。

②快適性とホールド性を高めたシート
ハイバックタイプのバケットシートを採用。最適化されたヒップサポート形状、長く広いシート座面が、乗員の疲労を軽減します。背もたれ部分は、快適性とスポーツ走行時のホールド性を両立。ドライバーの体格に合わせてシートの位置とハンドルの角度を調整することも可能です。

③ドア
開口部が広いドアを標準装備。また、アームレストを備え、快適性を向上させています。

④多彩なアクセサリー
合計50種類にも及ぶ、様々なアクセサリーを用意。使用用途や好みに応じてカスタマイズが可能です。 

  








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